ダイナSの火花が飛ぶ領域(点火調整)
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えーっと
のところにもちょろっとかいたんですが、確かにキック使って何回かクランキングして重くなる所でもかかりやすい場所とそうじゃ無い場所があります。
コレをからキックしながら出しています。足に伝わる感覚が違うんですね。
ここを出してイグニッションをONにしてそこからキックスタートって感じでやるとたしかによくエンジンが掛かります。
んじゃそこはなんなんだっていうと…
正直今まで確認した事が無いんです。 リアかフロントの上死点近くだとは思うんですがそれがどっちかまでは確認していません。 個人的にはフロントの上死点なのかなと思っていました。 これはEVO以前のハーレーの点火のタイミングって基本フロントバンクでしか取らないんですよ。 ポイントにしろダイナSにしろEVO純正のピックアップローターにしろ全てフロントバンクで点火を取ってリアはそれぞれの仕組み、例えばポイントであればヒール部分、ダイナSであれば磁石、ピックアップローターで有れば切り欠きといった塩梅であくまでのフロントが基準でリアのタイミングはそれを作ったメーカーや製品の制度でバンバン変わるという特性があります。 またこれまた説明が難しいのですが、圧縮ストローク時はフロントのほうがピストンスピードが早い…らしい。 これ、理屈はわかるんですがきっちり図面ひいて確認していないんで絶対ではないです、が!理屈的にはまぁ合う話なんでありえると思っています。 このおかげでフロントバンクのほうがキック程度のスピードであれば圧縮に有利ってのもあります。 なんでキックなんてクソシビアな条件でかかるなら正確にタイミング出したフロントだろ…と勝手に思ってました。 で、これも記憶なんですがRの点火マークってフライホイールにあったっけ?って感じです。年式によってあるのかな… BTDC(何度だったかは覚えてない)、フロント上死点、と高年式になるとRの上死点マークがあったぐらいだと思います。 つまり点火のマークはフロントのBTDCしかなかったはず。ちょっと記憶に自信無いけど。 で、どこでキックを踏むのが正しいのか、というよりどこでキックが踏めます? 管理人は圧縮によってキックレバーが止まった所から以外ではキックを踏み降ろす事ができません。 どこで踏むっていうよりこの止まった所が絶対の基準です。 恐らく普通の体格とパワーの人であればこれは絶対だと思います。 このキックが重くなって人が乗ってもレバーが降りない場所、恐らくですが上死点前の更に点火のタイミング前なのでしょう。ただしバイクのコンディションによって位置は変わるはずです。 なんせ圧縮によってキックが重くなっているんですから、圧縮が抜けかけたエンジンとパリッとしているエンジンではそれなりの差が有るでしょう。 て、ことはフライホイールのマークというよりピストンの位置自体は絶対の基準がなくて非常に曖昧なものだと思ってください。 意味が有るとすれば先程書いたフロントかリアのどっちかって所でしょう。 軽くまとめます。- キックを踏める場所は決まっていて、それは圧縮でピストンが止まる所
- 上記のピストンが止まる所はバイクのコンディションによって大きく左右される
- これらの理由によりフライホイールのマークでの位置は意味を持たず、かかりやすく重くなる場所はフロントかリアのどっちかという感じで考えていい
- フロントは点火タイミングをしっかり取れて、リアはおまけ
- 上記理由と圧縮時のピストンスピードの優位性から管理人は勝手にフロントがかかりやすいと思っていた
え~、只今何件かのバイク屋さんを巻き込み混乱状態です。
皆様の意見を集約し答えがで次第またまとめて書き込みたいと思いますが、管理人も含めてみんないろんな考え方をしててまとまる要素が全然ない状態です…
今しばらくお待ち下さい。
概ね予想は管理人さんの予想で合っている感じがしますね!
F点火狙いで有ろうとR狙いで有ろうと角気筒の点火タイミング狙うと
反対側の排気上死点前でキック始めると僅か半回転位内のクランキングで
必ず狙い側の点火時期は通かします。
これは感覚的になりますが何台か俺ココで踏むって所で止めてピストン位置
確認したら大体この付近にいます。
F狙いでもR狙いでも同じだと思います。
これってキックの感覚解っている人って多少の前後はあると思いますが
必然的にこの位置に来るのではと思ってきました。
んでスプリンガーさんの↓
1工程で、すぐに圧縮を感じて重たくなる位置(重たくなる位置が短い)
と
さらに、もう1工程加えてから圧縮を感じて重たくなる位置(重たくなる位置が少し長い)の
2パターンがあると思うのですが、これも以前から疑問に思ってました。
これ面白いですね!
