ショベルの違い--3--

ショベルヘッド間違い探し後期編…それはショベルヘッドの激動期

前回はすっごく短かった。
今回は不遇のショベルヘッドが遂にメガヒットを飛ばし、経営がハーレーダビットソン一族に帰っていった激動の80年代へと突入予定である。
経営面でも激動期だったけど、それに伴ってショベル自体も相当の変化を迎え、次のEVOに確実にバトンを渡していくための大きな変化が沢山あった。
そんなショベルの細かいところを書いて見たいと思う。本当に思いつきで書いているんで抜けや間違いご容赦
あと気が付いたらこっそり加筆するつもりです。

あと各年代に分けて書くのめんどくさいんで、今回は78年から85年までをまとめて書きます。
間違い探しってより俺の記憶力テストだなこりゃ。

腰上

こんな感じで部分部分で書いてくよ。
とりあえず1340㏄モデルの登場を書いておく。

続いてロッカーカバーの形状変更。本格的な変更じゃなくて、プッシュロット側のタンクよけの角度が鈍角になった。合わせてシリンダーベースの厚みの変更とシリンダーベースナットが長くなり、今までスプリングワッシャーだったのが三角形の専用ワッシャーを使うように。
この二つを合わせて1340㏄の見た目とする事があるけど、1978年ではまだ1,200㏄も売っていたのでこの見た目だけで排気量を判断するのは非常に危険だといっておこう。

この時期にヘッドの外観もバルブ間のフィンが廃止され最終形態へと進化?する。ショベルのヘッドはPANのように見た目が激しく変わることがないのでどの程度の年式なのか判断が難しいが、この真ん中のフィン形状で前期、中期、後期程度に分けることができるよ。

更にヘッドは後期にかけて激しく改造されていく。

まず、PANから続いてきたインマニのOリングをやめて平らなゴムを使うように変更。これは78年から。

んで、1979年にこちらもパンからずっとつかってきた14㎜程度のバルブガイドを16㎜程度(ほんとはインチだけど㎜で覚えてる)に大径化、80年からシールが付くようになる。

んで、これもPANからの伝統だったバルブガイドにスプリングがのる方式を”普通の”バイクと同じようにヘッドに座らせるようにする。この過程で何度か市販車を使った実験が行われていてスプリングロアカラーは2度ほど変更(80年から81年までのやつとそれ以降みたいな感じ)されて正式な形状となっていく。また、この際にスプリングの座り部分も変化をしてセット長やスプリングそのものも82年頃に見直しされた。

こんな感じヘッドは大改修を迎える。82年には最終型となるが、それまでの数年間の迷走は困ったものであり、部品や数値の互換性が低いため注意が必要である。

ヘッドの迷走もそうだが、プッシュロットカバーも迷走する。
見た目は変わらないが、80年にPANから使ってきたコルクなどの平らなシールを捨て、まずクワッドタイプシール(ん~、なんか切った餅みたいな断面?う~~~んなんか変な形のシール)を80年に使用、その後漏れたらしく(笑)わずか1年でOリングに変更、その後2年使用するもやっぱりダメだったらしくまたシールを変更する。

厄介なのはこれまた微妙に互換性がない場合があるってことでこの辺はもう迷ったら新品買っちまったほうが転ばぬ先に杖となる。

腰下

続いてかいてくよー。

まず1340㏄の登場と同時にフライホイールが変更されるが、各シャフトやコンロッドの変更はまだない。

各シャフトの変更は82年にフライホイール内のオイルライン変更と取り付け部のテーパー角の変更の際に行われた。
この時ついでにコンロッドを大幅に変更、ナックル時代から使ってきたコンロッドはここで終わりを迎える。このコンロッドはそのままEVOに引き継がれ、88年にその役目を終えることになるが、それはまたずっと先の話である。

このフライホイールの大変更は非常に大きな意味を持ち、一つはクランクピンに行くオイルの効率化、もう一つは問題になっていた角シャフトの空回りを抑えるためだった。
この空回り現象は実に恐ろしいもので、主にスプロケットシャフトで起きる。

管理人体験を書いておこう。
もう20年前程の話、あるショベルを市場しようとエンジンをかけてギヤ入れていざ道路へ!とクラッチをつないでも前にでない…
ギアが入ってないのかとガチャガチャやってもどーもギヤは入っている…
ほんの数週間前スタージスを試乗しようとギヤ入れた瞬間にプライマリーベルトが切れた経験があって、ギヤ入れようがクラッチつなごうが前に進まないのを経験したばかりだったので、

「HAHAHAHHA!こいつめ!またベルトが切れたか!」

と、考えたのもつかの間、こいつはノーマルのFLである。
プライマリーの中はふざけたベルトではなく、れっきとしたチェーンである。
この間もなぜかエンジンは元気にかかり続けているが、うっすら嫌な考え(スプロケシャフトの空回り)が頭をよぎり慌ててエンジンを止めた。

その後はお察しの通り、キックすっかすかな癖に、プライマリーチェーンは元気に回るというアンビリバボーな状態を目視、あえなくエンジン全バラの運びとなったのだ。

このようにスプロケシャフト空回りは予期せぬ所で襲ってきて絶対に自走不可能な状態に追い込む上に、修理はフルオーバーホールとなる上油断しているとフライホイールを使いものにならない程のダメージをあたえる。
実際にお客様で一人この現象に見舞わた方は悔しさからそのフライホイールを漬物石にしたのであった…


す、すいません!今回はここで終わり!
次回に続きます。


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