イグニッションスイッチ交換後、ヘッドライトONでエンスト
お世話になります。
ショベルFXB 1981に乗っています。イグニッションスイッチを自分で交換しました。
ヘッドライトオンで走行していたら、数キロ走ったところでエンストしました。
(ヘッドライトオフなら普通に走ります。)
自宅で確認したところ、エンジンオフの状態でヘッドライトオンでバッテリーの横についている
30Aのブレーカーが落ちていることが分かりました。
自分で調べて対応したのは下記ですが、それでもまだ原因分かりません。
考えられる原因教えて頂けないでしょうか。
・イグニッションスイッチをもとに戻してみた。→ダメ。
・イグニッションスイッチから、ACC、ライトにつながる配線を新品にした。→ダメ
・ヘッドライトにつながっているサーキットブレーカー(15A)を交換した。→一時的によくなったが、50km走ったところでまた再現した。
・イグニッションスイッチの配線を念のため増し締めした→ダメ
・イグニッションスイッチのライトの配線を外だしし、電圧を図りましたが、正常でした。(これでしたらブレーカーも落ちませんでした。)
イグニッションスイッチのACCとライトの配線が干渉したかと考えたのですが、
奥まったところにあり、確認できませんし、配線も増し締めしているので、それも考えにくいと思っています。
配線のつけ間違いも写真を撮りながらやったのでしていないとは思っています。
ぜひ、アドバイス頂きたくよろしくお願いいたします。
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いいバイク屋さんですねー!
的確な判断と修理、自分もかく有りたいと思います。そばに頼りになるバイク屋さんがあるってことは幸せな事だと思いますよ。
修理内容も的確だと思いますし尊敬します。
で、ソレノイドの張り付きですが、ちょっとソレノイドの構造の説明から入ります。
まず、セルスイッチを押すとご存知の通りリレーに通電してリレーが働きます。
このリレー、正確にはセルを回すためのリレーではなくてソレノイドの電磁石を作動させるためのリレーです。
この電磁石が働くとソレノイド内部の鉄の…円筒状の筒(表現が難しい…)が磁力で引っ張られセルのギヤをクラッチハウジングについているリングギヤに飛び込ませます。
で、それと同時にでっかい銅で覆われてた円盤をソレノイドの端子側に押して、それでバッテリーとセルモーターをスイッチング、電気を流してセルを回すって感じです。
つまり、ソレノイドは2つの仕事をしていて一つはセルのギヤを噛み合わせる、
もう一つはセルにバッテリーからの電気流すって感じですね。つまりソレノイドはリレーの役割も担っています。
で、このバッテリーに電気を流すの部分が張り付きの原因です。
先に書いた銅板が端子にくっついた時にでかい電流を一気にながすものですからどーしても熱が発生していしまい、ここで簡単に言うと溶接の様になってしまってこの銅板が張り付いてしまって通電しっぱなし、結果セル回りっぱなしとなってしまうのです。
このトラブル、相当良く起こります。修理方法として銅板交換したり磨いたり、少しでもスパッタを防ぐため端子の面を取ったりなんか塗ってみたりとかとか。頻繁に起こるようならそのへんまとめて交換してみたり。
でも使っているとまた起きるんですよ。なので頻発するようであればソレノイドのリビルト、もしくは交換ってなります。
起きてしまった場合の対策ですが、この銅板を接点からはずしてやればいいので、まずはソレノイドをを叩きます(笑)昔のテレビみたいなもんで張り付いたら叩いてこいつを引き剥がす努力を死してみます。
で、だめならマイナスの端子を外すしか無い…
これがまた予期せぬしかも最悪のタイミングで起こるんですわ。今までなんにもなかったのに納車しようとお客さんが取りに来た時とか、車検場でエンジンかけようとしたときとかさ・・・
ともかくしばらく注意してください。そばにプラスチックハンマーがあるとちょっとだけ安心できます