ハーレーのインジェクションコントローラー
インジェクションコントローラーについてはこれが最後…にしたい。
最後のフルコンの商品紹介と実際のセッティングってなんなんだを書いてみたいと思います。
バイク屋さんとか車屋さん以外が読んでもなんのこっちゃ?ってなる可能性もありますが、まぁしょうがない。
まずはハーレー用フルコントローラーの2大巨頭、デイトナツインテックとサンダーマックスの紹介から。
両方のコントローラーとも基本的にできることはほぼ一緒で、何をどう売りにしているかってところが違うと思う。
Daytona Twin Tec
正直、紹介文を書けるほど触ったことがない(2回ぐらい)ですけど、主観バリバリで書いてみるよ。
なんであんまり触ったことがないのかって言えばそれはもう調整ソフトウエアの扱いづらさとパソコンつなぐのの面倒くささ、それに尽きる。
他にもPC環境を英語環境(言語セッティング)にしたり、調整ソフト自体が2つに分かれていたりと、とにかくユーザーに対して優しくない。
ただし、その分セッティングとかに能力を全ふりできたため、初期の頃はサンダーマックスより即応性が高くハイパフォーマンスと言われていた。
ただし、これらの話はもう3年以上前の話になるから、現在はどうかわからない。ただこのとっつきにくさが原因で正直ツインテックは触りたくないってのが本音です。
だってさ、フルコンって言ったって結局はセッティングするための機材なのに、なんでその前段階でひーひー言わなきゃならんのって話。
ささっと取り付けていつものPCつないで実際のセッティングに時間割いた方がバイク屋としてはただしいと思うんだよね。まぁ慣れの問題だとは思うんだけど、慣れる 前にめんどくささが全面にでて、触らなくなってしまった。
でもいいところもあって、それはPCつながなくても走行状態をきっちり記憶しておいてくれる事。モニター機能ってんだけどこれを常に記憶しておいてくれる。
ドライブレーコーダーみたいなもんか。サンダーマックスにもこの機能はあるんだけどWindowsPCをつないだままで走らないとできない。
この点だけはうらやましくて、ほしいかな
以上のようにユーザーフレンドリーな部分はサンダーマックスと比較するとバッサリ切り捨てて、性能に全ふりしたイメージのツインテック。
ソフトウエアの構造自体は質実剛健なので、耐久性的にも高いのは確か。ただ扱いづらい。バイク屋さんにおまかせーってんならツインテックを得意としてるお店に
いけば間違いないが、自分で取り付けるのはあんまりおすすめできない。PCのセットアップがとにかく面倒くせーぞ?
THUNDER MAX
対してサンダーマックスはツインテックのめんどくさい所を取り除いた感じです。
販売当初からソフト入れても日本語環境のまま使えるし、PCとの接続は最初はRS-232とかだったけど、早々にUSB接続になったしソフトは一本だけだし、画面は直感的に 理解できるし、とにかくユーザーフレンドリー。
現在はハード、ソフトと共にハーレー用フルコンが出た時とは性能が段違い(10年前のスマホと今のスマホが性能で比較できるかって話)なんでめんどくさいソフトウエア積んでても 十分即応性は高まった。
ただし欠点もあって、モニター機能がPCを接続しないとできないこと、ソフトウエアの複雑さからか電気的に弱いって事。
電気的に弱いってのはバッテリーの着脱時や冬季にバッテリーつけっぱなしで低電圧になると誤作動を起こしたりすることがある。
ただ低電圧っていってもセルモーターが回らないぐらいの極限状態だったり、バッテリーの着脱時はメインヒューズ引っこ抜いてしまえば十分回避可能なんでそれほど
煩わしくもないんだけど、知らないと壊れたってなると思う。
この辺が原因でサンダーマックスは壊れるとか耐久性が低いって話になるんだと思うんだよね。
今現在サンダーマックスがついている方、バッテリー管理とバッテリー外す時はヒューズ抜くってのを習慣つければサンダーマックスもトラブルフリーになりますぜ?
実際のセッティングまで書きたかったけど、たぶん長文になる…と思ったんで、今回はここまでで簡便してください。
取り付けとかも大事だけど、やっぱりバイク屋、車屋の花といえばこの最後のセッティング作業だと思うんだよね。
丁寧に書きたいんで、分離させてもらいます。すいません。
引き続き④へ
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