ショベル4速ミッション スペーサーの摩耗/コルクワッシャーの役割について
こんにちは。ショベル4速ミッションについて教えてください。
79前期の4速ミッションなのですが、オイル漏れが気になり試しにメインシャフトオイルシール廻りを分解してみたところ、写真(スペーサー/オイルシール/コルクワッシャー)のようにスペーサーが段付き摩耗していました。
ベアリングやミッションと触れてしまっているのだと思うのですが、本来であればここは接触するはずがないところなのでしょうか?それとも、ある程度の接触/摩耗は許容される箇所なのでしょうか?
また、今回初めて分解してみてこのあたりの構造を目にしたのですが、コルクワッシャーの必要性(役割)がよく分かりませんでした。なんの役割なのでしょうか?(メインシャフトオイルシールのスラスト方向の位置決めとかでしょうか?)
宜しくお願いします。
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79年か
えーっとまずスペーサーですが、多分その段はもともとだったような気がします。年式によってちまちま変わるのでちと不正確ですが確か年式によってはスペーサー裏に段があったはずです。
で、ここが減るか減らないか、こすれているかどうかですが、まぁ大体これ擦れて傷ついてますよ。
本来であればあんまりこすれてほしくない場所なのですが、構造上どうしようもないので、ある程度の傷や摩耗は普通だと思ってください。
まして79年ということなので、メインドライブギヤ周りの構造がぐったぐたなのでなおさらだと思います。
続いてコルクワッシャー。
こいつは翌年の80年(もしかしたら81年かも)には消えたはずです。
それと同時にナックル時代から使われてきたメインドライブギヤのスチールタイプのオイルシールに変わりゴム製のものに変わります。
ここから予想するに多分ミッションとシール外周からのオイル漏れ対策として入っているんじゃないかなーと思っています。
他に理由があるとすれば、シールのスペーサー代わりといったところかな?
ぶっちゃけ入れないで組んでも問題なし。つかいままで無しで組まれているのもたくさんみたし無しで組んだこともあります。
場合によってはオイルが漏れるとかもありそうなので、持っているようであれば組んだほうがいいでしょう。
たた、組み方に失敗するとメンドラが渋くなったりとするので、組む際には慎重な作業が必要になると思ってください。
ともかく79年ってか78年アップの4速ミッションはメンドラ周りの調整が全くできない構造となってしまい、オイル漏れトラブルとか結構あるんですよね。
ちょいと頑張って組んでみてください。