リンカートM74Bについて
お世話になります。以前、リンカートM35に関することで質問したコチです。バイクは47FLです。その後、M35からM74Bに交換しました。M74Bは元々状態の良いものをさらに修理ショップにてオーバーホールし、油面、スロットルシャフトのガタなどしっかりと直してある個体になります。
交換してセッティングを出して乗っているのですが、スローが濃いのか数百キロほど乗った後とかでも、ストップ&ゴーや遅い車の後ろでのダラダラペースの後に、くすぶって不調になります。症状はキャブへの吹き替えし、火花の弱さからくるであろうギクシャク感、パワーが出てなく、気持ちよくふけない感じです。また、スロットルワークなど扱いにくくなります。その時は、なんかエンジンノイズもガシャガシャ大きく聞こえます。アフターファイヤは出なくて、吹き返しが出ます。直後のプラグはやはり中心電極まで黒くすすけています。
スローを絞るとましにはなりますが、そうすると、だいたい決まった速度域(トップギアで45マイル~50マイルぐらい、サードギアで40マイル~45マイルぐらい)でガス欠みたいな症状の後、吹き返しが起こり(1発です)すぐにまた走り出します。これは出たり出なかったりします。ただ、スローを薄い方に絞ると出やすくなります。
もしかして、スローとハイとの境目とかあって、薄いのかな?と思い、ハイを開けていくと少しましな気がしますが、やはり頻度は少なくなっても起こります。また、休憩し(20分ぐらいかな)その後に走り始めた時なんかよく起こる気がします。この時もプラグはすすけています。
これらの症状が出始めたのは交換してからなので、まちがいなくキャブだと思うのですが、セッティングが出ていないとすると、どのように出せばよろしいでしょうか?自分はスローを走れるとこまで絞り込んで、しばらく走って、ここかなって位置で合わせ、その後、高速道路でハイを合わせ、あとはぼちぼち様子を見ながら前述したように合わせてました。でも、どうしてもこのような症状から出ることができません。
M35よりぜんぜんM74Bの方がこの症状以外は調子よく扱いやすいので、このまま使いたいです。
あと、進角を一番遅くしたときに、プスッっと言って吹き返し止まってしまいます。普通はトコトコとアイドリングするもんだと思うのですが、これはやはりセッティングが出てないでしょうか?いちお、スローを薄い方に絞るとトコトコと言ってます。ただ、薄すぎかなぁって思うんです。
以前の質問で管理人さんから、ハイスピードから合わせるのがコツと伺ったと思うのですが、それは具体的にはどういうことでしょうか?
長文になりましたが、アドバイスよろしくお願いします。
お久しぶりです。
74Bにしたんですねー。部品も多いしなにより乗り味も気に入っているようなので、良いことです。
で、まず
ハイスピードから合わせるのがコツと伺ったと思うのですが、それは具体的にはどういうことでしょうか?
この部分は74Bについては無視でいいです。確かスローとハイスピードが経路的に分かれているので、普通のキャブのようにまずはスローを調整します。
74Bで質問にあります症状だと原因として2種類考えらます。
手当たりしだいにやっても大変なんで、まずちょっと試乗方法を変更しましょう。
- まずプラグを新品にする。セッティングってか修理が終わるまでに何本か使う覚悟をしてください。
- プラグを交換したら適当に乗ってエンジンを温めた後にアイドリングでスローの調整をいつもどおりに行う。ハイスピードは無視しておきましょう
- 調整後もう一度乗る。この時にインナースロットルだと大変だと思うんですが、アクセル開度に注意してください。アイドリング時は②で合わせているので適正な燃調になっていると思います。ここから走り出す時にほんの部分的に燃料が異常に濃くなる部分があるかどうか確認してください。走り出す時に微妙にアクセルを開けると思いますが、大体そのへんの開度です。走行中も何度かそのへんの微妙な開度に入れてみてどうなるかテストです。
こんな感じでほんのちょっとのアクセル開度で燃調が極端に変わるかどうかの確認してみましょう。
これで極端に燃調が変わるようであれば、スロットルバルブまわり、そうじゃなければジェットまわりが怪しいって感じになると思います。
てことで試乗してみましょう!
