プライマリーチェーンのオートテンショナー
こんばんは
79FLHで、サンダンスのプライマリーシールチェーン+アウタープライマリーケースの点検窓2カ所(デカい丸と小さめの楕円の)は穴あき加工のものに交換、の構成にしているのですが、これからの季節熱がこもってチェーンが張りすぎになるのがちょっと心配です。
自動で張りを調整してくれる製品があるようなのですが、管理人さんやお客さんで使われたことはあるでしょうか?何か情報等ありましたらお願いします。
https://www2.vtwinmfg.com/hydraulic-primary-chain-tensioner.html
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プライマリーチェーンって一度調整すればオイルだらだら方式、エボ以降のプライマリーオイルだくだく方式、シールチェーン方式であれそれほど頻繁に確認するほど変化しないんですよね。
これはクローズド方式、つまりカバーがついている状態でのチェーンを使っている場合は2️次チェーンもあてはまります。
実用車の代名詞であるカブなんかのリアチェーンもこの方式のためやすいノンシールチェーンでもそれほど調整が必要なかったりします。
ちなみにハーレーのショベルFLTなんかでもこの方法を採用したりするほど結構魅力のある方法なのですが、メンテナンスとかの視点から見るとあまりよろしくなかったようで非採用になりました。
つまりカバー内のチェーンはたいした張りの変化がないので、プライマリーチェーンが熱くなると張る=そもそも最初の調整が張りすぎだと思ってください。
確かマニュアルとか見ると冷間時にチェーン調整を・・と書いてあったと思いますが、これだと張りすぎになることが多いです。
なれないうちはあったまった段階でマニュアルに書いてある適正値で調整するべきです。
ガンガンに走ってきて猛烈に熱くする必要も無いです。ちょっと走ってきてまだ人間が触れる程度の温度でも結構張ってきますので、この段階で一度調整してみましょう。
後は片伸びですね。チェーンの場所によって張りがが変わってくる現象。二次チェーンでは当たり前に確認すると思いますが、プライマリーも同様です。クランキングしながら張る、緩む場所を確認して調整しましょう。
これで調整してしまえばどんなにあったまっても張りすぎってことになるのは無いので一度チャレンジしてみてください。
で、問題のチェーンテンショナーですが、まず油圧テンショナーの仕事ってチェーンの状態に合わせて適正にチェーンを張ることになると思います。
この適性ってのが経年の伸びとかも当然あるんですが、冷えているときとあったまったときの張り具合の調整も含まれます。
チェーンが張る=油圧が抜けて緩む、チェーンが緩む=油圧をかけてテンションを掛けるの繰り返しになるのが油圧テンショナーの仕事だと思うのですが、この商品って油圧をかけるの仕組みがないんですよねー
緩んだら張る必要があるのですが、その張る力が無いのです。そもそも油が抜けたら補充するルートも無い。
一体どうやってテンション保つん?ってのが説明書見てもわからん。
そんなわけで個人的には使用にはやっぱり踏み切れない。それよかスライダーが溶けるのが怖い・・・