確かに早いタイミングでのシフトＵＰは一般的には機械に優しいと

言われてますがハーレーの様なE/Gは正に真逆でクランクに

大きくダメージを与えますね。

まぁ速度 回転数　ギヤ比が合っていない状態で俗言うカーノックと

言うノッキングですね。

ハーレーは高トルク　ロングストロークE/Gなのでその様な状況でも

力強く走ってしまいますがそのロングストロークが仇でクランク大端部

に衝撃を与えてしまいます。

簡単な話移動量が多いいのでそれで発生する衝撃も大きいとの解釈ですね。

普段良くお客さんにお話しするのはその様な状況で走り続けるのは

ピストン等がクランクビックエンド部を叩いている様な物だよって

説明しています。

なんで管理人さんの言う通りご自身が思っているシフトタイミングより

もう１テンポ伸ばして１速１速を使いきって走って下さいって言ったりします。

因みにコレは焼き付いたショベルのコンロッドです。

（何で金メッキなんかはただの洒落ですので無視して下さい（笑））

バラした時もこの形で焼き付き固着していました。

この状況を読みますと１番力の強いＦピストンが上死点付近から大きく

大端部に衝撃を与えた時に焼き付いたのではと思います。

他でもビックエンドのトラブルはＦロッドがやられてるのを多く見ますね。

次にコレがその中にいるB/Gのアルミケージです。

本当はこのケージの端面もフラットなんですが旋盤で削ったかの様に

段付きになってるのも見ます。

これは縦に衝撃を喰らったB/Gは逃げ場が無くなり横に動くのだと思います。

そうするとカシメているフライホイールワッシャーと共に削れ合い

最悪ケージが破損してビックエンドが焼き付くのだろうと思っています。

まぁここまでも行かないにせよその様な状況を続けますと必ずビックエンドを

攻撃し続けるので気持ち引っ張った走りが良しとされます。

燃費の話には全く触れていないのは御免弁下さい。