パンヘッド インナースロットルのあそびについて
管理人様
はじめまして、いつも拝見させて頂いております。
55年以降のパンヘッド(ハイドラ)の純正インナースロットルの件で質問させて下さい。
ハンドルは純正、グリップも純正で、スパイラルはキャブ側はプッシュ、アドバンス側はプルです。
困っているのはキャブ(リンカート)側なのですが、どうやっても適正(最低限)な"あそび"が取れず、発進の際のアクセルワークが猛烈にシビアで困り果てております。
ケーブルの取り回しは純正通りでアウターケーブルをメインチューブ下の補強の部分にあるタブに固定しています。
それでインナーワイヤーをリンカートの長いスロットルのステーのタイコに止めているのですが、どうやっても適正なあそびが取れません。
フレーム側でアウターを固定するポイントを変えてみたり、スロットルを少しひねってからインナーワイヤーをキャブに固定したりしましたが、ほぼ変わらず。
あれこれやってみたのですがどうにも上手くいかずです。
ちなみに、キャブのタイコにワイヤーを固定していない状態でスロットルを捻ると、ワイヤーはスルスル動きます。
リンカートのバタフライシャフトもスルスル動きます。
現状のあそび(あそびと言えない程度ですが)は、アクセルを捻る(プッシュ)する際のほんの若干のインナーとアウターのたわみ+リンカートのスロットルステーが動き出す際のタイコのガタ分のみで、ほぼあそびなし。といったところです。
灯台下暗しなのかもしれませんが万策尽き果てており、調整方法や原因なとご指南、ご指摘頂ければ大変助かります。
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はじめまして
読んだ感じだとワイヤーの遊びっていうかあれですね、リンカートによくあるタメが長くて唐突にアクセルが開くやつですね。
これはインナーワイヤーがアウターに引っかかる、もしくはインナーに合わせてアウターワイヤーもたわんでしまい、一定の力が掛かった時にそれが元に戻る=一気にアクセルが開くって感じの動きをします。
これは確かに直すのがめんどくさいです。まずはインナーとアウターのワイヤー本体のチェック。
インナーは変な曲がりがないか?アウターの中身に出っ張りやどっかに挟んで潰れて通路が狭くなっていないか?できればハンドルから外してチェックしてみましょう。長い間使っているものだとこの辺がおかしくなっていることが多いです。
あとはアウターワイヤーの出入り口のチェックです。
で、最後に
ケーブルの取り回しは純正通りでアウターケーブルをメインチューブ下の補強の部分にあるタブに固定しています。
ここです。ここからキャブまでのアウターワイヤーの長さがてきせいかどうかで結構変わってきます。最初に書きましたが、なんだかんだでここでアウターが一緒に動く事が多い。
ともかくこの3点を見直せば必ず直ります。
ちなみに所謂ワイヤーの遊びをピアノ線インナースロットルに持たせようとすると、アイドリングが下がらないとかのトラブルになりますんで、各部のゆるーいクリアランスが自然に作るガタを遊びとして受け入れましょう。
こんなところかな?
ご回答ありがとうございます。
なるほど、各部のゆるいバランスの賜物なのですね。
インナーワイヤーがアウターに引っかかる、もしくはインナーに合わせてアウターワイヤーもたわんでしまい、一定の力が掛かった時にそれが元に戻る=一気にアクセルが開くって感じの動きをします。
私のはこの感じは全くなく、逆にスルスル動くのですが、アウターは純正(インナーは曲がりがあり症状が同じだった為新品に交換)で古いものなので、実は内部で抵抗や引っ掛かりがある、
もしくはアウター内径とインナーの太さの相性など、何らかの要因の一つなのかも…。と思い出しました。
アウターのフレーム固定部分からキャブのタイコまでのフリーになっている部分、仰る通りワイヤーの動きに釣られて動きます。
ここが長すぎるのも要因かもしれませんね。
ハンドルごと外して今一度諸々確認しつつ、アウター/インナーケーブルをセット新品交換も考えてみます。
アウターのフレーム固定部分からキャブのタイコまでのフリーになっている部分、仰る通りワイヤーの動きに釣られて動きます。
これです。これが厄介なんですわ。
あまりのアウターの長さとかどのへんでクランプするかとか取り回しとか色々見直してください。
場合によってはアウターを切ることもありますので、組んだ状態でワイヤーの動きをよく観察することで多分修理可能です。頑張ってみてください
アドバイスありがとうございます。
何があそびとして適正なのか分からず、あーでもないこーでもないと袋小路に入ってしまっていたので、おかげさまで光が見えてきました。
純正インナースロットル+リンカートの構成でいきたいので、この状況から抜け出すべく指南頂いた点を今一度見直してみます。
遅くなるかもしれませんが、また結果をご報告致します。
お世話になります。
ハンドルを外してからスロットル周りを全バラして清掃、確認してみました。
グリップのスパイラル周りは問題なしだったのでケーブルへ。
アウターからインナーを抜き取り確認してみました。
するとなんだかアウターを曲げた時のテンションが違う為確認してみると、アウターケーブルの内径がキャブ側とアドバンス側で見た目ですぐ分かる程全然違っていました。
アドバンス側のアウターの内径は太く、インナーワイヤーと適度な隙間がありましたが、キャブ側のアウターは内径がかなり小さく(アウターケーブルを構成する巻線が太いせいで内径が小さい)、インナーワイヤーとの隙間がほとんどなく、所謂、ガタがない状態でした。
もしかして原因はこれでは?と、別途キャブ側のアウターを用意して交換、御指南頂いた事を念頭に固定する部分や長さ等見直したところ、なんとか適度のあそびが確保出来ました。
アウターの外径はキャブ側、アドバンス側共に同じだったので同じものだと思っていたのですが、まさか内径が大幅に違うとは…。
アドバイス通り全バラして正解でした。
調整後まだ走行させていませんが、おかげさまで発進時の猛烈なシビアさは解消されそうです。
やはり適度なガタ(余裕)は必要ですね(人間も含む)
ありがとうございます。
とりあえずよかったですね。
なんでアウターの内径が違うのかはわかりませんが、古いものだとそんな事があっても不思議じゃありません。
ともかく色々やってみてわからない場合はよく考え、それでもわからない場合はばらしていしまうのが修理の一番の近道です。
急がば回れってやつです。
以上、適当すぎてガタガタな管理人でした