ショベル1200 カムベアリング破損
カムベアリング破損によりブリーザー、カムシャフト、ピニオンギア等々カムカバー内は壊滅状態です。現状、腰上バラシで消耗部分はあるものの鉄粉は見当たらなく、オイルポンプの状態も同じく損傷は距離に相当するくらいの状態でした。ブリーザーホールはオーバーサイズが効かないかボーリングしスリーブで直すか…
さて、本題ですが腰下の直しですが皆様はここからどの様に修理するでしょうか?
参考まででご教授頂きたく思います。
ウワァ・・・
こりゃ・・・何と言ったらいいか。。。ついてなかったですね。あのベアリングが粉砕するケース結構あるんですが、なぜか音もそんなに出なくそのまま乗り続けているパターンが結構ありますよね。
さてさて、まずはクランクケース割ります。
これは粉砕したベアリングがどこに入っているかわからないので、ケース内を確認する意味もあります。
これをやらないで、お客さんの予算とかの関係でそのまま組むと後でえらい目(シリンダーが傷だらけとかピストン粉砕とか)にあった遠い記憶があるので転ばぬ先の杖で絶対にバラす。
他の逝ってしまった部品は交換するとして、ブリーザーはどうすっかなぁ
写真だけ見ると多分オーバーサイズのブリーザーバルブも届かないから普通ならやっぱりスリーブみたいなの入れて修正する形になるかな?
後は傷がついている部分は確か2次チェーンオイラーの穴(多分です。確認が必要)なので、いらないっちゃいらない。あんなの現在のシールチェーン全盛では必要ないと割り切る。
プライマリーもオープン化していて元に戻さない、プライマリーをもう付ける予定がないとかなら、奥側のがどれだけガバガバになっているか測定して既定値以内ならS&Sの回らないブリーザーバルブを突っ込んでおくのも一つの手です。
この方法が一番てっとり早いかな?
ただし、基本はヘッドにブリーザーが移動した後のエボ用なので、ショベルに組むとちょっとブロバイからオイルが出やすくなりますが、まぁ普通に使えます。
どっちにしろ腰下はフルオーバーホールって形になると思います。
・・・ご愁傷さまです