Bキャブのオーバーホール
Bキャブかー
新品がもうちょっと安いといいんですが、アレに15万とか払いたくないってのもわかる気がする。中古も程度のいいものが少なくなってきているのが現状ですかねー
さてさて、
① フロートボウルがいくらコンコンしても全く外れる気配がありせん。スクレーパーで無理やりこじるしかないのでしょうか?
もうちょっと頑張ってみましょう。意外と簡単に外れたはずです。もしならネジの取りこぼしとかないかもう一度確認してみましょう。
スクレイパー等を突っ込むのは最終手段になります。うまくやれば傷つかずに外せますが、やっぱりなるべくなら控えたいところ。
② 本体のスロットルプレートが当たる部分が削れている
これも割りとありますが、Bキャブとかだとあんまりみないような気がする。相当使われているのかな?
で、削れるのはだいたい本体側です。アルミであったりリンカートあたりは真鍮?銅?とかの合金なんかなーだったりしますし、小さい穴を沢山開けるのでそれなりに開削が高い素材を使っているせいなんでしょう。
あまりに削れているとスロットルバルブが完全に閉じなかったり、スローポートの出方が変わるので結構不調になったりとあまりよろしい状態ではありません。
後はスローミクスチャーのテーパー部分が何度も閉めたり開けたりしていて壊れているなんてこともあります。
この辺は中古の宿命ですね。最近はBキャブもなぜか流行っているので中古も出回っているせいかハズレのキャブもたまにあります。現に今年一個だめキャブを引いてしまい、泣きそうになりました。
ともかくフロートを外してきっちり清掃、オーバーホールをしてみてください。
その際にスロットルバルブがちゃんと閉じるかどうかもしっかりチェック。そのうえで車体に取り付けて走行に問題がないかどうか確認しましょう。
セッティングが出ない、走行に違和感があるなどあったらそれはハズレです・・・使えなかったとどこかで見切る必要が出て来るでしょう。
んで、個人的にBキャブの評価を。
キックでの始動性はなれればまぁOK。口径小さいがその分長いため性能的には評価するもんじゃないけど、中低速での走りは嫌いじゃない・・・かも。
後、S&Sのキャブ全般に言えるがあの極悪燃費はなんとかならんのかと。小さいタンクとかつけていると高速でも航続距離短すぎ。それでもリンカートよりはましなんで、まぁ我慢のしどころなんだろうけど、小さいタンク付いているならあんまりおすすめしないかなーと。
ただ、新品で手頃な値段で入手できるEキャブは現在リプレイスキャブとしては選択の第一にならざるを得ないのが寂しい限りです。
SU復活しないかなー
いや、ふつーに買えたはずです。S&SのWebサイトにもこれまたふつーに乗っています。
https://www.sscycle.com/products/super-b-carburetor/
日本でも今確認したらこれまたふつーに在庫してましたよ。決してバイク屋さんだけが買えるわけじゃなくて、誰でも注文すればどこでも買えます。
が、高いですね~
まずバイクの上でステーを直接炙って曲げるなんてことはやりませんよ。
万が一事故とか火災につながるような方法じゃやりませんし、仮に真っ赤になるまで鉄を炙ったとしてもしっかり固定されていなければ曲げることはできません。
また、ソレぐらいの厚みの鉄を曲げられるほどの熱量が家庭用トーチみたいなのであるのかどうかもわからないので、赤めて曲げるは考えないほうがいいんじゃないかなー
やるなら車体から外してどこをどの程度曲げるか検討してやってみてください。
んで、キャブステーなんですが、S&Sからこんなのが出てます。
これはエンジンのケースボルトとインマニを止める感じで使います。エアクリがない場合の定番ですが、エアクリあっても支えることができるので検討の余地があると思いますよ。
基本はボルトオン(あくまでも基本は)曲げるとかの切った張ったも少ないと思います。
参考にどーぞ
ありがとうございます。
教えていただいたステー、どうやって使うか分かっていなかったのですが、SUと同じくエンジンのケーズボルトから支持するんですね。
改めてマニホールドや本体をセットした状態で確認したところ、そもそもこのステーでは長さが足りず、曲げただけではフィットしないようです。マニホールドがS&S製ではなく純正流用したからかなと思いましたが、考えてみればそれに加えてインシュレーターの有無等でもフィルターの出っ張り位置は変わるので、あのステーは実質汎用品と考えるべきなのかもしれません。
さらに汎用ステーを継ぎ足して作ってみるか、エンジンケースからサポートするステーを使うかで検討してみます!