アーリーショベルの点火時期について
こんばんは、アーリーショベルの点火時期調整について質問させて下さい。
車体を購入した時からS&S製スーパーストックイグニッションモジュールを使っています
カムカバーからオイル漏れがあり治してた所リバースローテーションギアが手前に浮いてきてしまい、
デスビのギヤとの噛みが外れてしまって位置がわからなくなったのですが
クランクがどの位置の時にピックアップローターの切り欠きをどこに合わせれば良いのでしょうか?
お忙しいとは思われますがご教授下さいます様お願い致します。
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S&S製スーパーストックイグニッションモジュール
いいですねー。今ガチガチにアーリーショベルオーバーホールしていたんですが、点火をコレに変えてクランクへ行くオイルをエンドオイラーに加工してみようかな、とかニヤニヤして作業してました。
はどうでもいいとして、クランクの位置はフロントの遅い時の点火時期になります。
まずは圧縮行程にあることを確認して、タイミングホールを除きつつ点火タイミングマークを出します。
マークってなんぞ?
状態であれば検索するとかなり親切に絵付きで解説されているサイトがありますので、そちらを参考にしてください。
クランクの位置が決まったらデスビをエンジンに固定し、イグニッションモジュールを止めているネジを緩めてデスビ上で回します。
で、回していって点火ランプ(多分赤)が点灯したらそこで止めて終了です。
モジュールが載っているプレートをネジの切り欠きいっぱいに回しても赤ランプが点灯しないとかなら、デスビを一度引き抜き(完全に抜くのではなくギアの噛み合いが外れる程度ぬく)、ギアの歯を一丁ずらして見るなど多少の工夫は必要ですが、基本は
フロントの点火タイミングマーク(多分BTDC5°)に合わせてそこで赤ランプがつくように調整
コレだけです。参考にしてください
お忙しい所アンサーありがとうございます。
ピックアップローターに切り欠きが2か所ありますが赤ランプは正規の方でしか光らない様になっているのでしょうか?
反対の方の切り欠きでも反応して光ってしまうのではないかと思い質問させて頂きました。
なるほど
そっちですね。
えーっと、ローターの切り欠きが2つあるのはフロントとリアのタイミング用で両方とも必要で正規です。
このため確かに両方ともランプは光ります。
ハーレーのポイントでもこの手の電子制御機器でもなんでも一緒なんですが、点火のタイミングを取る場合は基本はフロントです。これは現在のM8などでも同じ考えでフロントがあってリアはそこから何度ずらした位置で点火するか?がハーレーの基本となります。
なので一番最初の回答に書いた方法はあくまでフロント側でやってください。
んじゃどっちの切り欠きがフロントのタイミングを司るほうなんだよ!
となる人もいると思うので、見分け方を書いておきます。
まず2つある切り欠きのどっちでもいいんですが、一つの切り欠きを真上(12時の位置)に持ってきてください。
この時、残りの一つの切り欠きの位置が8時の位置にあるならば今真上を向いている切り欠きがフロント担当です。
8⃣時の位置になく、4時の位置に残りの切り欠きがあるなら今12時の位置にある切り欠きはリア担当で、4時の位置にいるのがフロント側・・・ってなります。
この辺はポイントのヒール形状を見るとより理解が深まるんですが、電子制御ローターの場合はこんな風に見ることができれば充分でしょう。
これで点火時期マークを出したところでフロントの切り欠きが通過したときにランプが光るように調整してください。
仮にリア側の切り欠きでセットしますと、まぁまずエンジンが掛かりません。壊れるってことはほぼ無いので失敗を恐れずトライしましょう