メカニックの仕事風景
PANヘッド間違い探しを差し置いて今回は忘れぬうちにまたまたネタ回、管理人の失敗シリーズを書いてみる。
だが自称できるメカニックである管理人なので、正直失敗談は…履いて捨てるほどある。でも成功事例に比べれば…たくさんある。その中でも個人的に記憶にバッチリ残っているのを書き留めておこう。
ネタとしてはこの辺が近いかなっと。
完全なおもしろ文章なんで、あんまり参考にならないかもしれないけど、疲れた時に読んでもらってあーあるわーとでも思っていただければ幸いである。
ここでもちょっと書いたけど、過去に色気をだしてレギュレーターの配線をイグニッションに突っ込んだことがあった。
この時の同期はなんでことはない、レギュレーターの配線ってキーでの制御してないから基本繋がりっぱなしだよな~
そうだ!ならイグニッションに突っ込んでしまえばキーOFFで電気ながれなくなるんじゃね?俺天才!(←バカ)
と、思ったんである。
思い立ったが吉日とばかりにシコシコとバッテリーにつないであるレギュレーターの線を外し、キーのイグニッション側に配線をマウント、意気揚々とエンジンをかける。
バッテリー電圧を測ると当然であるがバンバン充電している。こりゃー次から配線引く時はすべてこの方式だな!俺天才!(←バカ)と思ったのもつかの間、とりあえずエンジン切ろうとイグニッションをOFFにしても…なんか調子悪そうにしつつもエンジンはかかりっぱになっている…
一瞬何が起きたかわからなかったが、なんのことはない。アイドリング程度の回転でも発電系くん達は健気に仕事をし、コイルにシコシコと給電し続けたのであった。
この時に空ぶかしすると結構絶好調にエンジンが回り、お~すげ~!(←バカ)などと関心していたが、ふっと気がつけばさっきひらめいた天才的配線は全くの無意味どころか極めて有害だったことに気が付きそっと涙を流し、プラグコードを引き抜きエンジンを止めたのだった…
この時ちょっとぴりっと刺激を感じたのは汗か涙で湿っていたせいだろう。
管理人がそろそろ脂も滴るいい感じで熟れてきた頃の話である。季節は冬で時間は夜。
何故か夜中にシコシコとショベルヘッドの腰下をなにかしている時の話。
その時多分だけどエンジンO/Hの最終段階で、カムカバー内を組んでいた。
ばらした事がある人ならわかるけど、ピニオンシャフトはエンジン側から
オイルポンプギヤ→変なカーラー→ピニオンギヤ→ピニオンギヤナットの順に部品がはいり、それらを最後のピニオンギヤナットで締めて固定ってかはずれないようにする。
組むこと自体はそれほど難しくも無いんで、なんとなく組んで最後のナットを締めたものの、真ん中に入るカーラーが何故かスラスト方向にカパカパ動くのである。
本当はここは結構動くんで、問題無いんだけれど何故か当時までの管理人はここが動く事を知らなかった。
なんだこれー動くなー締め付けが甘いのかテーパーがおかしいのかーもうちょっと締めてみるかー(←バカ。しかもちょっとグタっている)などと思い更にそこから軽くトルクを足す。
当然変化はなく、この頃よりもしかしたらまずいんじゃないのかなどと思い出す。
あーだめかーババッ(←もうインパクトで締め出した。バカ)まだだめかーババッ(←なにも考えていない。バカ)これでどうかなーババッ(←バカ)と数度繰り返すと…
バキッ!!!
と、深夜の作業場に快音が響き渡った。
お察しの通り、締めすぎた事でピニオンギヤが割れてしまったのである…
その後、泣きながら詳しい人に電話。彼いわく
あーそこ!そこは普通に動くよ!それよか今飲んでいるからこれから来m…
などと言いやがる奴の電話をそのまま切り、管理人は深夜の倉庫でシコシコとピニオンギヤを探すのであった。
まだまだ管理人が若かった頃。
当時一緒に働いていた人が話ていた事がきになってた。
彼が国産メカニックだった頃CB750FBだったかな?そのカムカバーを外して、エンジンをかけたらオイルが数メートルの高さに吹き上がり、工場内がえらいことになったとの逸話である。
若くまた好奇心も旺盛な管理人はよしゃーいいのにならEVOのロッカーカーバー外してエンジンかけたらどうなるんだろう…(←バカ)などと思った。
しばらくして、そんな絶好の機会が訪れるのである!
かる~い気持ちでカバー組む前にエンジンかけてみよーぜー!(←バカ)などとのたまい、周りの了承を得て颯爽とエンジンをかける運びとなった。
当然のり一発なんで、なんの準備もなくただ純粋にロッカーカバー外してかけるだけである。
ついにその時はきて、セルボタンを押しエンジンを始動する。
でない…全くオイルっ気が無い…
おいおい、こんな程度のオイルかよ…こりゃーバルブ周りの潤滑足りてねーんじゃねーの?ハーレーさんよ~~~(←バカ)などと思い、よしゃーいいのにアクセルをひねった瞬間
シュッ!!!ババババババ!!!びしゅー!!!!
と爽快な音と共に景気よくオイルが吹き出した!
当然作業場は阿鼻叫喚の修羅場となる。飛び散るオイル、飛びまくる怒声、そしてなぜか声高らかに笑い狂うあいつ(←バカ)。
この後、またまた半泣きになりながら、まるでおしっこ漏らした後の小学生のような惨めな気持ちを思い出しながらシコシコと飛び散ったオイルをふくのであった。
こんな感じでたくさんの失敗と実験を繰り返した私の恥ずかしい失敗談はいかがだったろうか?
他にも触るとどれ位で錆びるかとか、プリマリーにオイルを通さないとどれ位でチェーンが伸びるかなどの狂気の沙汰としか思えない実験や、命に別状がありそうな失敗もあるが今回はこれぐらいにしておきます。
きっと他のバイク屋さんや車屋さんもこれぐらいの失敗談はゴロゴロしているはず(俺にはわかる。ここに登録している方々の様々な失敗を)なんで、みんなでブログに書いてみましょう!
てことで終わり!
プロアンサーでは配線を実験してホーンが鳴りっぱなしになり困った事のあるバイク屋、車屋、塗装から機械加工屋まで質問に回答してくれるプロの方を募集中でーす!
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