FLH1200のクラッチ調整
乾式のハンドクラッチ、フットシフトです。
調整をする場合、クラッチ板側のプッシュロッドを先に合わせてからレバー側のワイヤーで調整すると聞いたのですが、どのように調整していくのが適正でしょうか。
プッシュロッドをキツめでワイヤーを軽くするのか、プッシュロッドを緩めでワイヤーを重めにするのか。
原理は同じように思うのですが、どのような違いがあるのでしょうか。
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4速のハンドクラッチの調整方法ですね。ハンドクラッチなのでノーマルと同じです。つまりマニュアルに書いてある方法が今回は正解となるかと思います。
クラッチ板側のプッシュロッドを先に合わせてからレバー側のワイヤーで調整する
えー、不正解です。
足クラッチとまじっているのかなぁ。今回はハンドクラッチの純正マニュアルに載っている方法をなんとか説明します。
まず必要ないかもしれませんが、クラッチアジャスターを緩めてそれこそプッシュロットをゆるゆるにしておきましょう。
次にクラッチレリーズフィンガー(多分こんな名前だったような…)の位置を正しい場所に調整します。
クラッチレリーズフィンガーってなんだよ?
と思うかもしれませんが、こいつはミッションのキックカバーの中にあって、クラッチのリレーズレバー(ミッションのキックカバーから生えててクラッチワイヤ―がつくあの棒な)から入ってきた力を使ってプッシュロットを押すための爪になります。
まずキックカバーのオイル入れる穴の蓋をとります。そうするとこのフィンガーが見えるはずです。
本当はプッシュロットに当たる部分を山の頂点のちょい手前(何言ってるかわからんと思うけど、見れば多分あーってなるはず)ぐらいにしておくのもいいんですが、めんどうなんで、
リレーズフィンガー背面が相対するキックカーバーの面と平行になるような位置を出してください。
コレがおおよそリレーズフィンガーの正しい位置になります。
そこから次にワイヤーの調整です。というより、このワイヤーの調整でリレーズフィンガーがキックカバー側にいかないように調整します。
ここが決まるとワイヤーのテンションによりリレーズフィンガーはどんなにプッシュロットに押されてもキックカバー側に行くことは無く、適切な位置にとどまる用になります。
最後にクラッチプッシュロットアジャスターを使って調整します。
よく言うのが当たったら1回転戻しとかそんなのですね。
まぁ適当に戻してクラッチがキレれば何でもいいのでここは適当で大丈夫。ただしクラッチがつながっている時は絶対にプッシュロットを押さない用に調整してください。
仮に押しっぱになるような調整をするとベアリングが壊れます。コレは後期型の悪いところですね―。
と、こんな感じです。
クラッチワイヤーも何やら派手な調整がついているので、あそこも含めての調整と思われがちですが、あれはリレーズフィンガーの位置調整のためにあると思ってください。
ロッカーアームのそうなんですが、クラッチのを1番握ったときに山の頂上がプッシュロットを押している状況をつくるための調整になります。
蛇足ですが、クラッチスプリングについて
ショベルも後期になるとエンジンパワーも上がり、車重も増えてきます。
ヘタすりゃサイドカーにフル乗車みたいな使い方も想定されてて、おかげでFL系はミッションも2次減速比もどえらく低速仕様になっています。
実はクラッチスプリングも同様で、タンク小さくしたりだのなんだりで軽量化されているショベルには超強い感じです。
仮に軽量化してあるなら、公道であればパンヘッドのやつで充分です。
この辺は30年前ぐらいなら常識だったのですが、いつの間にかそんなもの廃れてきていると感じるのでここに書いておきます。
正しいクラッチ調整と適切なバネレート、更に新品のクラッチワイヤーを使えば4速クラッチと言えど快適な重さを得られます。
ちょっとやってみましょう。


