4速、クラッチプッシュロッドと調整スクリューの削れ
いつも、ありがたく拝見させていただいております。
さて、そろそろまたメンドラ周辺のオイル漏れを直そうと思い、ネット徘徊で情報収集していたところ、以下のような記述を見かけました。
>プッシュロッドを2秒以上押し出していると削り始める
多分、信号待ちでローギアに入れたままクラッチを握っている状態が2秒以上続くと削りはじめる、
ということを言っていると思ったのですが、
エンジンが停止していない
==>
クラッチシェルは回転している
==>
クラッチが切れているので、クラッチハブは回転しない
==>
クラッチプレッシャープレートも回転しない
==>
調整スクリュー、プッシュロッドも回転しない
ということで、
車体が完全に停車した状態でクラッチを切っていれば削れるということはないが
半クラッチが数秒続くとビミョー、となるのでしょうか?
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きれいな作業風景ですな
写真だけ見るとたしかにエボ用のアレですね。
カバー干渉については未だに懐疑的ですが、コンペセレーター周りで異音がでるってのは稀によくある症状です。
マニュアル等に書いていないワッシャー類ですが、これもまたよく入っていますしいれることがあります。
というのもステーターローター交換で厚みがかわるなんてのはザラですし、コンペセレーターのヘタレで厚みを変えたりしたくなることがあるのです。
コンペセレーターリテーナーの中身は何枚ものバネが入っていいます。
このバネがある程度潰れた状態で反力を生み出し、リテーナーの3角の山でつたわるかな、これを押し付けてこれが車体にかかる不可とかショックが大きい場合、まぁ主にバックトルク急なエンブレとかですね、コンペセレーターの山がずれる事によりトルクの反動をソフトにしていなすという作業をしています。
このショックを吸収するときにコンペセレーターリテーナーの中のバネは縮みます。
これを繰り返しているとバネなので、潰れグセってのかなー、どんどん反力が弱まっていきいずれはコンペセレーターを押せなくなってきます。
これがコンペセレーターリテーナーの寿命で、こうなるとゴトゴトガタガタ異音が出たりします。
で、この状態になったらリテーナーの交換なんですが、なんかねー延命したくなるんですよ。
前々回ではってある写真にあるワッシャー類はこの手かと。
管理人の場合はコンペセレーターナットにワッシャーを入れる、ナット先端を短く削り更に閉まるようにするなどの方法で直すことがあります。
今回はワッシャーを外側に持ってきた=コンペせレターナットが短くなってバネが潰れるようになり異音が消えたってのが正解かとおもい・・・たい。
チェーンラインに付いてはガチでやるとプライマリー全部はずして仮組みとかでやらなきゃならないんで、ちょっと様子見ってことで…い
いろいろとお騒がせしてすいません。
ネットで情報を漁ったところ、ほぼこれか?というのが判明した気がします。
「コンペンセータ エボ ショベル」でグーグル検索するとアメーバブログで
コンペンセーター比較(ショベルヘッド&エボリューション)
というページがヒットしますが、
私の車体にはエボ用が使われていました。
今のところ写真がこれしかないのですが、比較ページの「カムベース」を見るとコイツはエボ用ですし
「カップとスライドカム」も記憶では間違いなくエボ用です。
また、「スプリングケース」がエボ用では薄くなっているのでこれの補強としてなのか、
最近のクラッチで使われているダイヤフラムスプリング状のパーツ(何かの流用?ワンオフ?)が「スプリングケース」の内側に入っています。
規定締め付けトルクの下限、110Nmとネジロックとで、今回はヨシとしたのですが、
結局、「ダイヤフラムスプリング状のパーツ」がきっちり圧縮?されずにいたために、
カバーと干渉したのだと思います。
以前は120~130Nmぐらいで締めたような気もしますし、、、
なので、上限の135Nmで締めると解決する気がしてきました。
また、作業終わりましたら、写真と一緒に顛末をお知らせします。
ありがとうございました。
いろいろとアドバイスありがとうございます。
あれから暇を見つけて、少しづつ
ミッションスプロケ裏のオイル漏れ対策、プライマリチェーンのアライメント調整
作業を行いました。
プラグを抜いて、セルを数秒回す、を数回繰り返したところ、
異音もなく、普通に回っているようだったので
プラグを戻してエンジン始動しました。
すると、プライマリケースあたりから、カンカンと音がしたので
数分アクセルをあおって、音の出どころを探って、エンジン停止して
プライマリケースを開けてみました。
このようにエンジンスプロケ周辺のカバー側が削れていました。
不思議なのはアライメント調整でスペーサーを5mm厚===>2mm厚に薄く変更したのにカバーと干渉するようになってしまったことです。
というわけで、カバーをガスケットなしで左右でどれだけ移動するかやってみました。
ノックピンがないこともあって1mmほど左右に動いてしまうのですが、
(下)写真のように思いっきり右に寄せてカバーを組付けました。
これでも、少々、当たっているような音がしてしまうのですが、
これはやはり。アライメント調整に失敗しているのでしょうか?
