ハーレーEVO 1995 停車時の回転数急上昇の怪
95年製EVOソフテイルです。ノーマルベースでマフラーScreamin Eagle(トルクコーン有), S&Sエアクリ、CVキャブ(HSR42から最近換装)、点火ダイナSですが、ご見解いただきたい症状があります。
最近赤信号等での減速、ニュートラル停車した際に、3〜4割くらいの確率で、変に回転数が上がり(というか下がらない)、ドコッドコから、ドドドドドドとなり、ハンドルもブルブルと振動する狼狽えてしまう症状です。シフトダウン時も妙に前に押し出される感覚があり減速がスムーズではないです。操作指示は減速なのに車体は継続走行しようとしているかのように。
信号が変わり、1速に入れ、クラッチレバー離すとブルブルは元に戻るのですが、このシフト踏み込み時に、きまって足裏に高速で回転する何かの軽めのガラガラッという衝撃があります。恐る恐る踏み込むと、このガラガラッがより顕著に感じられます。
普段ソフト目にリアブレーキを使いながら、ギアを落としていき停車するのですが、色々操作を調整してみる中で(これまでそんな試行錯誤は不要でしたが)、無駄にしっかり目にリアブレーキを踏み込むと、この回転数急上昇ブルブル、1速入魂時ガラガラが起きにくい気がします。
スロットルワイヤ、アイドルワイヤの調整かとも思いましたが、少し遊びがあるくらいで、特に問題はなさそうで、燃料供給を見直す一環で試しにキャブを負圧燃料コックと相性が良くないと聞いているHSR42から古巣CV40に戻しましたが症状は同じです。(HSR42はアイドル君みたいのがついていたので、ブルブル時はアイドル君で少し下げて戻すと一時的に治っていたがCVは装備していない)
因みに関連性は分かりませんが、CVにしてからは、始動性も悪くなり冷間時スタートでは、エンリッチナー、アクセルポンプありでも、3回目(1回目セル回るだけ、2回目かかって直ぐ止まる、更に間隔おいて3回目)でのお目覚め。
何卒アドバイスいただきたく、宜しくお願い致します!
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すいませんでしたー
昨日面白そうな症状と書きましたが、面白いのは大羊の文章だった・・・
えーっと、まずアイドリングの上昇です。キャブ交換前からってことなので極端なエア吸いなどではなく、ダイナSってことなのでガバナのスプリングがヘタって来たるんじゃないかと思います。
このスプリングがヘタってくると低回転でもガバナが閉じなくなり点火時期が早いままになります。んで、コレだとアイドリングが上がり、エンジンの振動の出方も遅角時とは違うので、ハンドルがぶるぶるーってなります。
停車時の挙動が影響することもあります。停車直前までクラッチを繋いだ状態で回転を下げさせればガバナもなんとか閉じて点火時期が遅くなる=回転も低くなるってのがあると思います。
んで、次に1速入魂時(なんだよ・・・この言葉)のガラガラです。
これはソフトタッチで出やすいとのことですが、これは1速のシフターギヤが1速ギヤに中途半端に当たっているときの音じゃないかと思います。基本どのミッションでもなりえますが、クラッチがしっかり切れてればまぁなりません。
エンジン回転数がガバナ不良により上昇している時に、おそらくあんまり切れが良くないクラッチのせいで派手にミッション内のギヤが回っているんでしょう。そのおかげで入魂不良が起きているんじゃないかと。
クラッチについては調整と言うより清掃したほうがいいのかもしれませんが、まずは適当に調整をしてみましょう。
最後にCVの始動不良。
基本的にCVキャブは始動性、安定性についてはハーレー用キャブの中でもトップクラスの優等生です。
が!ノーマル状態だとスローが極端に薄いという欠点があります。このスローは始動性にも直結しますので、今現在何番のスローが入っているかが勝負の分かれ目です。
また、ノーマル状態だとアイドルミクスチャーがアルミの蓋で封印されています。もしこの状態だったら始動性、ってか冷間時の始動からのアイドリングはかなり厳しいでしょう。
なんせ、ノーマルのユーザーズマニュアルには
冷えている間はチョーク引いたままのってね!
なんて書いて有るほどめっちゃ薄いのがエボノーマルCVです。この辺をちょっと見直してみればいいキャブだと思いますよ