こんばんは。お久しぶりです。回答ありがとうございます。今日、乗る時間があったので、35キロぐらい走りました。回答を読む前だったから、アドバイスのとおりにはできなかったです。
やはり先日スローを薄い方に絞ったせいか、走ってても薄い気がしました。パワーない感じです。なので、スローは元の位置(ここがベストと思ってた位置)に戻し、ハイスピードも濃い方に開けてたけど、セッティング前の位置に戻しました。
(高速道路でハイスピードが効いていると思ってたけど、実はあまり効いてなかったかもしれません。50マイルぐらいならスローの可能性が高そうです。先日、高速道路を走ったら、ハイスピードを開けてるにもかかわらず、プラグが焼けました。カーボンを焼ききった感じです。スローを絞ってたから、なんかこれが原因かなと。スローを絞る前は、まぁまぁ黒かったんで。)
今はとりあえず元に戻った感じです。これで、試運転終盤に新品プラグに変えて家まで帰りました。だいたい10キロ弱ですが、あきらかに気持ちよく走れました。しかし、家に着いたらプラグは煤けてました。
また、熱価5で乗ってましたが、手持ちが4しかなく、今は4です。僕のはフラットヘッドパワー(スウェーデン製)に替えてあるんで、Bプラグが使えます。1年ほどチャンピオンのRN12YCで乗ってて、熱価5だと思ってたら、NGKに聞いたところ、NGKだと4との回答でした。なので、4でもいいのかなぁと思いまして。今はBP4ESです。
スローですが、今日濃い方、薄い方と試しましたが、濃い方に3ノッチぐらい開けたら少しアイドリングで黒煙が出てきます。アイドリングも下がり、なんとなく調子悪そうな感じです。
薄い方には7ノッチぐらいで回転がかなり上がりますが、実走行ではかなり薄いと感じました。プラグに煤も付かないぐらいです。
ちなみに、スローニードルは、全閉からたった半回転強しか開いてないです。ただ、開けはじめから、回転が低い→上がり高くなる→また下がる→黒煙が出始める、とはっきりと分かります。
アクセルの開度ですが、けっこう気にしながら乗ってたんで、現状は特に極端に濃くなるみたいな感じはありません。
むしろM74Bにして乗りやすくなったぐらいです。
今日のところはこんな結果でした。よろしくお願いします。
感じからすると、スローの燃調をアイドリングで合わせると走行時に薄くなるって感じでしょうか?
これだと下についているジェットサイズを大きくしてもいいかもしれません。
35キロ走る気になれる程度の不調であれば、まずはセッティングになるのかなと思います。
で、ハイスピードが効くのは体感的にですが、アクセル開度1/4以上な感じです。これだと普通に高速道路で走る場合だと加速中ぐらいしか開かない大きさだと思います。
これは下道でも同様なので、ハイスピードは概ね加速中に効くものだとおもってください。この辺の構造的な差があるので、M35と74ではセッティングの際に考えを変える必要があります。
こんにちは。
まさにその状態です。ジェットですか。今はM74B正規の#19が付いてます。ジェットには詳しくないのですが、いくつか種類があるんですか?リンカート用が社外品から出てますか?
だいぶ昔にも当時持ってたM74Bを付けたことがあって、ためしにM35みたいにジェット穴を塞いだら、40マイルあたりからスカスカでそれ以上吹けずに回転も上がらなかったです。
中速度あたりから効いてくるのかなと思ってました。
ハイスピードの件わかりました。ひとまず無視でいきます。
また、40マイル~45マイルあたりから、カバッっと全開ぐらいアクセルを開けてみたら、吹き返しや息継ぎはなく、緩やかに加速しだす感じでした。なので、ハイスピードは薄くはないかな、と思ってます。
私もメインジェットなんて高速域オンリーだろと思ってずっと無視していたのですが、変えたら何故か劇的に低速が安定した事があります。
ジェットですがが、数は少ないものの今でも販売していたはずです。V-TWINのカタログに品番と品名だけでこそっと載っていたと思います。
あと、やっぱり気になるので、一度キャブ外してスロットルバルブの調整をしてみてください。
リンカート不調の大体がこのスロットルバルブまわりから起きます。
全閉調整はもちろんな事、スロー通路の出方や、バルブの向き等以外と見るべきところが多いんですよ。
しっかりリビルトされているものっぽいので大丈夫かもしれませんが、一応確認してください。
ありがとうございます。カタログ見てみます。
スロットル辺りですが、取り付け前に確認したところ、ディスクがキャブ内壁に当たらないギリギリでスロットル全閉で、かつアイドリングスクリューを閉めてアイドリング調整したんで、取り付け時よりはディスクが開いた位置のはずです。全開にもなり、そこでストップします。
また、キャブ内壁にある鍵穴みたいなスロー系のガソリンが出てくる穴ですかね、その穴の真ん中辺りにディスクが全閉時には来てる感じです。
ディスクはキャブ内壁に合わせて単品制作されてます。
もちろん、上下のガタもありません。
取り付け時にはここは確認しました。
「全閉調整はもちろんな事、スロー通路の出方や、バルブの向き等」
↑は具体的には自分が確認した感じでいいのでしょうか?
