ショベル1200 カムベアリング破損
カムベアリング破損によりブリーザー、カムシャフト、ピニオンギア等々カムカバー内は壊滅状態です。現状、腰上バラシで消耗部分はあるものの鉄粉は見当たらなく、オイルポンプの状態も同じく損傷は距離に相当するくらいの状態でした。ブリーザーホールはオーバーサイズが効かないかボーリングしスリーブで直すか…
さて、本題ですが腰下の直しですが皆様はここからどの様に修理するでしょうか?
参考まででご教授頂きたく思います。
まず
砕したニードルが噛み込んだ円周溝は取り切らなくても構わない
これ。どーせ使わない穴部分なら割り切って放っておくためのS&Sのブリーザーです。ただ気密性が必要な部分は必要なので、割り切るとしても・・・このへんは構造を熟知していてこその措置で、修理の方法の選択肢として捉えてもらえれば・・・
過去を思い返せば、点火調整しっくりこなかったりでガバナー変えてみたり、ブローバイ過多でチェックボール摺り合わせするもそんなに変わらん
あー、この辺怪しい。つーかあんな状態になってもちょっと調子が悪いかな?ぐらいな感じで走るハーレーが悪い。
この前なんてバルブスプリングが割れてピストンに穴が開いていたのに平気ではしりやがってたからな…
で、S&Sのブリーザーをつけた場合のブロバイオイル過多はあの玉とスプリング(ヤッベ名前ど忘れ)は関係無かったりします。
アレはエンジンを止めている間にオイルタンクからオイルがエンジン内に行かなくするためのものです。
走行中やあんまり停車していない時にオイル過多になっちゃうのはブロバイや、エンジン内のオイル漏れなんかが原因になります。
リリーフバルブはちょっと語弊はありますが、ブロバイ内に入っていたオイルを回収する仕事があります。
この仕事がS&Sのブリーザーバルブの場合構造的に弱いってのがあるんですよ。
このためブロバイからオイルが出やすいくなるのです。これについてはS&Sも理解していて、発売当初はショベルを含めた年式対応としていたのですが、この問題がはっきりした後にエボ後期のみの対応とした経緯があります。
出る量はそれほどじゃないんでまぁ心配しなくても大丈夫です。ただユーザーによっては嫌がる案件かと。