スプロケのオフセットとはスプロケットマウントボルトの面（裏か表は任意）からスプロケットのチェーンが引っかかる部分（歯）の面部分での円筒方向の距離のことを指します。

要はマウントボルトの面から歯がどれぐらいずれいているか？ってことです。

おそらく気になるのはリアのスプロケだと思うのでここを説明します。現在市販されているのは3種類のオフセットでそれぞれオフセット値がありますが、説明で使う数値については大昔の呼び名で実際の値とは違うのであしからず。大中小ぐらいでみてください。

んじゃまずは0"(ノンオフセット）スプロケ
これは主にアイアンスポーツに使われていたもの。

次に1/2"オフセット。実際は1センチ程度
これは1973年以降のリアがディスクブレーキになったリジットマウントビックツイン全般。なんならリジットフレームでもディスクブレーキでミッションが4速ならほぼこのスプロケ。おそらくオイリーさんのもこれです。

次に1"オフセット（実際は19mmそれぐらい）
これはFXRとかに使っていたもの。今でも5速のチェーン化や太いタイヤを履く時には必須だったりします。

とまぁ大体こんなです。

んじゃついでに丁数でも。

ショベルのノーマルはFLがだいたいフロント22、リアが51。って事で2次減速比が51/22=2.318
んで、オイリーさんの次のが48/24=2ってことなので、結構なハイギヤードになるはずです。

軽量化しているショベルリジットならではの減速比なので、まぁいいと思います。

いつも分かりやすい上に幅広い内容の回答、ありがとうございます。

大きななカスタムをしていない限り車種でほぼ決まること、理解できました。ショベルなら1/2”オフセットで大丈夫で、なんならその記載が無くてもショベル用とか書いてあれば問題なさそうですね。

2次減速比もありがとうございます。2/2.3＝0.87なので、単純に考えれば同じ速度を出すのに87%の回転数に抑えられるわけですね。高速に乗るのが楽しみになりそうです。

半クラッチは長めに使うことになりそうですが、これまで乗ってきたバイクに比べてショベルはクラッチ交換が気軽にできるのでその点も安心です。