キャブレターとレギュラー、ハイオク
こんばんは。ハーレーのナックルやパンに使われているリンカートキャブレターですが、フィーリングや熱の持ち方、燃費などを気にしながら、いい所でセッティングを出して、数百キロほど乗りました。
プラグの焼けはフロントが中心電極付近でカーボンを焼ききっていて、あとは黒く煤けていました。リアは全体的に薄く黒く煤けていました。
ところが最近ツーリングの終盤で、フィーリングは良いんですがかなり熱を持ってきて、「あれ、おかしいな」と思って、帰宅後にプラグを見たら、フロントが「これは薄すぎだろ」ってぐらい白く焼けてました。リアは黒く薄く煤けていましたが、以前よりは焼ける方になってました。
直後の走り方は流れ良いバイパスを70キロ前後で走ってたんで、熱持つ状況ではなかったです。アクセルは開けたり加速したりしてました。一定巡航ではないです。
なにかこんなに極端にセッティングがいきなり変化する事や原因はありますか?
また、いままでハイオクを入れてたんですが、レギュラーならどうかなと思って、レギュラーガソリンで走ってました。これも原因になりうるでしょうか?(距離にして200キロぐらい)
車種は1947FL、エンジンはノーマル。
よろしくお願いします。
おはようございますになってしまって申し訳ないです。
リンカートのセッティングの突然の狂いって感じでしょうか?
えっと、読んだ感じだとセッティングがおかしくなって走行不能になるほどでもなく、大きな発熱とプラグのやけ不良だけど、前後の焼け比率が変わっていないって感じでしょうか?
まずリンカートだと突如セッティングというより調子ががくっと落ちたりものすごく燃料が濃くなったりなんてトラブルは結構有ったりします。
これは構造的ってかふるさから来ることが多いです。スロットル回りの減りとかなんかそんなので、突如猛烈に調子が変わるやつもいます。また、種類があまりにも多い上に、これもまた古さから来る話なんでですが、色々な年式の部品が混じってくんで有って、これが悪さをすることもあります。
でもこのへんが原因だと明らかにおかしいとすぐに気がつくので、キャブの異常とかでは無いと思います。
あとはガソリンですが、この辺にもちょっと書きましたがレギュラーとハイオクの違いはあくまでも対ノック性能なので、燃焼自体にはほぼ関係ないと言えると思います。
なんで、ガソリンの違いによる燃調の差は今は考えなくてもいいんじゃないかと思います。
てことで考えられる原因は、純粋にセッティングの狂いだとおもます。
1947年のKnuckleってことで、純正であれば付いているキャブはM35とかM38?でしたっけ?この辺がついていると思うんですが、後期のリンカートM74Bと比べるとロースピードもハイスピードの両ニードルともセッテングが環境変化によってガンガン変わるって特徴?があります。
また、74Bと違いどっちが先に計量していたか忘れましたがどっちがのニードルが先にガソリンを計量して、その後にかたっぽのニードルがガソリンを計量するって特徴があるんで、面倒なことにお互いのニードルがお互いを計量しあうというめんどくさい構造となっていたはずです。
このおかげで、当時のリンカートをベストなセッティングで乗るのは割と至難の技だったりします。
もう毎日、どころか乗るたびに両ニードルの調整です。これは古いリンカートには必要な作業になります。
もし74Bがついているのであれば、ここまで頻繁なニードルの調整は必要無いんですけど、やっぱり普通のキャブに比べるといじりますねー。なんだかんだで1週間に一回ぐらいはついつい触るイメージです。
ともかくリンカートはガンガンセッティングが変わる切ないキャブだと思って乗れば大丈夫です。メインジェットの交換までは必要ないともいますが、ニードル類を再調整してみてください。
こんにちは。回答ありがとうございます。そうですね。そこまで今までと変わらず、走るには走るが、いつもより熱を持って、かなりフロントプラグが焼けた状態でした。
自分のはM35が付いていて、たしかに日によってや季節によって変わります。調子が悪くというか、フィーリングが変わります。スルスル回ってたエンジンが、ゴツゴツした感じになったり、トルク感が薄くなったり、なんかメカノイズが増えたり大きくなったようなとかです。
ただ、プラグが死んだり、失火が酷いとかはなく、たぶん日頃乗ってる自分しかわからないかも?って具合です。
M35はジェットが無く、イモネジで蓋がしてあります。見たところ、フロートからのガソリンはハイスピードニードルからしか流れ口がありません。やはり、仰るようにロースピードニードルもハイスピードの影響を受けると自分も思ってました。
こういうキャブレターってことで付き合っていくものでしょうか?
