ガソリンコックの向きについて
こんにちは
FLHの純正タンクなのですが、ガソリンタンクとコックの接続部からガソリンが漏れてきました。コックを回すようにして増し締めしたところ漏れは止まりましたが、コックレバーが明後日の方向を向いてしまいます。(これ以上締め込むとネジ山を痛めそうです)
良い塩梅で正面を向いてくれる時はよいですが、今回のように運悪く締め込みトルクと向きが噛み合わない場合はどうすればよいのでしょうか?シールテープを噛み込ませて調整ですかね?
アドバイスよろしくお願いします。
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FLのコックってあれですよね?22mmのでっかいナットが真ん中にあって確かコック側が逆ネジ、タンク側が正ネジのやつ。
それかもっと古いテーパーネジになっているやつかな?
FLHってことで、22mmの付け方を説明します。
まずアレはコックを回してつける物じゃないんですよ。あのでかいナットを回して占めます。締め直すには中のガスケットとかの確認もあるので、まずはタンクからガソリンを抜きます。
その上でコックを外しでかいナットの中にあるシール何かを確認しましょう。
ここが問題なかったらいよいよ取り付け。まずはコックにでかいナットをちょっと、一山ぐらい欠ける。
ここでそっとタンクにコックとでかいナットをあてがい、今度はうまくタンクにナットをかけます。
この時いたずらに回しすぎるとコック側がどんどん閉まるってかナットの山がかかってしまい、最終的に締めしろがなくなってしまいます。タンク側にうまくナットがかかるまで回し続けるんじゃなくて、山がかからなかったら戻す、またやる・・・を繰り返し、うまくナットをかけましょう。
両方浅くナットがかかったら今度はコックを回らないようにしてナットを締めていきます。これで適当にトルクを変えればOKです。ただし思っているより締めすぎなくてもいいはず。
あのでかいナットなので締めたくなるとは思いますが、そこまでのトルクはいらない。なんならコックがちょっと動くぐらいでもガソリンは漏れません。
ここまでが純正のFLとかショベル分割タンクのコックの取り付け。
で、更に古い車両とかカスタムタンクについているテーパーねじの場合。
テーパーネジの場合はシールテープを巻きます。これはおまじないみたいなもんで必須では無いです。で、コックを回して締めますが、タンク、コックともにしっかりしていれば思いの外ゆるゆるでもガソリンもれません。
ここはってかテーパーのネジは結構みんな締めすぎる傾向があります。エボとかのミッションやプライマリーのドレンボルトがこれなんですが、締めすぎてガバガバになっちゃってるのを多数見かけます。締めすぎるとこんな感じで壊れるんですよテーパーねじは。で、そこまで締めなくてももれません。
修理は同じくガソリンを抜いてコックを外す。
ネジ山とからら古いシールテープ等を完全に除去(超大事)。そこから再度組み直してください。多分治りまっせ
22mmナットってあったかな?と思って現物を見たら確かにありました!ナットとコック間は回したことがなくシールテープも年季が入って良い色になっていることもあり、ナットはコックの一部品と勘違いしていましたが、別部品であり教えていただいたように使う(そのためにナットの片方は逆ネジになっている)のですね。
早速バラして掃除してから締め付けてみます。ありがとうございました!