ロッカーアームシャフトが抜けません
はじめまして。
いつも参考にさせていただいております。
ショベルのエンジンをバラしているところなのですがロッカーアームのシャフトが硬くて抜けません。
目玉のプラグを外し、裏側のナットも外して裏側の飛び出ているボルトをプラハンでかなり強く叩いたのですがピクリともしません。
よくシャフトが共回りしてしまうというのを聞きますがこちらはシャフトが回りもしません。
シャフトが回転すれば固着が剥がれて抜けると思うのですが裏側のナットを緩めた状態で表の目玉をつけて締めこむ方向に思いっきり回しても大丈夫でしょうか?
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これもまたたまーにある現象です。
原因として可能性が高い順?かな?で書いていってみます。
- ロッカーアームのシムやカーラーなどの噛み込み(組み込み不良)
- ロッカーアームカバーが歪んでいて穴がまっすぐじゃない
- シャフトが曲がっている
とこんなところです。
プラハン等でひっぱたいても抜けないということなので、結構きつそうです。この状態であんまり叩くのもよろしくないので、できればプレス等でジワ押ししてちょっと様子を見るのが一番いいかと思います。
いずれにしてもなんとかして抜かないと作業を進めることができないので、ロッカーカバーを壊さない程度に色々頑張ってみましょう。
ともかく抜けたら次はなんでそこまで頑固なのかの追求です。
まずは上に書いた3つの3番。シャフトが曲がっているですが、いかにもありそうな感じなんですが、今まで経験が無いかもです。
棒だから曲がって当然だろ!
って気もしますが、あのシャフトってぶち曲がる方向にそれほど力もかからないし、結構強いのでそうそうまがりません。なので曲っているは除外でもいいかなーと思うのですが、簡単なのでチェックを。
んで、一番のカーラー周りです。
ロッカーアームはカバー内の隙間をシムで調整しています。このシムがですねーちょっとうまく言えないんですが、変な位置にあるとロッカーシャフトとロッカーアームの間になるんかな?とにかく噛み込むんですよ。しかも微妙な感じで噛み込む。
このかみこんだママ締め上げるとロッカーアームが渋くなる系の減少が起きます。
んで、次にロッカーアームカーラー(カバー内の・・・エンド部分?にあるカーラー)とカバーが当たる場所がまっすぐになっていなくて組むと歪む減少。これもシャフトが渋くなる、ロッカーが渋くなる・・・けどシャフトが抜けないとはかんけいないかな?
最後に2番の穴がそもそも斜めで渋くなっているパターン。
これも稀ですが、無いとは言い切れない状態です。これもバラして他のシャフトとかを通せばわかります。
と、こんな感じですがまずは何と言っても抜かなければはじまらん!って感じなので、壊さないようにそっとシャフトを抜いてみましょう!
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