走行中のギクシャク
初めて質問します。
バイクは1978年式 FXS1200 ローライダーオリジナルです。
5か月前に手に入れてから、毎週末メンテナンス(オーバーホール)を行い、4か月かけてようやく走れる状態になりました。(現在の走行距離 約1,000マイル(1,600km)
すべてのハーネス、電気系パーツ、オイルライン、ブレーキ関係、プッシュロッド等々、ほとんどばらしてメンテナンス(交換)を行いました。
キャブはCV、点火はフルトラ化(dynatek 2000i)+ VOES仕様にしています。
エンジンはいたって快調ですし、アイドリングも安定、その他気になるところはありません。
しかしながら、タイトルのとおり1,500rpmくらいで走行すると(2~4速いずれも)、ザッ、ザッ、ザッという音がして走行がギクシャクします。(たとえば3速、時速30マイル(48km/h)の回転数は1,500rpm)
クラッチを切るとその症状はなくなるので、もしかしたらクラッチがすべっている等の問題なのか・・・
4速、40マイル(64km/h)を超えると回転数が早くなるからだと思いますが、それがほとんど気にならなくなります。
クラッチシェル、ハブ、プレート等も取り換えています。
また旧タイプのスローアウトベアリング&プッシュロッドに変更してあります。
原因はクラッチに関係すること(プレッシャープレートのスプリング圧縮不足とか)なのでしょうか。
よろしくお願いします。
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質問ありがとうございます。
点火が2000i、キャブがCVで配線もばっちりとなると特定の回転域でギクシャクが出るとすれば確かにクラッチを疑うかもです。しかも音を伴っているかんじですよね?
割と大きめな音で、ガガガガッとかザザっとかそんな感じで振動が出る感じ。こんな症状であれば、まずクラッチのジャダーでいいかと思います。
で、ドノーマル状態のFXSってことであればプライマリーカバーも着いていると思いますが、ここの潤滑も純正と同じようにエンジンオイルが循環しているか、もしくはサンダンス等のシール付きプライマリーチェーンを使いプライマリーないを潤滑していないかで対応方法が変わって来ます。
ノーマルと同じでエンジンオイル潤滑方式であればそのまま放置でいいと思います。多分気がついたときにはしっくりとしたフィーリングが出ています。
もしオイルが通っていない場合は一工夫が必要です。
とはいっても対したもんじゃなく、クラッチをばらしてうっすら適当にエンジンオイルをフリクションプレートに塗ってください。おそらくこれで直るはずです。
4SPビックツインのクラッチは基本的に多少オイル等で汚れた状態で本来の動きをするものと思ってください。つまり現在はきっちり組みすぎてきれいすぎる状態って感じです。
オイル循環しているとこのオイルが適度に汚してくれるので、問題ないんですが循環していない場合はあえてオイル汚れを作ってやる必要があります。
語弊はかなりありますが、そんなもんだと思ってもらえればOKです。
あとはプレッシャープレートの圧不足ですが、ありえないとはいいきれません。でも当時のクラッチスプリングのバネって超重量級のFLH(サイドカーつけて3人のって荷物満載でも滑らない)ぐらいのを想定したものがついていますんで、バネの力不足ってのは考えずらいです。
重たさを嫌いPAN時代のテンションが軽いものを選んだり、リジットなんかにして軽量化し、更にそれほど回さず走らせるのがメインのオーナーの場合はKnuckle用のものすっごい弱いスプリングを選んだりもしますが、それでも問題が起きることは稀です。
てことで、スプリングテンションはショベルであればまず大丈夫でしょう
あと気になるのが、
(たとえば3速、時速30マイル(48km/h)の回転数は1,500rpm)
これですねー。3速1500rpmでの巡航は問題ないですが、ぐっと強めに加速させようとするとノッキングというよりクランクを叩くような身震いして加速していくかと思います。
アクセルワークで回避できてればいいんですが、あまりここからワイドアクセルで走るとエンジンをあっという間にやっつけてしまうので注意してください。
ともかくキャブや点火の選択が素晴らしく、現在の交通事情を考えればショベルにとっても良いセットだと思います。
しっかり乗れればこの上なく楽しいはずですので大事に乗ってください。