HSR42キャブセッティングについて。
いつも参考にさせていただいております。
今までシャベルハイカムのみ1340、Eキャブ、ダイナSで乗っていたのですが、路線変更しまして
ハイコンプ&ストローカー、HSR42、ダイナ2000にして慣らし運転を終えたのでキャブセッティングをしていきたいのですが(ナラシ期間はスタンダードで付いてくるジェット165?で普通に走れていました)
全開でメインジェットから決めていかないといけないと思うのですが、何番程度から初めていけば良いですか?
200番程度から初めていけば壊れる程薄すぎる事は無いかな?となんとなく思っていますがいかがでしょうか?
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ハイコンプストローカーかー
ぶんまわし仕様って感じになるのかな?点火時期のセッティングも結構煮詰める必要があると思いますが、頑張ってみましょう。
で、キャブセッティングですが、メインジェットは後回し、一番最後です。
いろいろなところで書いていますが、キャブセッティングでの基準は回転数やスピードではなく基本としてあくまでスロットル開度に依存します。
このためメインジェットが本来の仕事をし始めるスロットル開度1/2以上になる前に・・・
エアスクリュー
スロージェット
スロットカッタウェイ
ジェットニードル形状全般
と、何個もセッティングパーツを通ってからやっとメインジェットの出番が回ってきます。これらを先にやっつけないとセッティングとしてあっているかどうかの判断が極めて難しくなり、メインのセッティングにたどり着けないことが往々にしてあります。
更に、HSRやFCRなどを代表する強制開閉可変ベンチュリー式のキャブの場合は固定ベンチュリーの純正バタフライやEキャブとは違い、メインジェットが仕事する場面が公道ではほとんどありません。
こうなると必然的に優先度はさがっていきます。
んじゃどこを優先してセッティングを出すかというと、これはもう断然ジェットニードル(以下、めんどいからニードルで)となります。
このニードルの受け持ち幅は非常に広くて、スロットル開度1/4から3/4程度を受け持ち、スローからメインの橋渡し的役目があります。
スロットル開度の受け持ちから見てもわかるように、実際の公道における加速、高速道路での走行ではこのニードルがほぼものをいうと思ってください。
また、一般的な速度域(60~80km/hとか)でのパーシャル巡航ではほぼスロージェットで走っていたりします。
この辺のしっかりしたジェット受け持ちがあるからこそ、この手のキャブがハイパワーかつ少燃費だったりする所以です。
んじゃ実際のセッティングはどうするか?
まずはアクセルに適当にしるしをつけて、走行中に一体どれだけスロットルがひらいているかをわかるようにします。
全閉(アイドリング)が0で全開が10として自身がわかりやすいようにメモリを書きましょう。
そしてセッティングが終わるまで加速ポンプを殺しておきましょう。これが出ていると何がなんだかわからなくなっちゃいます。
次にスロットル開度1/4以下で走るようにしてスロージェットのセッティングをします。
スローが終わったらいよいよニードルです。
ニードルは以下の値があの一本に込められています。
- 長さ
- テーパー角
- テーパースタート
- 太さ
これらを総合して一体どこがどのように作用しながらを理解し、走り込んで正しい種類を選択します。
これがねー、FCRやCRなどのケイヒンは半端ない種類があるんですよ。組み合わなんですが、10や20じゃきかなかったはず。
このニードルの作用を熟知していないとセッティングは出せませんし、CRなどのセッティングがむずかしいと言われるのがこのせいです。
ただし、細かくセッティングができるので、FCRがHSRよか早い!って言わるのはこの辺があるのかもしれません。
が、HSRやではこんなに種類が無い(せいぜい5種類程度だったかな)ので適当にどこで濃くて薄いのかなんとなく感じていきましょう。
ちなみにクリップステップは真ん中にしておきます。これは最後の仕上げ位置を変える感じになります。
そして最後にいよいよメインジェット・・・となるわけです。標準が165番なので、まずはこれでいいでしょう。仮に薄かったとしても壊れるほどぶち回し続けるような環境じゃないと思うので、これでいいですよ。
と、ここまでやれば多分満足する結果になると思います。
長くなりましたが、参考にしてください。