再始動困難
質問させていただきます。
パンヘッドの始動です。
1日の始まり エンジン始動は難なくかかるのですが しばらく走行して一度エンジンをとめて 次にエンジン始動が なかなか かかりません。
走行に問題ありお思い 走行無しで エンジン再始動でも かかりが悪いです。
ひどい時は 全くかかりません。
走行始めたら なんのストレス無く走れます。
何かアドバイスいただけたら幸いです。
よろしくお願いします。
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リンカートにマグネトーですね?
まず今年は全国的に暑くて多分23さんの地域もくっっっっっっそ暑いかとおもいます。
パンヘッドってご存知のとおりもう大昔のバイクです。ぶっちゃけ冷えません。30度以上の環境で市街地なんてのってたらあっさりとオーバーヒートします。
ひょっとしたらオーバーヒートしてエンジンかからないって可能性もあるって事を頭に入れておいてください。
次にマグネトー。
どうやってついているかわかりませんが、仮に固定進角だとすると始動時の点火時期があっていなくてタフな環境(暑いとか寒いとかね)だと始動性が落ちる可能性は大いにあります。
この場合は点火時期を適切に調整、その上で固定進角を辞める!これにつきます。
お次はキャブです。
走行に問題ないってことなので、スローのセッティングはあっていると思いますが、もし疑わしい、ってか冬から全くいじってないとかであれば再セッティングの必要があるかもしれません。
ここまでで問題なし!ってなればいよいよ始動方法です。
リンカート74Bってリンカートの中でも一番あたらしいですが、それでもやっぱりリンカート。超アチアチ状態のときに始動にコツが必要な場合があります。
えーっと、まずはアクセル全開!チョークは触らないでからキックを4回ぐらいして見ましょう。
この後いつもどおりエンジンをかけてみましょう。ひょっとしたらそのままかかるかもしれません。
これでもかからない、もしくは一発とかすとん!って打ってその後かからないとかであれば、儀式にもうひと手間加えます。
まずは上の儀式の後、今度はチョークを3ノッチほど閉めてアクセル全開でからキックを一回やってその後始動です。
もしオーバーヒートとか起こしていなく他に問題がなければまぁこれでエンジンがかかるはず・・・です。
ちょいとなぜこんなことをするかも書いておきます。原理がわかれば応用が聞くはずです。
まずリンカートで超アチアチ状態でどうしても始動しないってのは結構あります。これは勝手に酸欠状態と呼んでいます。
あっちーところを走行してきてエンジン切るとシリンダー内は酸欠になります。エンジンは点火を切ることで動作を停止しますが、切った直後に止まるならともかく惰性でピストンが動き、この際に中の空気も一緒に出ていってしまいます。
そんでちんちんにあったまってるエンジンによって中の空気は超熱くなり膨張、ますますエンジン何の酸素はなくなります。
これではガソリンが燃えるはずもなく、始動性が落ちる!となります。
通常のキャブなら、次の始動のキックで空気とガソリンを吸ってまぁかかるんですが、リンカートはこの辺がどーも下手くそらしくて、熱いときの始動性が落ちる!となる傾向があるんですね。
なので、まず一発一番最初の儀式でシリンダー内の空気を追い出すと同時に新規の空気(酸素)を入れて始動を試してみる。
それでもだめならそれに見合ったガソリンを入れるために軽くチョークを閉めてガソリンをベンチュリーにあげてシリンダーに送ることでエンジンをかける、って感じになります。
この辺のエンジン内に空気を送るっていうのは他のエンジンやキャブでも有効に作用することがあるので、覚えておいて損はありません。例えば圧縮が下がってどーにもならんエンジンとかでもこの方法で無理やりエンジンをかけるなんてこともあります。
参考にしてもう一度チャレンジしてみましょう!

管理人様。
詳しくご丁寧なご回答をいただき感謝します。
全部凄く参考になります。
実践してみます。
ありがとうございます♪