94FLSTCハーレー、M/Tオイルがプライマリーへ、、?
94FLSTCに乗っております。
ミッションオイル量を基準値より150mlほど多く入れてしまい、レベルゲージのOK範囲より油面が上になってしまいましたが、まぁいいかと思いそのまま乗りました。
しばらくしてプライマリーオイルも変えようと思いダービーカバーを開けたところ、前回規定値ピッタリ(クラッチプレートぎりぎり)まで入れたあったはずが油面が高くなっており、測ってみたところ約130mlほど多く入っていました。
まさかと思いミッションオイルレベルゲージを確認したところ、OK範囲内まで落ちておりました。
まさかプライマリーケースに流入したか?と勘ぐり、
M/Tオイルを一度抜き、水平状態でもう一度M/Tオイルをゲージを見ながら&奥まで行くよう時間をかけながら入れ、そこから再度150ml多く入れ、プライマリー油面は再度規定値に戻して数十キロ走ったところ、やはり同じ現象が起きました。
ちなみにM/Tオイルの漏れはありません。
前置きが長くなりましたが質問です。
ミッションケースとプライマリーケースは完全別体という理解なのですが、ミッションオイルがプライマリーケースに流入することはあり得るのでしょうか??
スポンサードリンク
細かく見てますねー。
でも多く入れたオイルはよしとできるのはミッションとプライマリーオイルの役割を理解しているからかな?と思います。
で、ミッションオイルがプライマリーに混入するかどうか?
これがめっちゃ入ります。
確かにケースは完全に分離されオイル入れる場所も抜く場所も違うので、まず行かなさそうですが、メインシャフトがミッションの中からプライマリーにぶっさっさっています。
メインシャフトは完全に中空で、ここにクラッチのプッシュロットが入っているんですが、この穴を通ってミッションオイルがプライマリーに流れていくんすよ。
でも普段はそんなにながれません。
ミッションが作動中、エンジンが掛かっている時はミッション内の油面は猛烈に下がります。ギヤが凄まじい勢いでオイルをかき上げるためです。
で、エンジンが止まってサイドスタンドで停車しているときバイクは左に傾き、プライマリーが下、ミッションの右側は上って感じの角度になります。この時通常のオイル量であればメインシャフトのミッション側先端はオイルの上に出ているためオイルはメインシャフトに入ってきません。
オイルもプライマリー側によるためですね。
でも今回のようにオイルが多いとメインシャフトの先端がオイルより出ない、もしくは結構ひたひた状態だとそのままプライマリーにオイルが流れていくことになります。
他にも走っていれば多少のオイルの移動はあるはずです。
このメインシャフトは5速ミッションになってからかな?ちょっと定かではないんですが、4速ミッションにあったオイルシールがなくなりました。
これはクラッチが湿式になりプライマリーにオイルを貯めるようになって、上記のような構造ももっているので多少のオイルの行き来は構わないという設計変更の末だと思います。
ってことで、ミッションのオイルがプライマリーに行くことも、また構造上その逆も起こりえます。でも大丈夫です。気にせず乗りましょう!