バイク経営の主な収益源
ふとバイク屋さんの主な収益源について疑問に思った事があります。
勝手な想像ですが、ちょくちょくとした修理依頼は良いとしまして、
実際に経験して良く分かったのですが原因不明なトラブルでは利益に対して、かなり割りに合わないような気がしています。
これ原因がいつまでも見つからなかったら、とんでもない損失になりかねないと思うのですが・・・
そうなってきますとバイク経営の
主な収益源は、
・エンジン、ミッションのOH
・車検 ←一番の収益源でしょうか?
になってきますでしょうか?
割に合わない修理依頼とは原因不明トラブル以外に、どんな作業になりますでしょうか?
逆に旨味がある依頼(短時間で利益になる作業)とは、どんな依頼でしょうか?
よくある街のバイク屋さんでは、原付き修理と中古バイクの販売が主な収益源と耳にします。
よろしくお願いいたします。
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具体的な数字は書けませんが、答えさせてもらいます。カスタムバイク屋というより古いバイクを扱って商売するのの大変さがわかってもらえればいいと思います。
まず、一昔前までの我らカスタム屋の商いの内訳です。結構適当ですが。
中古車販売 3割
部品販売(修理などに使う物も含む)3割
工賃4割
大体こんな所でしょうか?中古車販売をやらないところはこの部品と工賃の比率がもっと上がります。
じゃ、インターネットの通販などが発達した最近はというと、部品代がエンジン・ミッション回りがメインのところであれば1割減、カスタムが中心であれば2割減ってとこでしょうか?
つまり部品の売上部分がガッツリ下がったってことになります。
じゃあ下がった部分の部品はどこに行ったんたって言うと持ち込みですね。これが増えたのはバイク屋さんにとっては痛かった。
持ち込みについては工賃を沢山取るバイク屋さんもありますが、これは当然っちゃ当然です。死活問題ですから。更にいえばもしその持ち込み部品が不良品だったらどうするか?って問題もあります。
取り付けた側が壊しただろ!って言われる可能性もあるので結構ハイリスクなのです。
なので工賃沢山取れるとしても断るバイク屋さんもいます。そうすると今度はケチだとか高いとか言われるわけですよ…切ない話です。
てことで、まずは部品の話が一つ。
で、あれですね。割に合う修理。
これは時間的目処が立ちやすい修理とかです。1時間で終わる!ってわかるものですね。タイヤ交換やブレーキパット交換とかそんなのになります。
またチェーンドライブ化あたりも部品はつかうし、結構時間が読みやすいので助かる感じ。
車検は地域によって変わってくると思います。カスタムバイクの場合って最近では民間車検場が受けてくれない事が多い。このため陸運局に持ち込むことになるんですが、これが遠かったりするとさぁ大変です。最悪高速使うほどの距離となれば、車検を取るだけでも1日仕事だったりするケースもあります。こうなると儲からないです。
陸運局が近い場合は時間が読みやすいってもあって助かり仕事になります。
じゃあ儲かりづらい仕事は…というよりお金が取りづらい仕事ですね。確かに原因不明系もありますが、一番は電気系かな。
ウインカーが点かない!どこがわるいんだ!
ってケースが合ったとしましょう。この場合絶対にどこかが断線していますが、このどこを探すのが大変なんです。でもそこを探して配線をくっつくけるのは大した作業ではない。
こうなると
診断1時間、修理2分なんてもザラにあるわけです。これの金額設定が難しかったりします。時間工賃をそのまま請求したいとことですが、日本って見積もりと診断はタダだと思っている人が多いので、そのまま請求するとあそこはボッタクリだ!などと言われかねないので作業前にきっちり説明した上で作業させてもらって、かつちょっと金額を引いたりします。
2回に分けます