リアブレーキロックからの・・・
お世話になります。
1978年式 FXS1200ローライダーオリジナルです。
先日ガレージから押して出す際、妙に重いのでジャッキアップして手で回してみたところものすごく重い。
おそらくパッドが戻らない状態になっているのだろうと、キャリパーを外して分解しました。
すると、ピストンのパッドが当たる面が変形(斜めになっている)してました。
なぜこのようになったのかはわかりませんが、いずれにしてもこのピストンは使用できないので、新しいピストンを購入しました。
そしてキャリパーに入れようとしましたが、アルミのフリクションリングが引っかかってどうしても入りません。
ちなみにピストンを逆に入れてみるとスッと入りますが、やっぱりフリクションリングで引っかかってしまいます。(Oリング、ピストンブーツは外しています)
フロントではこんなことはなかったのですが・・・
まさかキャリパーの穴が変形してしまったことはないのかなと思いますが。
よろしくお願いいたします。
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フリクションリングがなかなかすんなり入らないというのは、それで正解なのですね。
いろいろ検索したり、構造を考えてわかったような気がします。
つまりそのフリクションリングがキャリパー内に固定されている状態で、ブレーキをかけることにより油圧でピストンが押される。(フリクションリングは動かない)
ブレーキを外すことにより油圧が解放され、フリクションリングの下に付いているスプリングによりピストンが押し戻される(パッドからはなれる)という認識でいいでしょうか。
ではそのピストンをキャリパーに挿入する方法は、プレス機等による圧入もしくはプラスチックハンマー等でたたいて挿入というやり方でいいのでしょうか。
それと最初にお聞きした、なぜピストンが片減りのように面が斜めになってしまったのでしょうか。
ちなみにパッド自体は偏った減り方はしていなくて、2枚とも均等に減っていました。
バナナキャリパーですね
この年式ってか初期型(81年ぐらいまで?)は通常のブレーキキャリパーと違ってピストンが圧入、んで内部構造によりパッドを押す仕組みになっています。
ただしそこまできつい圧入では無いのでお察しのとおりプラハンとかでコンコン入れる感じです。
ピストンがなぜ変形してしまったかは不明です。
通常使用で使っている場合はまずここが変形するなんてことは考えられないので以前誰かがバラしたときにピストンおとしちゃったとかぶつけたとかあったのかもしれません。これも長く使っている機会ではありがちなので、そこまで気にぜず
あ、壊れてる交換しよ!
ぐらいの気持ちでやっちゃってください。
ちなみにこの型のバナナキャリパーは普通に使っていても自動的に油圧の力によりピストンが出てきてパッドとのクリアランスを適正に保つことができません。使っているあ間に踏みしろがデカくなっていっちゃいます。
バラして初めて組む場合もそうですが、まずはキャリパーを組んだらマウントってかキャリパーがを停めている4本のネジを緩めます。大体キャリパーの隙間が5mmぐらいになるイメージで結構緩めます。
ここからブレーキレバーを動かしてピストンを強制的に押し出します。
ピストンが出てきたら4本のネジを締める。こうすると十中八九ブレーキが引きずるので、プラハンとかでキャリパーをローターに向けてコンコン叩いてください。
これで引きずりを解除することで調整完了です。引きずらなければ何でもいいんですが、レバーの遊びがたんねーぞ!ってんならもうちょっとコンコンしてくださいw
この辺は好みです。参考にしてください。
別に付けば問題ないですが、たしかマウントごと移植になったかと思います。マウント方法が後期と前期じゃ違ったはずです。
んで、このマウント方法が後期型にする最大のメリットになります。
あくまでのリアブレーキの場合ですが、前期型はフロント部分っていえばいいのかな?この2点であの重たいキャリパーを支持するもんで、マウント部分が減ってガバガバになってきます。
結果、キャリパーがガタガタと音を立て、更に振動で減っていくという負のサイクルが始まります。
後期型はこれじゃいかんと、キャリパーを端端で支持するようになりました。これが結構いい塩梅で、これが後期型に交換する理由となります。
ピストン側の構造自体はまぁ前期型は今のキャリパー達と比べると??????と、なりますが、あれはあれでいいもんです。
むしろ前期型のほうが理由はわかりませんが、なんか好きです。あの調整している感じとかハンマーでピストン入れる感じが好きなのかなぁ。
管理人さんは根っからの職人さんなのですねぇ~(^^)
自分もいぢるのは大好物ですが、やっぱり週末1日に2~300キロくらい走るものとしては、できるだけトラブルは避けたいのです。
今回せっかくピストンを新調したので、どれだけ耐久性があるかを様子を見てから、後期型も検討してみたいと思います。
いろいろありがとうございました。