ロータリートップ4速T/Mオイル漏れ
お世話になっています。
表題の件、80FXWGの4速トランスミッションミッションのオイル漏れについて質問させてください。
オイル漏れが多く、オイルシールを外したところ穴が2つ空いており下の穴からオイルが出てくる状態になっていました。
当方、4速T/Mは今回が初めてでこれが正しい状態なのかがわかりません。いくらオイルシールがあれどコレは漏れるでしょっ!と思っているので穴を塞ごうか迷っています。
アドバイスよろしくお願いいたします。
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その穴はふさいじゃ駄目ですよ
確かにその穴からオイルがでて来ますが、その穴はベアリングの隙間とかから出てきたオイルをケースに戻す仕事もしています。
もし塞ぐと出てきたオイルの行き場がなくなりおそらくですが、シールの上端までオイルが溜まることになるんじゃないかと思います。こうなれば更に漏れる量が増える事必死でしょう。
この4速ミッションのオイル漏れ、たしかに構造的欠陥から出てしまう側面があります。
この構造的欠陥はスプロケットスペーサー(スプロケの後ろに入れるあれデス)とスプロケットをがハマる溝部分にオイルをシールする機能がなく、漏れてくるってものです。
これをなんとかするためにサンダンスやゾディアックなどからリークレススペーサーとソレを入れるための専用のシールなどが販売されています。
ただこれの注意点としては本来入るあの大きなシール部分対策ではないってこところです。
あの大きなシールや、メインドライブギヤとメインシャフトの間のシールから漏れる原因はベアリングやブッシュの減りからくるシャフトなどの遊びが大きくなり、シールが抑えられる範囲を超えてこれらがブレる事で起こります。
つまり完全に治すにはミッションのオーバーホールってなります。
ローターリートップの時代になるとメインドライブギヤを支えるベアリングが・・・名前忘れましたがまぁクリアランス調整不可となってしまい、物によってはガバガバになってしまってむしろ前期型ミッションより修理が難しく、漏れやすい傾向があります。
この辺はラチェットトップより耐久性で劣ると言われているロータリートップ同様、コストカットによる影響なんだとおもっていますが、これも当時のハーレーの状態を考えれば仕方のないことでしょう。
つーことであの穴を塞いではだめ!根本的に治すのであればシャフトとメンドラのクリアランスをつめ、ガバガバと動かないようにしてやる事!になります。
ちなみにきっちり組んだミッションであればそこからオイルはもれず、オイルが入っているのかどうか不安になるレベルでオイル漏れは止まります。
シールが経年劣化で減ったとしても、また交換すれば元通り。走行距離にもよりますが10年ぐらいはオイル漏れ対策不要になります。
回答ありがとうございます。
やはり意味のない穴など無いですね。
勉強になります。
リークレススラストスペーサー、デュオシールナット使用しても漏れてくるのでシャフトの振れ等確認してみます。
ミッションを降ろして単体で放置してみるとリークレススラストスペーサーと大きいオイルシールの間から漏れているようだったので、すでにオイルシールのリップがメインシャフトの振れによって追従できない位、変形してしまったかもしれません。
ありがとうございました。