スプリングワッシャーについて
お世話になっております。
スプリングワッシャーの使い方について教えてください。
スプリングワッシャーは緩み防止かとおもいますが、使う場合に必要な個所や、不要な個所といった判断していますか?
例えばキャブ周りだったりすると、マニホールドとキャブを連結する場合、ショップさんでも入ってたり、なかったりなかったり。。。キャブのフロートとめてるボルトにもあったりなかったり。
ボルトのサイズによっても、太かったら緩みやすいとか細ければ緩みにくいとかあるんでしょうか?
パーツが緩むのも嫌ですし、傷がつくのも嫌なので、個人的にはスプリングワッシャーや平ワッシャーをショップさんには使用してもらいたいです。(こまけーやつだな思われそうで言えませんがw)
また、ボルトとナットで締め上げて取り付ける場合、右からボルトを刺すとすると
ナット + 平ワッシャー + 部品 + 平ワッシャー + スプリングワッシャー + ボルト
が、基本となるのでしょうか?
変な質問でもうしわけありませんが、よろしくお願いいたします。
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アレは確かに悩むところです。
が、10年ほど前に実はスプリングワッシャーには緩みどめの意味はないのではないか?という論文?だか実験結果が提示され、現在ではほぼ意味が無いってのが定説となっています。
https://www.fml.t.u-tokyo.ac.jp/~izumi/papers/Spring_washer070326.pdf
このURLが当時の実験結果かどうかはわかりませんが、こんな実験によりスプリングワッシャーには効果が無いどころか逆に緩める力があるのでは?って事になっているようです。
詳しいことは更に検索などで調べてみてください。前はスプリングワッシャー原理主義者とそうじゃない人の争いなんかも垣間見れたんですけど、今はどうなんだろ?
ですが、個人的にはまだバンバン使っていますw
なにせそれこそ大昔から使っていますし、これが原因で緩みまくったってこともないんで、鰯の頭も信心からみたいなもんで使っています。
てことで、この辺を前提に質問に答えます
まず、
ボルトのサイズによっても、太かったら緩みやすいとか細ければ緩みにくいとかあるんでしょうか?
これですが、細いほうが緩み安いって言えると思います。てか細いと締め付けトルクが小さいのでその分緩む感じです。バイクのように同じ振動にさらされるなら細いほうが緩んでどっか行きやすいかなーと。
実際のところはわかりませんが、ネジピッチにおいてはあら目のほうが緩みづらく、細目は緩み安いってことになっています。
これは急な坂とゆるい坂の差によって起こると思ってください。ともかくネジはなぜトルクがかかるか、また、それをなぜ保持しているのかってのはフライホイールのバランス取り並に面倒な話のなので、いちバイク屋としては使えればいいや!で使っています。
で、
右からボルトを刺すとすると
ナット + 平ワッシャー + 部品 + 平ワッシャー + スプリングワッシャー + ボルト
これでいいです。こうやって使っています。
で、どんな時にワッシャーを使うかですが、ほぼ確実に入るんであれば使います。これは母材、バイクの部品ですね、にボルト・ナットがくっつくか無いようにと、ナットとかのちっさい面積だけでネジの受け皿にするのはきつい場面が多いので、なるべく使います。
んじゃ使わない場所は?となると、ネジ等が短くてワッシャーが入らないとかです。
ちと長くなりましたが、参考にしてください。