オイルが性能を失う温度について
こんにちは。
タンクにデジタル温度計をつけてオイルの温度をしっかり観測してみようかと思っています。
〇〇〇度を超えてしまったらオイルとして劣化したと判断して即交換、のような運用で行こうと思うのですが、120度位が目安で良いのでしょうか?オイルはスペクトロHDの50もしくは20W-50で考えています。オイルによって違うとは思いますが、アドバイスお願いします。
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今一緒にオイル作っているフォルテックさんに聞いた話とちょいと追加でこっちから質問したことを書いていきます。多分ほとんどが一般論ですが、参考になれば。
まずエンジンオイルが設計上の性能を発揮できるのが大体80℃から120℃の間。
理想が90℃から100℃程度。結構レンジがせまいが、この温度帯が本来の設計性能が出る領域らしい。
で、連続で120℃を超えるような乗り方すると通常よりオイルの潤滑能力(なんか色々言ってたけど面倒なんでこう訳す)が下がりやすくなるので通常より早めに交換してしまえとのこと。
んじゃ劇的にオイルがぶっ壊れるのは何度なんだというと、130~140℃以上らしい。ここまで行けば著しく性能が下がるので即交換がお勧め。
んじゃ、ショベルでオイルが120℃超えることはあるか?
多分無いです。つかオイルがここまで温度上がったら確実にオーバーヒートしているでしょう。そうなる前に皆様お休みなる(なるよね?)のでここまで温度が上がらないだろうというのが個人的な予想です。
ではツインカムやエボあたりだとどうか?
エボはちょっと経験が無いんですが、ツインカムでECMノーマル、マフラー交換とかの状態だと夏場であればあっさり120℃超えることがアリました。
ふつーに走っていてふと温度を確認すると120℃ぐらい。ここからサンダーマックスつけてゴニョゴニョやると110℃程度まで落ちましたが、セッティングがズレいてるバイクではエンジン温度が上がりまくるという好例かもしれません。
最後に温度計の取り付け位置。
これ、結構難しい問題ですねー。要はこのオイル実際何度まであがったんだよ!を正確に知るた目の位置ってことになりますが、オイルが一番アチアチに触れるのがヘッドの潤滑でしょう。
ここに触れた直後、リターン中のシリンダーのラインの中が多分一番オイルが何度まで上がったかを測るにはここが一番最適なんだと思います。
ケースに帰ってしまえば、腰下の潤滑という軟弱な環境に甘えていたオイルたちと混じりますしね。
ただ現実的にはんなところに温度計つけるの不可能なんで、やっぱりオイルのリターンラインにつけるのが現実的なんでしょう。
更に設置の容易性からオイルタンクにーーーってなると思いますw
ちなみにここ最近はショベルなんかにシングルグレードのオイルを使う必要性に疑問があります。
なぜシングルなのかの理由を明確に聞いたとこが無いですし、ちゃんと答えられる人もあったことが無いです。誰かマジで教えてください。
逆にマルチグレード入れても別に・・・なら理由は沢山あるんですが。こんな理由により個々再任はマルチグレードばっかり突っ込んでます。
いつも分かりやすく読み応えタップリの回答ありがとうございます。
確かにオイルリターンラインだと熱いのとぬるいのが交じった後ですね・・・。とはいえ確かにエンジン内部に温度計を取り付けるのは難しそうなので、オイルリターンラインに設置してみました。書いていただいた各温度を参考に温度とエンジンの調子を観察してみます!