メカニックの仕事風景

メカニックあるあるあれこれ

久々のうれし恥ずかしネタ回である。
書いてあるのは全てがネタであるが、しかし、残念ながら事実を元にしてある。

ここにも書いたがメカニックっていうかバイク屋ってのは実に自分勝手のな生き物である。
そんな社会不適合者ギリギリの我らが如何にしてお客様から預かったバイクやクルマなどの納車までこぎつけるか、その際の心理的葛藤と行動様式を詳らかにしよう。

読まれるメカニック諸兄にあれ?俺の事見てた?と思っていただければ(?)幸いである。

それでは書いていってみよう。

突然何かに目覚める

どこかの宗教よろしくある日突然ものすごく気になるものができる。
この気になるものが仕事と関係無い物であればそれほど実害は無い。だがしかしこれが仕事関係のパーツや新しい技術だとさぁ大変である。

まずは真剣に調べる。んで、調べれれば調べるほど良いものに思えてくる。
挙げ句にお客さんに勧めてみたりもする。この勧める時の心の中の構成比は…

好奇心=60% 本当に良いものだと思っている=30% ちょっと不安=7% もしかしたら儲かるかも=3%

と、まるで小学生に新しいゲームを与えた時と同じような心持ちとなる。
ここを読んでいる方でもバイク屋さんに”新しい何か”を勧められた方も多いことだろう。安心してほしい。ほとんど下心などなくただ良かれと思って言っているだけである。ちょっとうざいかもしれないけどその時は聞き流してほしい。

この時は失敗なんてするはず無いと思っているが、いざお客さんが付けるとかやるって言い出すと一気に不安になったりする。
で、やっぱりやめましょうとか言い出しりするのである。

そして没頭しだす

他にやることあるのに、興味を持った作業に突然没頭しだす。
そりゃもう凄い勢いで寝食忘れて没頭したりする。

やっている間はもちろん今やらなきゃいけないこと、例えば明日の車検の準備とかはしっかりわかっている。しかしやってしまうのである。

もちろん邪心まみれの勢い作業がうまく行ことは稀で、終わったあと(つーか失敗した後ってほうが正しい)に3分ほど茫然自失とした後に何かのせいにして軽く怒ってみたりする。
だがしかし悪いのは100%己自信である。

そしてこんな勢い作業でもたまに成功してしまう。
このうまく言った時の快感は凄まじいもので、さっきまでの出来ないかも…なんて弱気な心はどこ吹く風、誰も見ていないのにほれ!見たことか!俺すげえええええええええ!!!!などど虚しい自画自賛をつぶやきまくる。
で、挙句の果てに仲のいい人に写真とって自慢とかしちゃう。突然わけのわからん写真を送られてもいい迷惑であるが、相手も同じ穴のなんとやら。あー、こいつまたやってるよ…などど思うが、安心しろ。お前も同じ事をやっているのである。そして似たようなモン同士だから細かい事は気にしない。

だがしかし、うまくいっても行かなくても時間は猛烈に過ぎ、仕事のリミットは無慈悲に近づいてくるのであった。

で、突然バイクに乗りたくなったりする

バイクに乗るだけじゃなく、ストレス解消と称して他の事をやりだす。

乗りたくなるだけならいいが、実際に乗ってみたりする。重症の場合そのままちょっと旅でる猛者もいるが、破門級の外道行為でありお勧めできない。

もちろん自分のバイクだったりもするが、その多くは納車間近でもうちょっと試乗が必要なバイク達に白羽の矢が当たるのである。
だがしかし、他の納車待ちのバイク達はまだまだ作業を必要としており、正直このタイミングで試乗している場合ではない。でもふっと乗りたくなるのである。これは現実逃避の一環なんだろう。

バイクに乗った後、時間が無いことに気がついて猛烈に後悔したりもするがもはや後の祭りである。この頃からいよいよいわゆる「ケツに火がついた」状態へとなる。
もちろん反省する。ここから頑張って作業もする。
だがしかし反省だけなら猿でもできるって言葉どおりでまた1ヶ月ほどすると同じ事を繰り返したりするのである。

なんとかその日予定していた作業が終わるともう大分遅くなっていたりもする。そしてまた反省するのであった。

夜は比較的ぐっすり寝る

で、朝起きると同時になんかいろいろ考え出す。
んで、試したいことが出来たり良い解決方法がひらめいたりとこの朝の一瞬で物事が決まったりすることもある。だがしかし仕事を始める頃には綺麗サッパリ忘れていたりする。
この時ばっかりはがっくりと落ち込むが、もう一度考えるとなんとなく似たような事が思いつく。だけどなんかしっくりこないんである。
こんな時にメモの重要性を再認識したりもするが、なにか閃くのは朝の散歩だったり運転中だったりするのでそもそもメモが取れない。というより反省だけしてやっぱりメモの準備をしていなかっりする。
まさに反省だけなら猿でも…を繰り返すのである。

終わりに

なんか書いてて虚しくなるっていうより、マジでただのヤバイ人みたいな気がしてきたからこのへんで辞めます。
何度も言うがここに書いてある内容はある程度事実に則しているが、ネタである事を忘れないでほしい。

つーわけで終わり!


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