ソリッドタペットの調整加減
今すぐどうという訳ではないのですが、今後故障した時のためにお聞きしたい事があります。
油圧プッシュロッドをコンバージョンキットにてソリッド化にした場合の調整具合は色々とあるようようなのですが、上下に遊びがなくて手できつく回る程度の調整具合が正しい調整になりますでしょうか?
スルスル回るのではなく手に抵抗を感じる程度で回るくらいが良い感じですか?
管理人さんの経験を教えていただけると助かります。
あまりにも音がうるさい場合には暖気後にも調整している方もいるようなのですが、基本は冷間時に調整になりますか?
自分のように油圧からソリッド化にする場合、下記のコンバージョンキットだけで足りますでしょうか?
よろしくお願いします。
まず現在油圧ユニットが入っているのであればURLのコンバージョンキットのみでソリッド化可能です。
蛇足ですが、現在ソリッドになっている場合はいろんなキットが出ていて一概にこれだ!って言えない事が多いです。
んで、調整ですが個人的な基本は温まった時(動作温度時)に0クリアランスを目指す!
コレです。
これがですね、なかなか難しくて冷えている時と温まった時にじゃ全然違うんですよ。
基本は冷えている時にやりますが、コレだと温まった時にゆるゆるで音が大きいことが多い。んじゃ温まった時にやると今度は冷えている時にきつくて最悪バルブが締まりきらず圧縮が抜けるなんてこともあります。
特にこの傾向はアイアンスポーツになると顕著で、アイアンの調整は非常にシビアになってきます。
なのでビッグツインの場合は冷えているときであれば油分を程よく切った状態(ウエスでふく程度)で中くらいの強さでつまんで回る程度、温まった場合は同条件で割とスルスル回る程度が個人的基準になります。
また、どこが一番ゆるくなるかも重要です。プッシュロッドの調整位置自体はカムが完全に閉じている180度の間でやりますが、この180度の中でもゆるい場所ときつい場所を見極めたりします。
なのでなかなか難しいですよ。基本は温まった時に0クリアランスってのを意識して何度も何度もトライして手の感覚とやり方をマスターする感じになると思います。
つまり思いっきり経験値がものを言う感じです。
かなり思い切ったことをしない限り壊れることはまず無いので、何度も納得するまで調整あるのみです!