一応、プライメリーチェーン外側とケースインナー奥の壁との距離が
エンジン側、クラッチ側、とでほぼ同一(49mm)なのは簡易的ですが確認したのですが、、、
スペーサー交換前のエンジン側は52mmだったので、奥に移動して、カバーとは干渉しづらくなるはずなのですが、、、
とりあえず、エンジンとミッションがつながっていると音がしなくなるので、
30キロほど試走したところ、
クラッチの切れが良くなり、
エンブレ時の唸りも解消したようなので、
今度は中間あたりでカバーを組み付けてみて、
まだカバーと干渉するようなら、カバー側を少し削って対処しようと思います。
ありがとうございました。
確かに説明がアレ過ぎて分かりづらいと思うんですが、2秒とかはもうネットミームみたいなもんだと思っていただければ。そんなんで削れるぐらいならもう純正はこの世に残っていないのです…
それよりもスローアウトベアリングのマウント方法のほうが圧倒的に問題で、ここはクラッチ握れば握るほどいかれていくし、そもそもクラッチの力に耐える気が無い構造だったりします。
ここは考えすぎても乗りづらくなるだけなので、あんまり考えず正しい調整で乗ることを心がけるぐらいでいいと思いますよ。
んで、プライマリー周りの音とかそのへんですね。
まずオルタ交換でプライマリーチェーンラインがずれる等有ります。これ、確認がめんどくさいんですが、一度ちゃんと見たほうがいいかと思います。
他に怖いのがコンペセレーターナットがちゃんと締まらないとかそんなのですねー。異音が出ているということなので、この辺も見たいところ。
他にクラッチのキレが悪いってのでチェーンの張り過ぎを疑いたいところ。
唸り音ってことで実は張り過ぎが一番疑わしい。
張りをどのタイミングで確認しているかわかりませんが、一度あったまっている時に確認してみてください。
マニュアルとかには冷間時の時の張り調整時のチェーンのたわみ量が基準として書いてありますが、これはチェーンが片のびしておらず、かつスプロケが新品の時の超絶理想時の数値でしかありません。
こんなものは走行した後の車両に望めることもなく、マニュアル信じて調整するとだいたいパンパンになっちゃいます。
ともかく一度完全にあったまった状態でのプライマリーチェーン調整をおすすめします。
の完全にあったまっている状態で一番張る部分で真ん中つまんで1cmぐらい上下する程度の張りで充分です。
これで一度調整、その後冷間時との張りの差を確認して覚えておいてください。
多分ものすげーゆるゆるでびっくりするはずです。
ありがとうございます。
あまり理解できなかったのですが、
スローアウトベアリングがまともに機能していれば、あまり削れることもなさそうな気もしてきました。
私の車体はクラッチの切れが悪く完全に停車してしまうと、ニュートラルに入れるのが至難の業なので、赤信号停止する前にニュートラルに入れています。
なので、信号待ちでクラッチ握りぱなし、ということはないので
問題ないかなぁ、理解しておきます。
話し変わりますが、軽いエンブレでも唸るような音がしているのに気が付いて、プライマリチェーン張りすぎた?と考えたので、今度緩めにしてみようと色々ネットを漁ったりマニュアル眺めたりして、はたと気づきました。
オルターネーターキット交換作業後、音がするようになった?と。
結局、プライマリーチェーンアライメントが良くないから、クラッチの切れも悪かったり、唸るような音がしたりするんでしょうか。
マニュアルちゃんと読めば気がつくんでしょうが、オルターネーターキットにはなにも記述がなかったので、国内メーカーバイクのように何も考えずにポコポコ部品交換だけで済ませてしまいました。
スローアウトベアリングじゃなくて調整スクリューのほうか
まずプッシュロット自体は調整スクリューに触れていない場合は収められているメインシャフトの回転に依存してまわるか回らかになるのか。
対して押す側の調整スクリューは…これまたクラッチハブにくっついている=メインシャフトにくっついているから、えーっとこれ、実はギヤが入っている状態なら回転が完全に同期すんのか?
とかまぁ色々考えましたが、基本的はここがこすれるのってクラッチを切っている時、つまり操作する人間がクラッチ操作をしている時だけになります。
んで、クラッチを切ってプッシュロットを調整スクリューに押し付けている間は基本的に回転は同期するはずです。
つまりクラッチを切っているときは基本的にここはこすれないってことになります。
でもこれはあくまでも理論的な話で実際は削れるのは確かですよね。
4速クラッチの場合、基本構造が乾式クラッチなので、金属同士が接触する場所を潤滑する方法が基本有りません。
これがオープンプライマリーなら尚更です。
つまり触れた瞬間に削れます。2秒もいらん。触れれば削れる。
じゃ、なぜ結構日持ち(純正なら下手すりゃ何十年とそのまま使っているケースもあるよね?)といえば上に書いているように回転が同期して基本的にはこすれないから。
んじゃ湿式はというとそれはもうたっぷりと潤滑されているので、基本的は減りません。
ツー事で2秒はもりすぎで触れたら削れるでいいような気もします。
こんなのでどうでしょ?
プライマリーケースを開けてみました。
やっぱりエボ用でした。
チェーンを外そうとするとクラッチシェル内部のベリングがまたバラけてしまいそうだったので、
ここからパーツの順番を変えて135Nmで締めました。
エボになって薄くなったリテーバカバーを含めた写真を撮り忘れてしまったので、パーツの順番を示すのにこれしかないのですが、
写真、一番外側のナットと次のスペーサーっぽいワッシャーで
リテーナカバーを締め付けました。
カンカンと異音がしていた時は
馬鹿でかいナットを除いてすべてリテーナカバーの内側に入れていたのですが、
スペーサー(ワッシャー)がリテーナカバーの外に出たことで2mmほどリテーナカバーが引っ込むことになり
エンジン始動しても異音がなくなりました。
40375—70 SHAFT EXTENSION
こいつがショベル用とではベースの高さが6mmぐらい違うのに
ショベルマニュアル通りのやりかたでチェーンアライメントが合っているのか
ちょっと不安ですが、
試走で唸り音やクラッチの切れを観察すると、問題なさそうでした。
当面はこれで様子見します。ありがとうございました。