安物オイルと優秀なオイル
最近、交換頻度が高ければレブテックの安物でも十分とショベル乗りの方の記事を見かけます。 価格に比例して高いオイルが優秀なのは分かるのですが、
レブテックやドラッグの安物オイルは、そんなにだめなものなのでしょうか? スペクトロと比べてレブテック等の安物オイルの実際の所は、十分なものでしょうか? 管理人様や経験者様で実験された方がいらっしゃいましたら、ご意見をお聞きしたいです。 よろしくお願します。
管理人 公開するステータスを変更しました 2020年4月23日
以前のhandlyさんの回答にもありましたが、レブテックなどのオイルってそんなに安くないんですよ。
ただ、販売先がたくさんあってかつ分かりやすいものなんで薄利多売が横行しているってのが現状です。
現在はわかりませんが、ひと昔前のオイル性能指数であるAPIでもそれなりのグレードとなっています。
現在ではバイクに入れてまずいオイルって車用の添加物ゴリゴリのオイル以外ないんじゃないかなぁ。
でもハーレーはクラッチとミッションが別体になっているんで、こんなオイルでも使える…かもです。
管理人 さんが回答 2019年4月20日
『売り手』『使い手』『買い手』の立場からそれぞれの観点が異なるので一概に良い悪いは言えないです。 外食チェーンレストランに『何を求めているか?』と似ている気がします。
価格? 満腹感? 雰囲気? 体にいい物? 話を戻して、、、前回のオイルに関しての質問で返答を記載しましたが、
レブテックもドラッグのオイルもHD純正オイルも価格に大差ないです。
社外のオイルを入れてもハーレーの保証対象外になる事は無いです。
言ってみれば、
『経済的に無理のない一番厚い層をターゲットにした一般的なオイル』です。 日本でのレブテックの実勢価格は『安物』と言われるくらいの価格帯で売られています。
オープン価格なので販売店の考え方で値段設定をしています。
実際にその価格帯と商品の性能がマッチしているかは疑問ですが『買い手』にとってはお財布に優しいですよね。
ただ一方では、使い手の店側にとっては利益は出せないのでどうせ売るなら利幅の大きいオイルを進めたいという考え方もあります。逆もあるので価格だけで判断するのは危険だと思います。 オイル選びで悩んでいるのであれば、愛車の面倒を見て貰っているお店が奨めるオイルを使うのが一番です。
ハーレーと言っても様々なモデルがあり、年式、目的、乗り方、そしてお店の考え方が異なります。
真摯にハーレーに取り組んでいるプロショップの多くは本当に多くのオイルを実際に使用し体感し貴重な経験を持っています。同じ銘柄のオイルでも良いと言うショップもあれば、ダメと言うショップもあって然りです。信頼できるショップから納得できる使用理由が得られれば良いかと思います。
handly さんが回答 2019年4月19日
オイル探しの旅いいですね~
自身にあったオイルが見つかるといいですね! んで、シングル50ですが確かに寒いと猛烈に硬い…ほとんど水飴じゃね?ってぐらい硬い。
これぐらい硬いと確かに冷間時の始動に影響するかもしれません。
シングル50や他の硬いオイルに言える事ですが、オイルは硬いほど温まりづらく冷えづらいんです。
またショベルの場合は所詮空冷エンジンなんで、走らないとオイルもエンジンも冷えません。例えオイルクーラーがついていてもこれは一緒です。
夏場に120度まで油温があがったとの事ですが、外気温は何度ぐらいでした?
ショベルの場合普通に走行しててまともに冷えるかなって外気温が大体28度前後、PANだと安心して乗れる温度は23度前後といった所でしょうか?