また、前に管理人様からアドバイスいただいた、銅メッシュのエアクリーナーフィルターを外して走る件ですが、キャブ交換の前にM35で試しました。
短距離でしたが、なんかエンジンが軽く回って吹け上がりも軽くなった気がしました。キャブセッティングは外す前と同じです。
ただ、ゴミが入ってエンジンに悪いかなと思って、すぐにまた取り付けました。こんな感じでした。
エアクリーナフィルターの影響もあったりしますか?
フィルターは上記の理由で付けていたいんですが、銅メッシュ以外にK&NのJスロットに合うリプレイス品を見つけたので、こっちの方がいいかなぁと思ってみたり。品番はE-2470でした。
スロットルディスクは特注品なんですね。これなら問題ないと思います。
「全閉調整はもちろんな事、スロー通路の出方や、バルブの向き等」
↑は具体的には自分が確認した感じでいいのでしょうか?
そうです。ともかく全閉にした時にきっちりスロットルが閉じるかどうかがポイントです。全開は…正直なんでもいいと思ってますw
てことは…あとはエアクリーナーですね。一度外してのってみてください。
ナックルなんで大丈夫だと思いますが、あのタワシは駄目です。PANとかだと本気で駄目なんでやっぱり外して乗りたいところです。
K&Nに確かにリプレイスありますが、やっぱり燃えるのが怖いんですよね。
ともかく一度外してのってみてください。激変する可能性大です。
こんばんは。お世話になります。
スロットル周りは良いという判断で、今日乗ってきました。一日時間あったから200キロほどツーリングしがてら様子みました。
銅メッシュのエアフィルターを朝一のコールドスタートから外して行きました。
道中で自動車専用道路も含め、80キロほど走ったところ、感想は外して乗ったほうが調子良く感じました。言葉にしたら、なんかこう、スルスルっと回るというか、モワッっとした感じがないというか、そんなんです。
プラグ焼けは外す前と変わらずに黒かったです。でも、ギクシャク感や失火、吹き返しとかはほとんどなかったです。
で、ツーリング途中で再度エアフィルターを取り付けて走ったら、やっぱり調子が変わり、ギクシャク感、軽く失火がありました。スルスルと回る感じも、感じ方が薄くなりました。
やっぱり取り外した方が、エンジン、キャブに合ってるのかもしれませんね。
現状でできることは、
1 .エアフィルターを取り外して乗るようにする。
2.アドバイスを頂いた、ジェットを替えてみる。(今は持ってないから無理ですが)
になります。
取り外して乗ると良かったですが、やはりエンジンへの影響が気になります。やはり、寿命が短くなったりしますか?
キャブに小さなカバー(ファンネル?ベロシティ?って言うのかな)のハーレーも沢山走ってるみたいですし、さほど気にすることでもないでしょうか?
30年代のナックルとかはフィルター無さそうですが、そもそもなんで純正で採用されてるかとか気になります。能力を落としても、チリ等から守るためとか?
あと、キャブ内部が見える状態で始動し、アクセルを開け閉めしてみました。
ゆっくり開けたら見た感じはメインノズルから出てませんが、クイッっとラフに開けたら、メインノズルからビシャーっとガソリンが噴射され(加速ポンプみたいに沢山噴射されてるように見えます。)、ディスクにビチャビチャって付きました。
なんか加速ポンプみたいですが、こんなもんでしょうか?
