ダイナsの始動性について
管理人さんいつも拝見させていただいています。ダイナSの始動性について質問なのですが、ダイナSは始動性がよいとよく聞き変えてみたのですが、自分はケッチンはバシバシくるわ、来なくても全然うんともすんとも言わないわで、30分ぐらい蹴ってようやくかかる感じです。暖気後は2、3発でかかるのですが、冷寒後はまた、格闘してます。組み付けがわるいのでしょうか?81年ショベル、Eキャブです。
御教示願えればと思います。
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なるほどー
ちなみにダイナSのときには走りに影響がなかったんでしょうか?
始動性に悪影響を与えるレベルの不良がダイナSにあるなら、走行にも影響があってもいいとおもいんですが・・・
ちなみに個人的なダイナSの故障事例を3つあげます。ダイナSの故障は大体この3つです
- エンジンはかかるが暫く走ると止まる
- 真ん中のピックアップ磁石が入っていなくて、そもそも火が飛ばない
- そもそも火が飛ばない
以上です。構造はポイントに毛が生えた程度なものなので、こんなものしか無いです。当然点火時期を制御する機構も有していないので、その辺に悪影響を与えることもありません。
エンジン異常燃焼でリアのみシリンダーヘッド交換
ご愁傷さまです・・・
ヘッド交換が必要なほどの異常燃焼とかよほどのことですよ。ヘッド自体は当然ですがものすごく冷えます。ピストンが異常燃焼によって部分的に溶けたのは見たことありますが、ヘッドが異常燃焼が主原因でだめになったのは見たことありません。
ヘッドがだめになるケースであるのはヘッドガスケットが抜けてそのまま走ってしまったケースです。
これだと排気がヘッドのガスケット面を通過してしまい、ヘッドを溶かしてしまうってのがあります。
また、点火タイミングが原因だったとしましょう。
ハーレーの、ポイントやダイナSの場合はフロントもリアもタイミングについては一蓮托生です。リアが遅くなればフロントも遅くなる。
キャブも同様で、点火と燃調についてはフロントとリアは同様ではないですが、構造上の理由以外では燃焼は同じ条件になりやすい。
仮に点火時期調整の不備だったとしてもなぜフロントが無事だったのか?というのが疑問ってか興味のあるところです。見たことのないケースなので、気になるって感じでしょうか?
つか異常燃焼は体感できましたか?
基本的にヘッドに交換するレベルのダメージを与えるほどのノッキングだのデトネーションとかの異常燃焼は高負荷時に起きるものであり、アイドリングなどではおきません。またショベルなどの空冷エンジンであればより体感しやすいってか、音が聞こえます。
ヘッドにダメージを与えるレベルであれば間違いなく体感できると思うのですが・・・
あと、
ダイナSの真ん中磁石の向きを変えると変わる
これはない。アレの位置は決まっていますが、たしかに180度回して組むことも可能です。回して組むと調子が良くなるってのは今まで間違った位置で組んであったということにほかなりません。
また、間違った向きで組むと確かに異常に始動性が悪かったり色々しますが、それ以前にまともに走りませんよ。
点火のタイミングもすっちゃかめっちゃか、進角もしないじゃのって一発で異常とわかると思います。
向きもちゃんと見ればこうやって組むんだと言うのは分かりますし、なによりバイク屋さんが何度かみているとなればなおさら大丈夫でしょう。
ともかく、個人的にはケッチンが来るなら点火が早すぎると思うだけですし、その上で走りに以上があるならガバナと真ん中のローターを疑います。
ダイナS本体なんぞ火を飛ばすためだけの機械です。あれがタイミングに影響を与えることは無いので、交換するとかは原因を見極めてからです。
色々やってみてください。その上で納得する原因を探していくべきです。なにせヘッドが逝っていますから他になにかトラブルが潜んでいる可能性があります
