プロクラッチが外れてしまう!
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ひえー
まずナットが緩む原因です。
まずはフロントプーリー。これはプーリー側のスプロケットシャフトにハマる部分のスプラインが減っていると思ってください。
スプラインが減っているとナットを締めてもエンジンの回転とかエンブレとかの力でどうしてもプーリーが動きます。
この動きがナットを緩めるんですね。
一度外して確認することをおすすめします。フロントプーリーが緩むと後ろのステーターローターも緩み、エンジンに当たったりステーターコイルと接触、摩擦で煙が出たり猛烈に破損したりとろくなことがないので要チェックです。
次にクラッチ側。
これもフロントと一緒です。ミッションのメインシャフトとクラッチハブのテーパーがあっていなくハブが動くためナットが緩む感じです。
ここも確認が必要です。一度ハブキーなしでハブナットをバッチリ閉めてその後すぐにハブナットを外します。
これでポロッと外れる、もしくは手で簡単に外れるとかだとちょっと問題です。
で、クラッチ側は減っていてこうなるってことはまずなくて、そもそもミッションのメインシャフトかクラッチ側の初期不良でテーパーがあっていないってことが極稀にあるんですよ。
プロクラッチではちょっと経験がないのですが、リプレイスのノーマルタイプハブでは何度かあります。
また、メインシャフトでもメーカー問わずあります。
後は再生したメインシャフトです。
純正のメインシャフトに高質メッキを施し、おそらく円筒研磨によってシャフトを再生したものです。
これがクラッチハブにハマるテーパー部分にもやられていて研磨が甘いのかそもそもメッキするほど痩せていなかったのかは確認していませんが、ともかくテーパー角が変わってうまく圧入にならないケースです。
もしこれらが問題ないようであれば・・・運かな・・・
写真の傷は多分外れたときに空回りってか当たって減ったんだと思います。ネジが閉まっていれば基本的は擦れないので、傷が作ってことは異物の混入ぐらいしかないはずです。
で、
違う会社が作っているシャフト、ハブでピタッとあうわけないすよね
いやいや。合いますよ。普通ならちゃんと合います。でもですねーそこに不良品とかその手の要素がたまに入ってくるんですよ。
ここの加工自体はそれほど難しいものじゃないですし、何よりも精度が命なので各社、台湾などの無名リプレイス品も含めてしっかり作っているんですが、極稀に不良品が入っていくる感じです。
今回はミッションオーバーホール後ってことなので、メインシャフト交換しているのかな?
もしかしたらそこが・・・って感じです。
特に再生品なら要注意。何台か駄目なの見たことあります…