マグネトー点火のキック始動
マグネトー点火にてキック始動をしている動画を見かけるのですが、とてつもなく苦労して掛けているように思います。ここまで掛かりが悪いのは普通なのですか?管理人さんの経験上は、いかがなものでしょうか?
マグネトー式はバッテリー、コイル、ガバナーが不要になるという点がシンプルで良いと思ったのですが、掛かりが悪くなってしまっては、もともこうもないような気がするのですが、軽量化?レース目的?のために作られたものですか?
それで気になったのですが、ガバナーがなくなるという事はマグネトー本体を手で左右に動かして進角を調整しているのですか?
マグネトー点火にするメリットは、どのような事が考えられますでしょうか?
よろしくお願いします。
まずマグネトー化のメリットですが、現代においては見た目以外のメリットは全くないです。
マグネトーが現役当時はたしかに火花も強く、バッテリーもいらなくなるのでその点はメリットでした。
灯火類がいらないサーキットのような環境であれば回すのに重たい発電機やこれまた物理的に重たいバッテリーをはずことができ様々なメリットが有りました。
でも現在ではマグネトーなんかより優れた点火システムが沢山ありますんで、性能的なメリットはありません。
で、点火のタイミングですが確かに手で回して取ります。ただ最近の新品は中にガバナーとまでは言わないまでも始動時には点火のタイミングを遅らせる機能が入っているものもあり、固定してつけておくことが可能になっていますね。コレも始動した直後は色々な理由によりカチカチと音を出すことがあるので、良し悪しだと思います。
始動についてですが、しっかりとした儀式と点火時期がでていればそれほど苦労することもありません。気持ちの上で構えてしまいますが、ほとんどポイントと一緒ですよ。
ただし、これはバッチリなコンディション、新品での話です。
中の発電機が弱いとか、構造上湿気に弱いのでちょっと濡れている、湿っているとかだと途端に始動がおちる…なんて話も聞いたことがあります。てか落ちますw
と、言うわけでやっぱり現代においては性能的メリットは0!!っと言い切れます。