感覚的な問題なんで、正解ではないと思いますが試乗なんかする時はこの温度帯以外ではしません…てかできない。怖くて(笑)
科学合成と言えどこの走らないと冷えないってのと、硬さによって冷えやすい、温まりづらいの関係はくずれないです。
以前にトッポジョージさんが書いていた通り過酷な環境下で性能を発揮し続けるかどうかが最大のポイントです。
つまり油温そのものは多少の前後は有るにすれ、走行環境と外気温に思いっきり依存するって事を覚えておいてください。 つーことでスプリンガーさんの長いオイル探しの旅は続くのであった…
管理人 さんが回答 2019年4月24日
逆です。
バイク的、というよりエンジン的には短距離(10キロとか)程度をちょこちょこ乗るって結構負担だったりします。
これはエンジンを止めて停車していると油膜が切れてしまい、始動の一発目のオイルが回りきらない瞬間に多少いろんなところが摩耗するってイメージです。
見てわかるものじゃ無いんですけど、超長距離をオーバーホール無しで乗り続けているバイクってその殆どがロングツーリングメインとか毎日20キロ以上乗るとかそんな使い方される方のバイクにおおいんです。
逆に短距離を重ねる方だとあっという間にオイルの上げ下げが起きてしまったりってケースが多いんです。
わかりやすい例だと、ツインカムの初期型のカムチェーンテンショナーですね。
初期型(2006年までだったか)はカムチェーンのテンショナーが結構きついスプリングでスライダーを押し付けるタイプで常にテンションが掛かっているものでした。
このため摩耗が激しく定期的に交換するような部品でしたが、同年式、同一車種で片方は実に9万キロもこのテンショナーがもち、もう片方は1.5万キロで交換ってケースがありました。
この差は先に書いた乗り方による違いがありました。運や製品誤差なんかもあるとは思いますが、これだけの差がそれだけ出るとは考えづらいところです。 ショベルとかでも同様の傾向が見られるので、短距離をちょこちょこ乗るような機会が多いようであれば、この油膜切れ的な症状の緩和のためになおさら良いオイルをおすすめします。
管理人 さんが回答 2019年4月18日
なんという模範解答…
管理人的にはオイルは財布と相談だと思いますよ。
オイルについてはほぼ完璧に価格=性能です。 レブテックなどの安いオイルなんか絶対使わないってお店もありますし、管理人個人としては安好物オイル入れたとしても即壊れる物でも無いし、十分選択肢に入ると思います。 ただし、夏や長距離、または短距離を繰り返毎日乗るような過酷な環境下での使用が多いんであれば良いオイルが絶対良いですよ。
これは露骨にバイクの寿命として現れるはずです。
管理人 さんが回答 2019年4月18日
良い悪いと言うと弊害が起きそうなので控えますが
オイルの性能は負荷がかかった時の持ちだと思います。
以前オイル選びをするのに実験をした事があります。
オイルをビーカーに入れて同じ状況で炙ってみました。
良いオイルは沸点に達しても小さな泡が続く状況で後者のオイルは一気に溢れて
しまいました。
結果後者のオイルはその時点で成分が完全に壊れたと言う事です。
また入れ比べをして走行テストした事もあります。
無論車両 コース ゲージ等同じ状況での比較測定です。
油圧の違いは目に見えてわかりました。
オイルの性能はジワジワと蓄積されて効果に現れると思います。
結果良いオイルを使いたいと言う思いです。
トッポジョージMC さんが回答 2019年4月18日
夏場に油温120度になった日は猛暑だったので35度以上あったかもしれません(笑)
シングル50や他の硬いオイルに言える事ですが、オイルは硬いほど温まりづらく冷えづらいんです。勉強になります! 色々と試してみます。 ありがとうございました。
スプリンガーサカザキ(90年代) さんが回答 2019年4月24日
スペクトロを入れておけば不満はなかったのですが、それでも一度だけ油温が120度になった事があったため、納得はいきませんでした。 それ以外にも乗り始めた頃にショベルにはシングル50と決めつけられていて素直に従っていたのですが、冬になったらエンジンが全然掛からない経験がありました。 試しに化学合成油のレッドラインをいれて真夏に同じ条件で実験してみたら油温が90度前後で安定していたので驚きました。それから化学合成油の優秀さに気づいてもう少し安いオイルで良いものはないものか?と探していて現在に至ります(笑)
スプリンガーサカザキ(90年代) さんが回答 2019年4月24日
またまた丁寧にご回答ありがとうございます!
薄利多売が横行しているってのが現状です。なるほど、上記の言葉で良く分かりました。 また昔と今では事情も異なっていて実際は良いオイルになっていたりもするかもしれないですね。 一ショベルにはマルチを入れるな!といったように誤った情報だけが先行している感じがして気になって仕方ありませんので、これはちょっと試してみるしかないですね。 化学合成油だけは渋滞にはまっても本当に熱ダレすることがないくらいに優秀でした。
スプリンガーサカザキ(90年代) さんが回答 2019年4月20日