ナックルヘッドのバルブカバーのオイル漏れ
いつもお世話になります。
1947年ナックルヘッドですが、フロントエキゾースト側のバルブカバーからのオイル漏れで悩んでおります。
ガスケットも交換したのですが漏れが収まらず、何か良い方法はありますでしょうか?
高速走行した際は特にひどくキャブもオイルでベチャベチャになってしまうぐらいです。
ガスケットはジェームスの紙ガスケットを使用して液体ガスケットを薄く塗布してます。
ネジはできるだけ前側の内側から外に向かって締めているのですが締め方などにコツはありますか?
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えーっと、誤解を恐れずに言えば・・・仕様です。
まずそもそもナックルがオイルをバルブ周りに潤滑させるってのが初期設計段階では想定外で、オイル入れるのはいいとして回収については結構なあと付けとなっており、絶望的にオイルの回収が下手です。
更にもともとオイルを回す予定ではなかったので、その気密方法も実に場当たり的でバルブカバーのあの沢山のネジや立体的なガスケット面の形状、鉄に鉄を圧入するバルブガイドでカバーを抑え更にそこにもガスケット。
んで、上にも書いたけどオイルの回収が通常のエンジンの場合通路に落とすことで回収するのにナックルの場合はロッカーカバー内に重力に逆らい吸う構造となっています。
で、当然吸うので空気の出し入れが必要且つ計画的であるべきなんですが、気密性はとって付けたアレなので、この吸うすらも完璧ではなかったりします。
つまりナックルのオイル漏れを修理するのは至難の業ってことです。
で、あまりにもオイル漏れがひどい場合、供給量>回収量のケースが多いです。つまり供給量を絞ることで漏れるのをとめよーぜ!という他のヘッドにジャバジャバオイル送るぜ!という通常の内燃機とは全く違う概念(笑)でオイル漏れを止める方法があります
書いててなんか笑えてきたんですが、1947年のナックルであれば純正で表のでかいナット部分の位置とかでロッカーアームに行くオイル量を調整できたりした・・・らしいですが、この辺も結構激しく年式スワップや社外品がついていることが多くて、年式があっているから必ずこの機能がついてる、またはついていたとしてもちゃんと動くかどうかは別の話だったりします。
で、この辺でやっててもなんかめんどくせー!!!!となって来たんでしょう。
ついにヘッドに行くオイルラインにコックを付けて流量を調整するなんて荒業も出てきましたw
ぶっちゃけこれが一番手っ取り早く効果的でいい方法だと思います。
まずはしっかりロッカー周りを気密して漏れを極力防げたら最後に何らかの方法でバルブに行くオイル量を絞る!これである程度解決?っていいのかどうかわからんが解決です!