またまた、謎が解けてきまして大変助かります。リアエンジンが逝って腰下周りから破片回収して、ショップにて全てチェック済みと伺ってます。故障した時は燃焼室での異常燃焼、ピストン穴あき、プラグの頭も飛びました。後はタペットのガイドローラーも経年劣化で交換しました。私も点火時期の問題だけでは無いとは思っていて深く同意します。オイルポンプは2年前にs&sに交換しまして、オイル交換もこまめにしてましたので、綺麗だったようです。それこそ、エンジンが熱をもつようになってからはオイルチェックすると粘度が保たれてないように思えて月1で変えてました。タペットスクリーンもその時に掃除していたのでゴミ詰まりは無いと思います。
白煙を吹くようになってからエンジンが熱をもってるなとは思いました。バルブの音も以前とは変わっていて不気味
これはバルブ周りのトラブルかな?異常燃焼では無いとおもう・・・
リアだけオイルがいってなかった
これもあんまり無い例です。ってのはショベルの場合、リアのエキゾースト側からオイルが通ってそのあとフロントまで回ります。RExからIN、フロントのINからEXへと一本道です。
ロッカーアームシャフトに何らかのゴミが詰まったりしてリアにだけオイルがいかないとかも考えれられないことも無いのですが、こうならないようにヘッドやリフターに行くオイルはタペットスクリーンなるフィルターを通して大きいゴミが絶対にいかないようになっています。
こんな理由によりヘッドでオイルが問題を引き起こす場合大体がフロントからかなと思います。
ともかく点火時期の問題だけじゃなくてまだなんか潜んでいるような気がします。
ヘッド、しかもリアが異常燃焼によってバルブ周りががちゃがちゃになるほどに発熱したのであればフロントもピストンも無事では無いはずです。
今一度トータルで、腰下も含めてチェックすることをおすすめします。特にオイルポンプのチェックは必須かとおもいます。
始動性に悪影響を与えるレベルの不良がダイナSにあるなら、走行にも影響があってもいいとおもいんですが・・・
これについてですが走行には特に支障は無く強いて言えば、加速が少し悪い感じはしました。点火時期が早いとするとアクセルのつきはいい気がするんですが、この辺も謎です。
仮に点火時期調整の不備だったとしてもなぜフロントが無事だったのか?というのが疑問ってか興味のあるところです。見たことのないケースなので、気になるって感じでしょうか?
異常燃焼は体感できました。白煙を吹くようになってからエンジンが熱をもってるなとは思いました。バルブの音も以前とは変わっていて不気味には感じていましたが、ショップに聞くとすぐにどうこうじゃないから、とりあえず乗っててと言われ…
管理人さんのおっしゃる通りフロントが無事だったのが私も謎です。リアだけオイルがいってなかったともチラッと言ってました。シリンダーヘッドはバルブ周りがぐちゃぐちゃで再利用不可だったみたいです。
磁石の向きはやはり問題なしですか…走行は問題なかったのでまともな位置で入ってると認識します。
ケッチンは点火時期ですか、現在たまにケッチン来る程度のものですが、アクセルのつきもさほど良いように感じないのは何故なのか…リアだけ組み変えたからまだ馴染んでないんですかね。まだ、慣らし運転中なんで、ひっぱるような事はしてませんが、前ほどのパワフル感を感じない今日この頃です。
いつも詳しい説明ありがとうございます!ちなみになんですが、今はあまりにもかからないので以前のポイント点火に変えました。するとほぼケッチンは来なくて、空キックからのオンで、2.3発でかかります。
話が逸れるのですが、去年の11月頃エンジン異常燃焼でリアのみシリンダーヘッド交換、バルブ周りやらピストンやら諸々交換してバイク自体は調子の良いように感じます。ちなみにダイナsもそうですが、作業は全てショップに任せてます。それで異常燃焼の原因の一つとして私が点火時期を遅くしたから、起きたのだと、ショップから伺いました。これはショップに、ケッチンからから自分で触ってみてと言われたからです。それで異常燃焼が起きたから今度はダイナSにしようってなったのが事の経緯です。ですがケッチン来るし全然エンジンかからないから、ポイントに戻して今にいたります。何処かのネット情報でダイナSの真ん中磁石の向きを変えると変わると見たのですが、その辺も気になる所です。キックは管理人さんのおっしゃる質より量作戦でやってます!
