フロントプラグの被り
プラグの被りについて質問させてください。
バイクはストックのハイドラで、キャブはリンカート、エアクリーナなしです。
頻度としては、200~300km位の走行後に、フロント側のみ被ります(添付写真のとおり)。
プラグが被っていることを乗車中に症状として感じるのは
1 信号等の停車中のアイドリング時、進角を一番遅くすると安定しないリズムで
エンジンが弱々しくなり、段々と止まりそうになる(止まることもある。)。
2 走行中に、くしゃみのような症状が出始めると、徐々に片肺のようになり、
マフラーからパンパンと音が出て、エンジンが止まる。
の2パターンです。
いずれも、同じようにプラグが被り、エンジン停止後、プラグを交換すると、問題なく走行できます。
そしてまた、200~300km位走行すると、再度、フロント側のみ被ります。
原因として気になっていることは、そもそも私のエンジンの始動方法が悪いのではないかということです。
私のエンジン始動方法は、次のとおりです。
1 アクセル全開で、空キック2回程度
2 アクセル全開のまま、チョークを全閉し、空キック5回程度
3 チョークを全開に戻し、イグニッションをオンにする。
4 アクセルを1/3程度開いた状態で、本キック1回(通常1回で普通に掛かる。)
5 アクセルをそのまま固定し、暫くして安定したら、アクセルを戻し、発進準備する。
6 進角を一番早く進め、アクセルを捻り、発進する。
この方法でエンジンを掛けた際、気になることは次のとおりです。
1 エンジンが掛かった際、マフラーから黒煙が出ること(最初だけでその後はなくなる。)。
2 チョーク全閉で、空キック5回はやりすぎのため、黒煙が出てしまい、
これがプラグ被りの原因となっているのではないかということ。
(空キック5回の後は、ガソリンの臭いがかなりします。)
3 アクセルを1/3程度開いての本キックが、アクセルを開き過ぎで、黒煙の原因となり、
これがプラグ被りの原因となっているのではないかということ。
4 走り始めの際、最初の10秒くらいの時間だけ、エンジンがもこもことスムーズではないので
これがプラグ被りの原因となっているのではないかということ。
ショップの方に、30キロ程度の試乗をしていただいたことがありますが、
特に問題を感じることなく、非常に調子の良いエンジンという感想でした。
プラグが被ること以外は、何の問題もなく、非常に気持ちの良い乗り味がある
気に行っている車両なので、何とか、このプラグ被りの症状を改善したいと思っています。
なんとなく、プラグのことが気になり、長距離を走ることためらってしまうような悲しい状況です。
できましたら、良いアドバイスをいだだけたら幸いです。
スポンサードリンク
まずプラグですが、新品の場合どんつきから約1/2回転ぐらい閉めるのが標準的な閉め方です。この方法で付属のガスケット?が潰れていい塩梅になるように作ってあったはずです。
一度閉めたプラグを再度閉めるときはシンシンさんの閉め方が正しいかなと行った感じです。
確かに閉めすぎはヘッドにダメージを与えることがありますが、締めなさすぎ特に新品のガスケットが潰れていない場合はゆるゆるトルクだと圧縮が抜けたり、振動によりプラグの内部が破損するなんてこともあるらしいので、要注意です。
どっかに詳しく書いてあるとこないかなーと思って調べたらNGKのサイトにあったので参考にしてください。
で、プラグの焼けですが、いい感じだと思うけどなー
決してしろすぎとは思いません。こんなぐらいならいいと思いますよ。電極が生えている白い部分が黒くなっていますが、これは霧化が下手くそなリンカートにありがちな焼け方で、ドバーとでたガソリンで汚れいてるイメージ。加速ポンプ過多の車両でもこんなふうになります。
ともかくこれぐらいなら全然問題なしです。確かに薄いままで走り続けるとエンジン壊れるし、あちあちになりますが、それは高回転とか加速しっぱなしで負荷をかけまくったときの話です。
普通に走れる程度の燃調で薄すぎってことも無いでしょうし、写真のプラグなら薄すぎるって判断にもなりませんのでご安心を。
あとはリンカートのとの付き合い方です
年間を通して、スピードとスローを絞めたり、緩めたりを繰り返し調整していく付き合い方が通常なのでしょうか?
そーです。これが普通だったりします。
スローに至ってはかなり頻繁に触るイメージです。もちろんやらなくても走るのですが、思ったよりちょこちょこ変わりますよ。このへんはうまく調整しつつ乗ってください。
リンカートそのものの調整する部分がなぜ外に出ていているのかってことです。天候や気温でちょくちょく変わるので、いっぱいイジってねーってことなのかと。勝手な解釈ですが・・・
これが嫌で後期型のキャブはもっとしっかりとスローやハイスピード部分にエア通路を設けたりあれこれ改良してこの煩わしさから開放されていきました。
リンカートはキャブの初期型と言っても過言ではないような構造をしていますから、このへんはしょうがないと思って頑張って付き合っていきましょう。
最後にこのリンカートだめだー!の判断です。
本当にだめなやつは乗れば一発でわかります。なんなら空ぶかしでわかるレベル。
アイドリングでは問題ないけど、ちょっとアクセルを開けると異常に濃くなり、そこを過ぎるとまた正常に戻るみたいな症状が出ます。
この状態だと、巡航時に濃くなる傾向があり、一定の速度で走るのが困難だったりします。そして20キロも走るとプラグが死ぬ・・・って感じです。
シンシンさんの場合は300キロ程度走るってことなので、よくよく考えてみるとこれに当てはまらないとおもいます。
よってこの線は除外でいいかと。