アクセル開度は1/6ぐらいです。
大丈夫とは思っていたけど、油面が高いのかとか思ってみたり。
あと、今日、ハイスピードをけっこう開けました。と言うのも、自動車専用道路で長い上り坂をトップギアで50マイル~55マイルで走ってたら、エンジンからポコポコ、パコパコ言って吹けなくて、なんかガスが足らないみたいになり、スローダウンしていきました。
なので、プラグチェックしたら、カーボンをわりと焼ききってたから、薄いと判断し、スローは触らずハイスピードを開けました。
そしたらやっぱりパワーが出て、60マイル近くまでわりと余裕で回って、気持ち良いフィーリングになりました。
その後のプラグ焼けは黒かったです。
なので、ハイスピードは全閉から約2回転ほど開けになってます。
いつも長文ですみません。よろしくお願いします。
リンカートの場合は基本的にフィルター外ちゃってます。もしくはあのフィルターを毟って半分ぐらいまで量を減らす作戦です。セッティングとかはフィルターが無い前程で話していました。
採用された理由はもちろんエンジンに異物を吸い込むのを防ぐためです。現代でも内燃機には必ずついているものなので、当時の道路事情などを考えると現代よりも必要度が高かったんだろうと想像が付きます。
ただし、思考に性能が追いついていないいい例だと思います。
ナックルってかリンカート純正のエアクリーナーって他のキャブから見るとかなり薄いと思いますが、この薄さだとどう考えても容量不足なんですよ。あの大きさのを例えばバタフライあたりにつけて、きっちりエアクリーナーつけたとしたら恐らく同じような症状がでると思います。
排気量と性能に容量があっていない。ここにあのタワシを突っ込むもんだから当然空気が足りなくなります。
てことで外すか毟って半分程度まで減らすことをお勧めします。K&Nとかの社外品もあんまりおすすめしません。吹き返しまくって速攻でボロボロになるか燃えるとどっちかなんで危ないし、もったいないってのがあります。
寿命は厳密に言えばゴミをそのまま吸う可能性があるので短くなるのでしょうが、フィルター無しでも平気で3万キロとか10年以上走っているお客さんもいますから、そんなに気にしなくても大丈夫だと思います。
てか普段はしっていてもそれほどゴミとか砂を感じる場面って無いと思います。
もっと細かいゴミは気になるところですが、あのタワシでゴミが取れるかどうか・・・ってところです。
ゆっくり開けたら見た感じはメインノズルから出てませんが、クイッっとラフに開けたら、メインノズルからビシャーっとガソリンが噴射され(加速ポンプみたいに沢山噴射されてるように見えます。)、ディスクにビチャビチャって付きました。
なんか加速ポンプみたいですが、こんなもんでしょうか?
正常です。どのキャブもそうですが、アクセルの急開にはメインノズル部分が必ず対応します。リンカートの場合はベンチュリー系が小さいので結構な頻度でメインノズルからガソリンがでます。
ハイスピードはガンガン煽ってください。74Bであればやりたい放題です。スローに影響はないとおもってくださだい。
個人的にはほとんどセッティングもせず、適当に開けといて気に食わなかったらその都度いじるって感じです。
これはスローにも言えますが、リンカートってあのネジ2つをいじりながら乗るのが前程です。
でも74Bはそれでも頻度が落ちるって感じ。恐らく気にいった感じになればハイスピードはほとんど触らなくると思います。
こんばんは。回答ありがとうございます。
なるほどですね。なんか知れば知るほど、分からないことに気付くって感じです。
エアクリーナーフィルターは外して乗ってみます。細かいチリはたしかにあのメッシュでは微妙ですね。大きなゴミが入らないように、メッシュを二巻きぐらいして乗るのも試してみます。北海道とかだと、普通にアブだのハチだの入ってたことあるんで。バイクは違うのだったんですが。二巻きぐらいならいいかなと。だめなら取ったらいいし。
ハイスピードはあれで正常なんですね。安心しました。普段、あんなふうに中を見ないから、ビックリしました。
せっかくキャブも変えたし、走りを楽しみながらどんどん乗ってみます。ありがとうございました。
あとすいません。話題が変わるのですが、今は12vにしてて、ダイナコイルを使ってます。そのコイルの取り付け部(ボルト二本を通すとこ)と本体の境目あたりにクラックが入りました。とりあえず外して予備を付けましたが、この際に純正レプリカのスクエアコイルを使ってみたいと思います。
しかし、あれってすぐにパンクする噂ばかり聞いてて、なかなか手を出せずにいます。金額も高いし。
純正レプリカのスクエアコイルでも良い製品はあるのでしょうか?
W&Wのホームページでは何オームとか記載があったように思うのですが、もしかしたら、ポイント点火用の5オームではないとか?
また、使用にあたり、ちゃんと使えるような使用方法などありますか?