30分キックとか無理です・・・
ハーレーのキック始動のブログでも書きましたが、からキック含めて10回踏んでかからなければ異常を疑います。
ツー事でピーさんのバイクは現状は異常事態ですと判断しちゃいます。
まずダイナSの性能って点。
確かにポイントにくれべれば強い火を出すことが可能ですが、それは高回転での話です。また、適正なプラグギャップを取らなければでかい火は出ません。
つまりプラグも変えず対して回さなければポイントと何ら変わりなく、体感することはまず無理だと思ってください。
また、プラグギャップを変更するかプラグそのものを変更して火花をデカくしたとしましょう。でもそれでも性能が変わったと体感することは難しいでしょう。
ちょこっと火花をデカくするよりマフラーの詰め物やエアクリ見直したほうがよほど効率的です。
またダイナSは点火のタイミングはポイントのそれと一緒です。肝心なタイミングはガバナで取るってのは変わらない。
要するに公道でちんたら走る分には始動から性能まで体感することは原理的には難しくキック始動程度の極低回転ではポイントと同等のパワーなので、なぜダイナSが始動性に対して有利なのかってのは個人的に原理がわからないので無いんじゃないかと思っています。
つーかダイナSの仕組みで一番ポイントより進化した部分って高回転域で安定した火花が出せるってとこなんですが、対してぶち回さないハーレーのエンジンでは必要なのかどうかものすげー疑問です。
まずはここまで。始動性に限ってはダイナSを頭からすてて考えましょう。
次に
自分はケッチンはバシバシくるわ、来なくても全然うんともすんとも言わない
と、ありますが、これってケッチンが激しく来る時そそうじゃない時があるってことでしょうか?
ケッチンは点火時期が早い場合にガンガンきます。これは点火時期ですので、環境には依存せず必ず一定の位置にいます。つまり点火時期は早い場合だとどんな条件でも2回(まぁ3回でも4回でもある程度一定の割合で)踏めば1回はケッチンが来る感じです。
だとしてもケッチンがきまくる以上はまず点火時期が早すぎるってのが一つ疑えます。
次にEキャブです。
こいつも決してキック始動との相性がいいキャブとはいえません・・・
SU大先輩やリンカート師匠とかのキック?足なんか要らねーよ?手で降ろせよ。つまりつっぱりな?的な化け物級の始動性を持つキャブは別として、純正ケイヒン軍団やFCR等のフラットバルブなどなど並み居るキャブ達を退けてやっぱり始動性が悪いと感じるのがS&Sキャブ達です。
以上の事により多分キック始動時に以下の様なことが起きていると思いす。
点火時期が早くてケッチンが起きてしまい、うまく始動が出来ないところに低速が苦手なEキャブがガソリンをガバガバ送るもんだから、燃焼室内が燃焼に不利な状態になってにっちもさっちもいかないところでバンバンキックを踏んでいるから始動性が悪い。
ってとこでしょう。
まずは適正な点火タイミングをとってプラグを入れ替え、ガソリンが古いようなら新品へ。
ここ最近ですが、個人的体感でなーーーーんかガソリンの劣化が早い気がする。3ヶ月ぐらいでなんか燃えづらくなるような気がする。あくまでも感覚ですが・・・
今一度キックスタート時に原理と理屈を見つめ直し、適正が量のガソリンを送れるようにする。多分思っているよりたくさん送り込んでもOK
こんな手順でとりあえずやってみましょう!