バックラッシュ との戦い
前回はココから
減速比二回目になる。前回では算数計算式をいっぱい書いて疲れたが、減速比とタイヤの外周が分かればエンジンの回転数で一体何キロでるのかってのを計算してみた。
あの計算は頻繁にするもんじゃないけど、2次減速比を体当たり的に変更する場合にたまにやる。もしくはホイールサイズの変更時なんかでもはたして今の減速比でいいのかって確認したりする時もあったりする。
まぁ、あんな方法で適当に速度はだせますよってことを知っておいて損はないだろう。
今回はまたまたハーレーの、しかも4速ミッションでのみ通じる狭い話になると思うけど、具体的な事書いてくよ。
と、いっても3つしかないんだけどね。
ここではあくまでの4速に限ってのリヤとフロントのスプロケットとチェーンの説明をしていく。
4SP用のフロントスプロケは1936年から1985年までの49年間で種類は実に2種類しかない。
1936~1979年までののそれ以降用の2種類である。
見分け方はなんだろ、軽くオフセットしているっぽいのが79以前用でツルッとなんの段もなく、かつロックワッシャー止めるためのネジ穴がついているのが80UP用である。
ただし、歯数には無数の種類があり、現在ではざざっと20Tから26T程度までは普通に手に入る。
ただし、サイズがたくさんあるかとすべてのサイズがすべてのミッションにつくわけでもない。
まず一番古い所謂メカニカルトップ(1936~1964年前後)のミッションでは基本的に市販されているすべてのスプロケがつくと思っていい。とくに干渉するところがないからだ。
次に1965年から1978年までのラチェットトップはチェーンによるけど確実な安全パイは23Tまで、24Tはチェーンによってはラチェット部分にあたってしまう事がある。
このいざつけようと思ってつけたらあたって悲しい思いをする前にこの辺はよく注意しておこう。
79UPのロータリートップはもうちょい大きいのまで行けるけどこれも25T程度が限度とおぼえておこう。まぁ流石にこれ以上大きいのは入れることないと思うけどね。
メカニカルトップだの何だのって一体そりゃなんなんだ!って思う人用にちょっとまとめてみた。RKへのリンクを貼っておきます。面白いよ)ので問題ないんだけど、更に同サイズでもノンシールとシール入がある。
このシールがあるかどうかなんだけど、基本的にてか絶対にシール入のものを使ったほうがいい。ノンシールは良くて1年程度しか持たずすぐにのびてしまう。
対してシール入はメンテナンスが良ければ本当に何年も、乗る距離によるが10年近く使うこともザラにある。またフリクションやノイズの点でも有利なので特別な理由がなければシール入を基本としよう。
んじゃノンシールはいつ使うんだって話だが、ノンシールチェーンはシールチェーンに比べると幅や高さが小さいって特徴があるので、カスタムやなんかやらかしてシールチェーンの大きさが邪魔な場合に仕方なく使うもの程度に考えておこう。
ただし、このシールチェーンも最近はどんどん小さくなっていっているので、将来的にノンシールチェーンの出番はバイクではなくなるかもしれん。
部品はこんな感じで豊富な互換性があり、結構選びたい放題なんだが、車種ってか条件によってはフロントとリヤのスプロケに制約があることがわかってもらえただろうか?つーかわかりづらいのでちょと箇条書きしてみようとおもう。
となってくる。
この辺を踏まえると結構自信のバイクでは制約が多いことがわかるだろう。
最後に大体どのぐらいの減速比を目指すかを書いておく。ただし、これ完全に管理人の好みなんで前回の方法を参考に自分の目指す回転とスピードのバランスを見直してみよう。んで、回転低くするのもエンジンパワーとのバランスもあるからやりすぎに注意。
で、管理人の場合、ショベルのエンジンも車体のノーマルであれば大体2.043程度が好き。
ノーマルより圧倒的に軽くなるカスタム(リジットフレーム、お前のことだ)なら1.87前後、もしストローカーとか排気量をいじるなら1.84とかそんな感じになるかと思う。
この数値、ノーマルのミッションであれば結構低い数値になるんで、発進の時はそれなりの長い半クラが必要になるレベルだと言っておこう。
まぁあくまでの参考値ってことで!
今回はこれで終わります!
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