初心に帰ってポイント点火
何年かぶりにポイント点火を調整していて気になった事があります。
管理人さんはポイント点火で調整する時は圧縮上死点マークで調整しますか?それとも点火時期マークで調整していますか?ダイナSと同じように点火時期マークで調整するやり方ですとブレーカーカムが回しづらいので圧縮上死点で調整してしまっています。
これからポイントに交換される方も参考にされると思いますので以下も質問です。
ポイントギャップの不良は、どんな症状になりますか?ギャップは定期的にチェックする必要がありますか?ブルーストリークにすれば頻繁にチェックする必要はないですか?
ブルーストリークのコンデンサーは故障しづらいイメージですが、故障すると、どんな症状になりますか?
よろしくお願いします。
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これも賛否ありますが、
ブルーストリークにはフェルトがついていると思うのですが、ここにはよくグリスやメンテループを塗ったほうが良いと見かけます。ここにグリスを塗った方が良いものですか?
メンテルーブは柔らかすぎるので駄目かなと思います。あとすぐ乾く。
塗るのであればそこそこの温度に耐えるグリスだと思います。
ここって結構エンジンの熱を喰らいますし、多分摩擦でもそれ相応の熱がでますよね?そこでゆるゆるになったグリスがポイントギャップに飛んでいくのが怖い…
こんな理由によりあんまりグリスを塗りたく無いってのがあります。ただ過去に猛烈にこすれてポイントのヒールが減るって症状が一回だけあったので、何らかの潤滑対策はしたほうが良いのかもしれません。
てことで現在はうっすらと耐熱モリブデングリスを散布することにしています。ほんのうっすらです。
ともかく軽く潤滑させるのが目的です。
ポイント接点は白くなったらペーパーで磨けと見かけますが、400番?800番?どちらのペーパーで磨けば良いですか?
800番だと猛烈に時間がかかりそうなので400で!
ここを磨くのは表面を整えるのと、接点の均一化が目的です。あんまり細かいのでやってればいつまでたっても削れないですし、かといって荒いのでやればものすごくザラザラしそうなので120から400番程度の番手のペーパーで十分かと思います。
テスターで導通を調べる方法はコイルの一次配線の両端にテスターをあてて接点が閉じている間は導通なしでポイントが開いた時に導通ありで正しいですか?
ポイントのみの具合を調べるのであれば、コイルから配線を外してチェックします。
ポイントは接点が開いた時にボディとコイルのマイナス側の線の導通がなくなるのが通常です。これを調べるためにはコンデンサーも外して完全にポイント単体でのチェックが必要です。
ポイントは開いてアースが落ちなくなった瞬間に電気が逆に流れ(本当はもっと違う名前があります)その逆流電流の急激な磁界の変化によってコイル内の2次コイルに大胆な電圧を生むって仕組みによって火花が散ります。なんで開くと導通を失うのが通常です。
また、コイルのプラス側はバッテリーから直接電気をもらう場所(経路は色々ありますが)なのでバッテリー電圧が原理的には出るべきであり、コイルのマイナス側は一次コイルの通過後なので多少の電圧低下があるべきです。
テスターでのチェックは電圧を測るのであれば並列、電流を測るのであれば直列に入れるという原則があります。また、バイクなどは各部品が配線によって繋がれいるので抵抗や電圧を測るのであればテスターでの測定原理に乗っ取り各部を単品で測るべきです。
電圧測定の規定上、コイルのマイナス側の電圧を測ることは有用ではなく、そのために1次コイルの可否は抵抗値での測定が通常の方法となっています。
抵抗値による電圧の低下はオームの法則だかキルヒホッフの法則だったかは忘れましたが、計算(てか割り算でしか無い///)によって求めることができます。バッテリー電圧を測定してコイルの1次抵抗を測り(この時点で一次コイルの可否判定ができる)、その結果を元にしてコイルのマイナス側の電圧を測り、通常かどうかの判断をするか?
しないですよね…てことでマイナス側の電圧は測ることににそれほど意味が無いとおもってください。
コイルはコイル、そこに至る配線は配線で、ポイントはやっぱりポイントのみで切り分けて測るのが正しい方法だと思います。
電気の流れる部品はこんな感じで相互関係に有りながらそれぞれを切り離して考える必要が有ります。
つながっている配線ですらNGです。
一つ一つ測ってみましょう
もしかして質問の答えになっていないかも…ごめんなさい