SUキャブのピストントラブル
現在のトラブルと関連して気になった事があります。
SUキャブのピストンは張り付きによるトラブルは多いと思うのですが、摩耗に伴うトラブルって聞いたことはありますでしょうか?ピストン側と本体側の摩耗ですね。
仮に摩耗が激しくなるとピストンが正常に動作しなくなりますので、そうなると負圧が正常に機能しなくなる=始動の際に正常に混合気を吸えなくなると考えられる事は可能ですか?これによって始動しないトラブルにはなりえるものでしょうか?
着目しているのは、もしかしたらCVもピストンがすり減ってたり本体側の摩耗も考えられるのではないか?という点です。これにより負圧が正常に機能せずに混合気を吸えない状態になっている・・・事例が調べても出てこないので、ちょっと気になった次第です。
よろしくお願いします。
SUの場合はピストンボディとキャブ本体が接する場所がなんてんだろ、少ないってかほぼ接していないような感じです。
SUで張り付くっていうか駄目になる部分は上側の負圧を逃さないための部分、ドーム内ですね、ここがアルミとアルミがこすれるもんでがじる感じです。他にも確かに擦れて駄目になるんですけど、メインはここになります。
CVの場合も同様で、ボディ部分については上下に動くためのガイドの意味合いのほうが強いので、そこがガジルはあんまりないかと思います。
んで、ここからは基本構造なんですが、そもそもSUとCVだとピストンの構造が微妙に違います。SUの場合はジェットとニードルがほぼすべてのアクセル開度で燃調を決めます。このためSUは無負荷状態、エンジンが掛かっていないときですね、この時ピストンは完全に閉じるポジションに来て、空気すら吸い込まない状態です。
ベンチュリーの径はゼロ、ピストンが動かない限り空気も吸えない状態です。このおかげでアイドリングごときでピストンが動くもんでガタガタと音がうるさいってのがあります。
対してCVの場合は負圧ピストンの形状を見てもらえればわかるんですが、ベンチュリーがちょっと開いている状態です。この状態であればアイドリング程度の空気量であればピストンが動かず空気を吸うことができます。これはエアクリ外してアイドリングしている時にピストンが全く動かないって事で確認ができると思います。
つまりCVはアイドリング程度の回転数であればあくまでも構造上での話ですがピストンの動きに関わらず燃調に影響を与える事は無いのです。
もちろん同じ機械内の話なので全く無影響ってわけじゃ無いんですが、始動性に大きな影響を与えるとは思えません。
で、ここまで書いといてなんですが、CVでピストンのスライド部分ががじっていたの過去にあったかどうかで言えば有りました(笑)なんかシコシコ磨いた記憶がふつふつと湧いてきた。あれ、なんであんなことしてたんだろ…
でもそれはものすげーがじっててどうにもならなかったんですよ!
やべぇ頑張って思い出します
分かりやすい解説ありがとうございます。
確かに管理人さんの言う通りですね。よく分かりました。
CVのピストンは隙間があいていますもんね。
こうなると始動性に影響するとは思えないなぁ。。。
でも、過去にかじっていたことがあったとは(笑)