ヘッドガスケットが抜ける原因とは?
ショベルを購入して間もない頃のお話になるのですが、リアエンジンのヘッドガスケットが抜けた経験があります。涼しい秋に納車して冬の2月頃だったと思います。走行距離は累計でOH後1200kmだったと思います。
未だに原因不明で気になっている事なのですが、ヘッドガスケットが抜けてしまう症状というのは、どういった事が原因として考えられますでしょうか?素人ながら熱に弱いと思うのですが、夏を経験せずにガスケットが抜けた思い出です。その後にもリアエンジンの排気バルブが曲がっていた故障も経験しています。こちらも、どういった事が原因として考えられるものでしょうか?
面白い事に排気バルブ曲がりを経験した際には自覚症状がなかったためか、1年以上も排気バルブが曲がった状態のまま乗ってました(笑)今にしてみればおかしな話なのですが、2~3回に1回はエンジンが一向に掛からない症状がちょくちょくあったのですが、当時はこんなものなのかと気にしていなかったです。ようやく冬に入ってから、圧縮はある、火は出る、ガソリンはきてるのに何時間も連続してキックして掛からない事になってバルブ曲がりと判明しました。
よろしくお願いいたします。
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ヘッドガスケットが抜ける原因ですか
完全な推測になりますが、ヘッドガスケットは常に高い圧力にさらされいます。圧縮や爆発によるものですね。
これらの恐らくエンジン内で発生する一番高い圧力を逃さないために構造は特別なものが多く、現在の主流はメタル系ガスケットですね。
んで、こんな圧力を受けているんでほんのちょっとの緩みや歪が一点に発生するとそこから堤防が決壊するがごとく圧縮がぬけてくるんだと思います。
実際に抜けたエンジンを見てみるとヘッドボルトがゆるんでいたり、シリンダーやヘッドがかなり歪んでいたりと必ずこれかなと思われる部分があります。
この抜けたままで走ってると燃焼による熱でヘッドが溶けたりすることもあるので、ガスケット抜けたら速攻で止まって走るのは禁止です。
どーしても走らなければならない場合は抜けたヘッドのプラグを抜いて、もう1個の健全なヘッドだけで走りましょう。
あと、夏場でも冬でもですが、オーバーヒートしてしまえば季節は関係ありません。夏はオーバーヒートしやすいって事で、外気の温度が10度20度変化した程度ではガスケットの性能に影響を与えることはほぼ無いとおもってください。もし性能に影響を与えるのであればそれは外気温が高いせいでエンジンが冷えなくなり、オーバーヒートしてしまったということです。非常に危険な状態ですので、こうならないように27度以下の時間を選んで乗りましょう。
後排気バルブの曲がりですね。
これも見たことあります。原因としてはプッシュロッド調整の不備やバルブスプリングの破損、ロッカーアーム部分の潤滑問題など、かなり大きなダメージが原因でバルブにダメージが逝ったイメージです。
総じて走行不能になったので、よく覚えています。
バルブが曲がるほどのエンジンの状態だとほんとに走行不能、若しくはかなりの音が出たりと、結構症状的に派手なんでもし気が付かないで乗れるレベルだともしかしたら最初から曲がっていたバルブがついていたんじゃなかと思います。
実は結構不良品が多い部品です。割と微妙な曲がりはこの不良品たちで結構見てるんで、恐らくこれじゃなかったのかと思います。