ブローバイからなぜオイルがでるのか?
よくよく自分のブログを見て見るとあんまり古いバイクの事書いていないことに気がついた。
つーことで何回に分けて(わかれる気がする…)ショベルヘッドなるエンジンが乗っていたハーレーについて書いていってみよう。
ただし歴史だの作られた台数だのはざっくり触れることはあるが中心にはならない。あくまでもメカニックとして年式によってどんな変更があったかを適当に買いて行ってみます。
例によって記憶だけで書いていく。調べもしないので、嘘もあるかもしれないが、自信がないところは「かもしれない」とか「たぶん」とか適当にぼかすと思う。
なんで当然のように間違いや抜けはあるだろうが、許してださい。
ショベルヘッドはハーレーが1966年から1985年の19年間に作っていたビッグツインカテゴリーのエンジンの通称名で、ハーレーが名付けた名前ではない。
途中1200から1340㏄への変更や、足回りやメーター等、ハーレー部品以外の部品メーカーのものを取り入れ、後に続くエボリューションへの基礎となる形態を築いた。
だがしかしそれと同時に買収劇にによる従業員のモチベーションの低下や、決定的資金不足により品質低下や新機構の取り入れが遅れ、ハーレーダビッドソンの「でかい、遅い、壊れる」のイメージを決定づける不遇の時期に製造されていたものである。
晩年、このイメージの払拭にハーレーは全力を尽くしたが、未だにこの時についたイメージは残ったまままで、もはやハーレーダビッドソンの遺産とも言えるだろう。
このように華々しい歴史を持つハーレーダビッドソンにおいて、ショベルは一番の暗黒期といっていい頃に製造されていた。いわばハーレーの中のおしんの幼少期ような存在である。
同時にスポーツスター(ショベスポとかアイアンスポーツなどと呼ばれている。このアイアンスポーツのアイアンはヘッドが鉄でできているから。)もそれなりに意欲的な改良を施されいているが、本稿では面倒なんでほとんど触れないでおこう。
所謂アーリーショベルと言われているモデル。
形としてはパンの上にショベル乗っけちゃいました的な感じだけど、中身は結構変わっている。
見た目でもガソリンタンクの巨大化やバックの形状変更など割とガラっと変わったイメージだっただろう。
でたてのモデルってことでわずか3年の製造だったが、1年ごとにキャブを変更するなどのウルトラCをやってのけた稀有な存在でもある。
また、こっそり67年にリアブレーキが厚くなってたりとにくい改良も施された。
以降、ここを比較の出発点として書いていく。
ここで大改良が施され、ショベルからEVOまでのあのスタイルになる。所謂レイトショベルとかコーンショベルと言われているモデルの誕生である。
ロッカーカバーからOEM番号の刻印が消え、ロッカーアームのエンドナットがマイナスから後期まで続くヘキサになった。
またこの際にロッカーアームのネジピッチがなぜか変更、このためエンドキャップには互換性がない。現在ではアーリー用のロッカーアームシャフトの新品はない(といってもこのエンドキャップのネジピッチが違うだけなんで後期のやつも問題なく使えるよ)ので、純正のマイナスキャップを使いたい場合は十分な注意が必要だ。
ケースの変更と共に発電方式が直流から交流に変更され、プライマリー内のダンパーが一部改良されている。
ジェネレーターまわす必要がなくなったので、ギヤケース内は一気に簡素化、静音やメンテナンス性に一役(詳しいことは過去記事にて)かった。またオイルポンプも見直されているよ。
今回はここまで!やっぱり思い出しながら書くんで時間かかります。ミッションまでいれたら…やめとこ
てことで次回に続きます
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