スパークプラグ にもの申す

良く聞かれるシリーズ プラグ編

回答、質問のところでプラグのご質問があって、一応回答は書いたんですが、なんかもの足りないのでこっちのほうで補足というか追加というかでプラグの事を書いて起きます。

他の点火系なんかはこの辺が参考になると思う。

プラグの種類、メーカー

プラグが何をしているかは今更なんであえて書かないけど、簡単に言ってしまえばコイルが作った高電圧を使って空気中に火花を飛ばすのが仕事だ。

現在日本で普通に流通していて手に入りやすいメーカーはNGKCHAMPION、そしてデンソーの3社だろう。
だが、この3社当然といえば当然なんであるが、プラグの種類を示す品番的なものがまさに三者三様であり、実にめんどくさい。

良く聞くプラグのサイズや熱価(後述)を示す「BPR4ES」とかの表記はNGKの品番であり、同じ内容だとしてもメーカーが変わると表記内容がガラッと変わる。
これをCHAMPIONの品番にすれば「RN12YC」となりデンソーであれば「W16EPR-U」と、調べてみるとあまりの互換性のなさに笑いが出てしまうレベルだなこれ。
で、個人的にCHAMPIONとデンソーにはなじみがないし、みんなもたぶんそうだろうってことで、やっぱりNGKを元に話を進めます。

ちなみに品番の互換表は各メーカーサイトにあるけど、CHAMPIONだけはないんで注意しましょう。英語だしね。

品番の説明

細かい内容はNGKのサイトに詳しく乗ってますんで、簡略で説明します
まず、ハーレーの場合、ナックルがAサイズ、パンからエボまでがB、それ以降がCサイズのプラグを使っている。
ショベルの場合、1975年頃エンジンの変更に伴い、同じBサイズでもプラグのネジが長いものに変更されている。このネジの長さを表しているのが「BPR4ES」で言えば後ろから2番目の「E」になる。
実はNGKの場合、この先頭の「B」と末尾から2番目の「E」でしかプラグのサイズを表していないので、緊急で適当なプラグを入れなければならない時はこの二つがあってりゃ使えるんで覚えておこう。

抵抗入り、無し

品番の頭から3つめに「R」が入っていると抵抗入り、レジスタータイプのプラグということになる。

このRってなんだ?抵抗?そんなもんいるか!抵抗なんてつけーねーでもっとダイレクトに電気流せや!

と思う方が続出するのは電気部品に対して抵抗って名前を入れてしまったのが原因だと思う。

そしてこの抵抗がさもプラグの性能に関係しているかのようなまことしやかなな嘘が流れ、管理人のお店でも何度もこの抵抗については聞かれたが、このプラグの抵抗は性能や点火系のシステムなどの関係で入れる入れないを決めるものではないと断言する。

断言である。基本あいまいな事を言って人を煙に巻くのが信条の管理人が断言できる。
そもそもこの抵抗入り、プラグが発生する電磁波を除去するためにいれられた。
なんで電磁波を除去するかって言うと、車やバイクに摘んでいる制御系コンピュータの誤作動防止やラジオへのノイズ、無線なんかへのノイズが問題になったらしいんだよね(昔っからバイク屋やってた人談)
で、なんとかしなきゃならんってなって抵抗入れる流れになったとかならなかったとか昔きいた。
こんな感じで性能には一切影響がない部分でなんでみんな安心してバンバン抵抗入りを使いましょう。

熱価

これも一体なんだんだって感じでよく聞かれる。
NGKの場合は数値が小さいとあまり冷えず、数値がでかいと(確か最大で10だったような)よーく冷える型となっている。
この冷える冷えないって何だんだって言うと、中の電極が刺さっているガイシ部分がヘッドに接触する面積が増えるってだけで冷え型とそうじゃないのが変わる。つまりまぁ当たり前なんだけどヘッド部分の温度以下には絶対に冷えないんでその辺は注意ってか考えの中にとどめておいてほしい。

この熱価はなんのためにあるかって言うと先端の電極が高温で溶けないためである。
ならなんでもいいからよく冷えればいいんじゃないの?と思うだろうが、プラグはここがめんどくさく、あまりにもヘッドと同じ温度だと燃焼室での未燃ガスやカーボンなんかがくっつくってかのこっちゃってすぐ汚くなるんだよね。なんである程度熱いに越したことは無いので、この熱価というヘッドより高温にしておくって考え方が必要になってくる。

キャブ車の場合だと、このプラグの焼けを見てセッティングの可否を決めたりすることがあると思うけど、熱価が変わると焼け方もガラッと変わるんであくまでもプラグの焼けはセッティングの参考程度と考えておこう。

何番のプラグを入れるかは4から6番程度のやつを適当に選んでおけばいいと思う。ただしプラグをセッティングの参考にするのであれば常に同一条件にしておくのが好ましいんで、自分のバイクはこの熱価!と決めておいたほうがコンディションを継続して確認するには有利なんでそれも覚えておこう。

※2019.6.2追記※

種類

プラグも色々種類がある(白金とかイリジウムとかV…なんちゃらとか)んだけど、ハーレーの場合はどれがいいんだと聞かれたのでココに追記。

TC88以降はわからないが、EVO以前については間違いなくそのプラグメーカーで売っている一番スタンダードな安いものが一番です。ってか他の高級プラグ入れると速攻でだめになったり、かぶったりと高級品はハーレーには合わないのでやめておこう。

ただしミルウォーキー8ぐらいになると燃焼条件がだいぶよくなっているので、もしかしたら高級プラグがいいのかもしれない。そのうち実験できる…と思う。

※追記終わり※

かぶるってなんだ?

管理人にとってかぶるとはプラグがガソリンやオイルなどエンジン内部に存在する液体にのって濡れてしまい、火花を散らせなくなった状態の事であり、一大事出ある。でもプラグは乾かせば復活する。

プラグの電極部分が燃調があっていなかったり、チョーク引きすぎたりして真っ黒な煤に覆われている状態はすすけてるといっている。

んで、この両方の状態でもないのに全く調子がでなくなったプラグは死んだプラグといっている。

このプラグの突然死現象はセッティングの最中によく見られる事から原因は極端な燃焼状態の悪さだと思っているが、正確な死因はよくわかっていない。しかも本当に突然ダメになり、そこからは何をやっても(磨いたりあぶったりいろいろ)復活しないのでプラグの突然死と呼んでいる。
そしてたちの悪いことに死んだプラグは外見から判断できないという罠を仕込んだまま旅立つ。

逆にこの突然死はキャブのセッティングがしっかり出ていればほとんど見られないんでプラグをしょっちゅう交換している方は一度エンジンの燃焼状態を疑って見よう。

ツーことで今回はここまで。
次回はショベルの続きじゃなくて、キックとかエンジン始動の際の儀式について書いておこうとおもう。


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