パンヘッド間違い探し--2--

パンヘッドのエンジン変化

パンヘッド第二弾はエンジン編にしてみる。
第一弾はここから
頑張って記憶を弄って書いていってみるよ。恐らくそんなに長くならないと思う。思いたい。
ちなみに一番上に貼ってある写真もすでに間違いが1個ある。気がついた?

基本的にはパンヘッドそのものはショベルやEVOのように大きな変化は無い。
ショベルの場合は70年にアーリースタイルからコーンショベルに変更されているし、EVOもフライホイールからブロバイの仕組みまで変更と割と大きめなモデルチェンジを受けているが、パンの場合は仕組みを大きく変えるような変更は見られなかった。

あえて言えば1953年に排気量を1200CCに統一したことぐらい(めちゃくちゃでかい変更だろ)だろうか?

でもね、ほんとに細々といやらしい変更を繰り返しているんですわ。その辺を部位に分けて説明してみよう。

パンヘッド間違い探し--エンジン編--

ヘッド

腰上って感じでも良かったんだけど、ヘッド周りが一番変化が大きいので別項目で。

まずブルブは全年式共通。ガイドも変化ない。でももしかしたらスプリングだけはこそっと変更があったような気がする。
パンカバーは…形は変わってないが、材質の変化はあったって話。これが社外品かどうかわからないけど、個人的には過去にアルミとステンレス、後は鉄の3種類のパンカバーを見たことがある。

あとはインテークの仕組みの変化

1948年から54年まではナックルから使っていたでっかいネジをメキメキ締めて硬い真鍮をつぶしてインマニをシールするって方法だったんだけど、これがまた盛大にエアを吸うもんでやっと廃止、55年からショベルの78年までと全く同じOリングを使う仕様となった。

ちなみに現在はこのものすごく硬い真鍮の代わりに使える品物もあるので、初期パンやナックルでもエア吸いの苦労からだいぶ開放されている。

このインテーク変更に合わせてかどうかわからないけど、フィンの形状も全体的に大きくなる。このおかげでショベルと違いパンはひと目で大体のヘッドの年式がわかるようになった。

また初期型のヘッドに比べイメージではあるが、固くなったような雰囲気だ。

更に後半の1964年だったかな?ヘッドをまたまた変更、シリンダーからヘッド内部を通っていたロッカー周り潤滑用オイルのラインを外にだし、当時問題になっていた(らしい)オーバーヒート問題に対応した。

こんな感じでパンのヘッドは3種類ある。
んで、このパンヘッド、古いってのもあるけど大きな問題点としてアメリカなどでインテークポートが派手に加工されている物が多くてこれやられるとバルブシートの圧入しろが少なくなって最悪走行中にバルブシートが落ちるというとんでもないトラブルを招くことがある。

また、あくまで感覚だけど鋳物自体の強度もショベルなんかよりは低く柔らかい感じ。その上で行きのオイルラインや帰りのライン、極端なインテークポート加工による肉薄化などで基本的に圧倒的に強度が足りない感じがする。
こんな有様なんで、各オイルラインから外部までヒビが入ってそこからオイルがにじむなどのトラブルも沢山あるので中古を買う際は注意しよう。

こんなパンヘッドだが、現在では社外品で完全なフルレプリカが販売されている。
こいつがまた見事なもんで、管理人でもしげしげと眺めないと純正かどうか判断が難しいほどのいい感じでレプリカになっているので、破損やオイル漏れに苦労しているよならいっそこれらの社外品に交換してしまうのもいい方法だろう。

シリンダーとリフター

シリンダーはマジで変化あったんだろうか?排気量が変わった時にあったのかもしれないが、個人的に全部同じだと思っているが、多分どっかで一回ほど変化している。

リフターはちょこちょこマイナーチェンジをした。
まず初期の1948年から何年までかはわからないが、初期のリフターブロックはアルミ製だった。当然めちゃくちゃ減ったんだろう。多分だけど翌年49年には現行の鉄となっている。
管理人はこのアルミリフターがついている車両を見た事があるんだが、ものすげーガバガバクリアランスになっていたのは言うまでも無い。

んで、53年からショベルと同様の油圧ユニットが装備されたためオイルラインが追加される。これ以降、追加の変更はほとんど無くパンヘッド全年式は当然のこと、ショベルの1974年まで使い続けるのであった。

ついでに油圧ユニットの話を。
53年からショベルと同じ油圧ユニットを使って~ってことだけど、それ以前はソリッドだったのかと言うと違う。
48年から52年まではプッシュロッドの途中にユニットみたいなのが配置され降りてくるオイルでプッシュロッドを調整しようという実に野心的な構造をしていた。

結果は採用年数の短さをみても明らかである。それほど良好ではなかったのであろう。
このようにハーレー社はこのプッシュロッド調整から如何にユーザーを開放するかが非常に大事だったってのがこの辺の部品推移を見ても感じてもらえるだろう。


なんか長くなりそうなんで、今回はここまで!


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