NSR250・88年式の加速力
NSR250・88年式は規制前でパワーバンドの加速力が、とんでもないという事を昔からよく聞きます。
それでふと思い出して気になったのですが、NSR250の88年式は、そこまで凄いものでしょうか?
もし管理人さんの周りや何か情報を知っていたらお願いします。
よろしくお願いいたします。
またとんでもない話題を…
当時を現役で走っていたおっさんライダーがとりあえず答えます。が、当時でこの新車をバリバリ売り倒していた我が師匠がここに登録してますので、その人にも回答を聞いてみたいところです。
半ば伝説と化している88NSRですが、これは前モデルの86年型からの進化と他ライバルモデル達の出遅れから来ていると思います。
TZRは後方排気という今で考えるととんでもないバブル構造をしたモデルだが、まだパラ2、スズキはやっとRG「V」ΓとしてV型を投入したが、当時の評価(あくまでも管理人の回りの人たちだけだよ)マニアックで乗りづらいってイメージがあった。実際好んで乗っていた人はそれ相応の変人だった記憶があります。
ちなみにTZRは他ライバルに遅れに遅れ1991年にやっとV型エンジンを投入します。
そんだけ当時のNSRは頭ひとつ出ていた印象があります。これでなかば伝説化したのでしょう。
でもね、実際は90年のフルモデルチェンジ後のやつのほうがよっぽど早かったです。低速はムキムキになっているしぶち回した時のソレはおったまげるほどでした。
なにせ当時の馬力規制に放り込むのが難しかったらしくて、ノーマルでシャシダイ乗せたら70PS出てた…とかそんな話がちらほらあったぐらいです。
その後確か94年にモデルチェンジしてキーがカード式に変更され、お手軽なリミッター解除ができなくなったのが運の付きってかホンダの商品戦略の甘さだと思います。NSRにそんな高級感はイランっての。
この変更のおかげでリミッター解除が容易ではないってのが知れ渡った時の管理人の落胆はよく覚えています。ただただ馬鹿みたいに早い最後の2stにしてほしかったってのに…
このおかげで最終型で戦闘力も一番高いのに評価が低いと言う結果になってます。当然最終型なんで一番戦闘力が高いそうです。
てことで、88年式が最強ってのはあくまでの当時の話。その後のNSRは更にきっちりと進化して88年よりパワフルに早く進化していました。
当時のホンダのCBR400RRあたりもクラスを超える速さがあって実に面白かったのに野心的なバイクを出さなくなったのは実に寂しい限り。
250ccで4発、19,000rpmまでぶち回る車種がゴロゴロしてて、2stを見れば超軽量のバカパワーのバイク、それを高校生が乗り倒すっていうとんでなく素敵な時代でした。
またあんな時代が来る…のはなんとなく嫌だなぁ