いちお、薄いのは怖いんで、ロースピードニードルを濃い目にはしておきました。
あと、ロースピードニードのセッティングですが、クルクル回して、回転が下がるところから開けていき、また下がるところが来たら、その間で一番回転が高い位置にするのが基本と思ってました。
ただ、その間も半回転ぐらい幅があったり(その間は回転が変わらず)、これもまた季節、外気温でも下がる位置が変わってきます。
ロースピードニードルのセッティングでなにかコツみたいなものはありますか?
プラグが失火せず、フィーリングや燃費がいい感じのところで合わせてますが、プラグが白く焼けちゃうとやはり不安になってしまいました。
僕のバイクはフロントヘッドがリアヘッドより温度は低いです。でも、プラグは焼けます。リアの方が高いから、リアが焼けそうですが。そんなに気にするものではないでしょうか?
レーザー温度計で計りました。
よろしくお願いします。
M35ってメインジェットついてなかったですか。
リンカートも種類がたくさんあって、ほんとに間違い探しみたいな感じで覚えていなかった…申し訳ない。
で、日によってフィーリングが変わるってのですが、まさにそれが面倒な部分でエンジンとか外気温でセッティングがゴソゴソ変わっているんですよ。しかもほとんど気温なんて変わっていないだろって日でも何故か調子が変わるっていう…面倒なキャブです。
74B以前のリンカートはみんなこんなイメージです。74Bもたいがいですが、それでもハーレーについていた最終型リンカートですので、幾分マシです。
ロースピードニードルのセッティングもやり方自体はだいたい書かれている通りです。
コツってかはハイスピードニードルの位置を決めてからロースピードニードルをセットするっぐらいだと思います。
これがまたつながっているもんで、影響をもろに受けるんですよ…。でもハイスピードの方はロースピードに比べると割とざっくりしたセッティング、1/4回転とか1/2回転程度の範囲で調整していた記憶があるので、思いきって走りながら色々まわしてください。多分ですが、2回転以上開くと思います。
そっちが気が済んだらロースピードニードルです。確かに半回転ぐらいは回してもアイドリングとかに症状は出ませんが、1ノッチ(玉が入っていて回すたびにカチカチいうと思いますが、あの1カチカチをかってこう読んでいます。)でも確実にセッティングは変化しています。プラグが白くなるのは確かに気分が悪いので、そうならない程度に気持ち濃い目にしておけばOKだと思いますよ。
前後の温度差ですが、ハーレーの場合ほとんどがフロントが冷えていてプラグは白くなります。
これはフロントほうが点火のタイミングや圧縮なんかで有利な点が多いから、というよりリヤバンクがフロントよりも適当に制御されているせいで、フロントと比較すると適正な燃焼条件が与えら得ていないために起こります。
燃焼条件もいいし、前側にあるし障害物も無いからリアと比較するとよく冷えるしって感じでハーレーのエンジン、EVOまでですかねそんな感じの症状になるので正常だとおもってください。
ただし前後があまりにも違うとなると別問題です。基本ですがフロント気筒のエア吸いやRバンクの圧縮抜け等いろんなことを疑わないとダメになってきちゃいますけど、質問の内容を見る限り大丈夫じゃないかなーとかってに感じていました
こんばんは。そうなんです。M35はなかったです。やはりリンカートってそうなんですね。なんか、あまり細かいことは気にせずに乗った方が楽しめるかもですね。明らかに調子が悪いとダメですが、自分のはちゃんと走ってくれるし。
M74Bも持ってるので、いずれ使ってみはます。
ロースピードニードルのセッティングは、ハイスピードニードルのセッティングを決めてからっていう手順ですか。知らなかったなです。ハイスピードニードルの位置で、ロースピードニードルのセッティング位置も変化してしまうんですね。
ハイスピードニードルは、以前、思いきって回してみました。そしたら、出だしからギクシャクしてまともに走れなかったです。出だしからそんな影響がでるんで、アイドリング~中速はロースピードニードルの範囲などと言われてますが、ハイスピードニードル自体がか、その影響でロースピードニードルに影響が出たかかは分からなかったですが、少なくとも影響が大きいんですね。勉強になりました。
今日、100キロぐらい乗ってきたら、フロントはいい感じに煤が付いて、濃くなったせいか、走りもトルクが増えた気がしました。もしかしたら、気がつかない感じにだんだんと薄くなってきていたのかもしれません。
エンジン温度もそういう理由なんですね~。じゃあ、自分のバイクは正常だと思います。
リンカートキャブレターのセッティング、ハイスピードニードルから出していくとなると、また1からですが、チャレンジしてみようと思います。
今回、初めて質問させてもらいましたが、回答していただきありがとうございました。また何かあったら質問するかもしれませんが、よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします
ともかくリンカートは現代のキャブと比べればめんどくさいのは間違い無いです。これは純粋な年式だとおもってください。
燃費悪いしめんどくさいから別のキャブつけたろ!
ってのも気分転換にいいですよ。せっかくのKnuckleなんで色々たのしんでみてください。