F狙いR狙いどちらが理想ってのは抜きの話ですが。。
パターン1(重くなる位置が短い)R点火狙い
∞R点火時~圧縮上死点までしか圧縮感じる所が無い=短い
逆に言うとこれをキック範囲:クランクの動き量(1/4)を考えて戻すと
粗下死点付近にRピストンは来ていますのでスタート位置には選びませんね。
んでパターン2も同様に写真の位置にピストンはいますが今度はF点火狙い
なのでRの時とは違いFピストンは大体下死点から半分位上った位置ですので
半分~点火時期~圧縮上死点まで(約1/4)程の間圧縮を感じる所がある=長い
で合ってる様な気がします。
コレはハーレーのクランク 点火 バルブタイミングの兼ね合いでこの
違いが出て来るのでしょうね。
今度自分の勉強も含めてディグリーホイール等使ってもう少し正確に
検証してみようと思います。
まぁ何時になるかは不明ですが時間見計らってやってみます。
回答が遅くなりました。
まず、キックでエンジンをかけるときにどこにピストンがあるとかかりやすいかが何故か話題の中心になっていたかと思います。
んで、出した結論としてはリアの点火手前で踏めばフロントが爆発していい感じになりそうだとって事で一旦終わりかとおもったんですが、これだとハーレーの爆発タイミングが致命的に抜けた話となってしまってました。
ハーレーはフロントが爆発した一回転後にリア、リアが爆発した一回転後(正確には一回転ではないんだけど、便宜上ここはこんな定義にしておきます)に爆発をします。
で、ハーレーのキックの場合どんなに上から踏み降ろした場合でもせいぜい1/2回転、通常ってか大体の人がかける場合のキックレバーが地面に対してほぼ水平ぐらいからの踏み降ろしの場合、おそらく1/3回転とかその程度しかクランキングしません。
これでは今までの結論である、リアの圧縮上死点から踏み込んでフロントが爆発するって言うのはありえないってことになります。
ならどこでキック踏むとかかり易いんだ!ってなりますが、正直絶対だって結論はまだでていません。
ただしあれからトッポジョージさんによるさらなる検証によりある程度の推論を立ててみました。
まずキックを踏んで圧縮でキックレバーが重くなるところ、これはフロントでもリアでも一緒で圧縮上死点前のピストンが下死点から半分程度進んだところで止まるみたいです。
つまりこの程度圧縮が進んだところで人間の足では下ろし難いほど圧縮の力は強いってことですね。
で、ここから…
- キックを通常通りに踏む
- 中途半端な圧縮で爆発
- エンジン始動
と、なりますが一発打っただけで次の爆発までの2回転はとてもじゃないが回りません。そこで次の気筒の爆発の出番となります。
フロントで打った場合であればリア、リアならフロントです。
ただし、この次の気筒なんですがハーレーのエンジンの構造上の理由でフロントで爆発した場合リアバングが爆発するまでにフライホイールは1回転以下、360度以下の回転で圧縮上死点となり爆発しますが、これがリアバンクで一発目のキック始動となった場合、フロントバンクが爆発するには360度以上、一回転以上フライホイールが回らないと爆発に至りません。
これと以前に書いたリアがキック始動に合わないネガティブ要素を上げると…
- リヤバングの点火タイミングはポイントやダイナSなどのデュアルファイヤの場合、フロントでタイミングをとったおまけとしてタイミングが決まる。つまりいい加減。
- これも構造上の理由によりリヤバンクは圧縮時のピストンスピードが遅いため圧縮がフロントに比べるとゆるい。これは圧縮ゲージや身近なところだろプラグの焼けなんかでも確認できる。
- よわよわキックのヨワヨワ爆発で次の爆発(フロント)に繋げなければならないが、構造上フロントの爆発につなげるまでに1回転以上フライホイールが回らないと届かない。
となります。
で、これららのネガティブ要素ってあくまでもフロントとの比較なんで裏を返せばフロントでのキック始動にはこれだけのメリットがあるってことです。
ってことで、フロントとリアどっちの圧縮でキック踏むとエンジンがかかりやすいかは現在のところフロントに軍配を上げておきます。
おいおい!お前らなにってんだ!って思ったそこのバイク屋さん!ぜひツッコミおまちしております!
管理人さん
リンク張って貰い有難う御座います。
また好き勝手書かいてしまいすみません。。
スプリンガーさん
今回改めて考える期会出来てこちらとしても良かったです。
この様なメカニズムは面白いですね。