ハーレー用のキャブを語れ!--SU編--

SUキャブ…一世を風靡し、そして落ちていった不遇のキャブ

書けと言われたわけじゃないけど、今や日陰に追いやられ下手すりゃ厄介者扱いされつつあるSUキャブについていろいろ話す機会があったので、その続きで 書いてみようと思う。

SUキャブてなんだ?

かなり長い歴史をもち、たぶん60年代後半からあったんじゃないかと思う。聞いた話だとMINI(車だよ)のカスタム部品として作られたとかどうとかって話は聞いたことが あるけど、詳しい発祥はわからない。

ただ、その性能とおそらく見た目も手伝ってハーレーに着ける人が現れて、これはいいってなってハーレー用のkitが発売されていった…んだろう。

今のSUはEliminatorⅡと命名されている。現在でも昔と変わらずRivera Primo,Inc が販売している。
んじゃⅠは?って思うんだけど、見た事ないんだよね。相当古いか若しくは車用のやつとの差別化のためにⅡと付けたか。
興味のある人は調べてみてください。

このSU、最近ではめっきりお目にかかることが減ったが、管理人がハーレー屋で働き始めたおよそ20年以上前はすさまじい装着率で、管理人は1年程ショベルの純正 キャブだと思っていたほど。

SUキャブの特徴としてはおそらく当時は珍しかった負圧式可変ベンチュリータイプのキャブだってこと。
負圧式可変ベンチュリーってのは負圧の力(エンジンが空気吸い込む力)によってガソリンと空気の計量に大きな意味を持つベンチュリー(ちょっと違うけど キャブの内径だと思っておおよそ間違いない)の径を変化させることにより、低負圧の際にも適切なガソリンを供給できる機能を持ったキャブの事だ。

この負圧式可変ベンチュリーを持つハーレー用の主だったキャブって実はこのSUキャブと純正のCVキャブぐらいしかない。
SUキャブはともかくとして、純正のCVは日本のKEIHINが作った傑作機で、ハーレー以外でも 本当にいろいろな数多くのバイクに純正採用されている事からもわかるように、この可変ベンチュリーキャブはよくも悪くも非常に乗りやすく、またラフなアクセル ワークにも対応する素晴らしい機構である。

ただし、この負圧ベンチュリー、乗り手の都合で上下するわけではないのでダイレクト感に欠けるのが欠点か。

と、ここまでにしておきます
せっかくかいたんで、中途半端だけどアップしちゃえ!

その2に続く…

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