オイルタンクに強力磁石を仕込むのはありでしょうか
こんにちは
オイルタンクの清掃をしているのですが、何度洗っても出てくる洗浄液からは細かい鉄粉が混じってきます。
鉄粉の有無は排出した洗浄液の容器に強力磁石をあてて鉄粉が引き寄せられるかをチェックしているのですが、理科の実験の教材になるのではというくらい分かりやすく集まってきます。
これだけ集まるのなら通常時にオイルタンクに強力磁石を仕込むのは有効では?と思ってきました。具体的にはドロップインフィルタの中に流路を妨げないレベルで強力磁石を仕込み、ある程度距離を走ったらその磁石を取り出して磁石についた鉄粉を掃除する、のイメージです。
こまめにオイル交換するのが基本として+オイルタンク強力磁石を仕込むことについて管理人さんのご意見・アドバイスを頂ければ幸いです。
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強力磁石を仕込むのはありだと思います。
つか実際に磁石付きのフィルターやドレンプラグ、ホースの途中に仕込むタイプの磁石などオイル+磁石の製品って結構あります。
個人的には適期的な掃除が面倒ってのがあるんで、人におすすめする事はないんですが、仕組みやこれだけ世に同様の製品があふれているのを見ると効果は絶対にあるでしょう。
ただ多分ですが、ものすげー鉄粉くっついてくると思うんですよ・・・ソレをみて
俺のエンジン大丈夫なんか?
と思うのが怖い・・・
その昔、まだ通販とかで今みたいに何でも買えない時代に薬局いって某血行改善のための体に貼る磁石をフィルター内に大量に仕込んでいるおきゃくさんいたなぁ・・・
結局フィルター交換や掃除のためにこれをとって掃除するのが面倒になりやめちゃってましたが。
つまり小さい磁石をたくさん入れるのやめて、でかい磁石を適当に入れてみようってことですね!
効果アリ、弊害なし、予算はそこまで大きくなく手間もそれほどですから試してみるのは多いにありだと思います。
ちなみにクラッチのオイルが帰ってこないショベルとかだと鉄粉が出る場所は
- シリンダーとピストンリング
- クランクピン回り
- 左右のケースベアリング
- 各ギヤの歯
- カムとかローラー、タペット周り
とかになるんかな?まだ他にも鉄がこすれているところがありますが、大半は鉄VSアルミやブッシュ等の非鉄金属になるので、まずはこっちが負けてそれほど鉄粉はでない・・・はず。
あまりにも大きい鉄粉、そーですねー指で触ってザラザラがわかる程度のものが大量にでるようであればどっかにダメージが入っていると思ってください。
つーことで今すぐ薬局へいってPIPエ●キバン買ってこよう!
ありがとうございます。
そういうことですね、確かに1番の弊害は、俺のエンジン大丈夫なんか?、と不安になることかもしれません笑
昔どこかで、磁石についた鉄粉の塊が何かの拍子で剥離して一気にオイルポンプに流れ込む可能性があるから宜しくない、の意見を読んだことがあるのを思い出しましたが、フィルター内に仕込むのならそれもクリアですね。
早速ドラッグストアに行ってきます!!
そういえば、フィルターを洗った洗浄液に磁石を当ててもタンクを洗った洗浄液と比較してほとんど鉄粉が付いてきませんでした。あのフィルターはかなりデカい異物じゃないと仕事しないのですね・・・
そーっすねー
フィルターそのものは鉄粉クラスの粉?みたいなのは取れないみたいです。つかあれが取れるほど目が細かいとソレが相当な抵抗になっちゃうので、あれ以上は細かくできないんだろうなと。
だから磁石ってのはいいと思うんですよ。
で、ほんとに薬局いくの???
やっぱりか・・・
磁石はたしかに熱で磁力が弱まります。けどまぁこればっかりはしょうがないですね。
くれぐれもフィルターの外に磁石が出て聞かないようにしてくださいね。まぁ出ていってもオイルタンクの片隅に張り付くだけでしょうが・・・
実験結果楽しみにしています
こんにちは
実験結果が出ました!
こんな感じで磁石を磁石を仕込んでオーバーホールしたてのエンジンを10分回した結果・・・
鉄粉ちゃんと捕まえてます!!(ベースにしている板は前の写真から変えました)
指で触ってもざらつく感じは無いほど細かい鉄粉なので、キャッチしなくても実害はないかもしれませんが、気持ち的にはいい感じです。
今回は油温も大して上がっていないので、油温が上がった時に磁力が落ちて効果も下がるのか、引き続き実験してみます!
そうです、純正は95ミクロン以上をキャッチするのに対して35ミクロン以上をキャッチできるというあのフィルターです。
実は上の実験の後、このフィルターの性能ならタンクの中に鉄粉は入りこんでいないだろうと思いつつ念のため排出したオイルに磁石をバシャバシャした後の結果がこちらです。
ぜんぜん鉄粉ついてるし・・・
鉄粉ってかなり小さいんですね。まぁ、少なくとも悪い方には行っていないだろうと思ってしばらく続けてみます!!
こんにちは
フィルター内に磁石を仕込んで半年経ちましたので後日談です。
当初は給油と一緒のタイミングで頻繁に掃除してやろうとか思ってましたが段々やらなくなってきて・・・。先日600キロ位走った後に見てみたらこのような汚れ具合でした。毎回大体こんな感じです。(真っ黒だが粒の大きな鉄粉はなし)
どれだけプラスの効果があるのかは???ですが、確かに鉄粉の捕集効果はあるようです。
熱で減磁すると聞いていたので、理科の実験のようにクリップが何個吊り下がるかで新品と比較してみましたが、特に差は見られませんでした。(暑い日は乗るの避けてたのでオイルの温度も大して上がってなかったかも)
今のところの感じでは、人様にはお勧めする感じではないなって感じですが、フィルターが細かい鉄粉には効果無しというのが体感できたのは良かったです。
ただただすげぇ
普通ここまでやらないですよ。
確かに磁石は有効な鉄粉回収手段なんですが、いま思えばショベルのエンジンで鉄粉が出る場所って
- シリンダー
- バルブスプリング
- バルブ
- バルブガイド
- ピストンリング
- クランクピンとベアリング
- ピニオン
- スプロケ
とか書いててふと思ったんですけど、エンジン内で金属片が出る場合ってピストン以外ほぼ鉄だな…
となるとやっぱり磁石って有効な手段なんだな
今後もなんか期待しています!